年子の育児は小さいうちはとにかく壮絶で大変!というイメージがありますが、実際どのくらい大変なのでしょうか。
年子のお子さんを育てている方や「早めに2人目を授かりたいけど年子で大丈夫だろうか」と気になっている方にお届けします。
現在すでに中学3年生と2年生になった兄妹のママHさん。
「下の子が生まれる前後から2歳前くらいまでの記憶がほとんどない感じです」と笑いますが、当時は本当に座るヒマもなくお世話に明け暮れていたといいます。
と楽しそうに話してくれましたが、相当ハードであったことがうかがえます。
現在、小学校5年生と4年生の男の子を育てているKさん。
休みの日も朝から部屋で2人で遊び、近くのグランドに出かけて野球をしている間、Kさんはゆったりお茶を飲んだり平日にたまった家事を片付けたりできるそうです。
実はKさんは、育児そのものよりも周囲の声がつらかったといいます。
周囲から年子で上の子がかわいそうと何度も言われると、何かあったとき、関係なくても無意識に「やっぱり……」と思ってしまうのかもしれません。
周囲の人は「かわいそう」ではなく「何か手伝うことがあれば言ってね」などポジティブな声がけを心がけたいですね。
現在小学校2年生と1年生のお子さんがいるNさんは「実際2回子育てしてはいるんですけど、自分の感覚では1回ですね」と話します。
本当のところ子育てにメリットもデメリットもなく、お子さんが1人だろうと何歳離れていようと大変なことも良いこともありますし、どんなに計画しても都合良く思い通りには進まないのが子育てだといえます。
とはいえ、これから年子育児が始まる方はやはり不安もあるかと思います。年子ならではの大変さや工夫・良かったことなど、先輩ママの体験談が参考になれば幸いです。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
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