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冷え性に効く市販薬は?冷えの原因や自宅でできる改善方法も解説

2022/08/26

「何をやっても手足が冷えて温まらない」「体が冷え切ってつらい」

冷え性(冷え症)になると、どんなに手足を温めても冷たい状態が続くのでつらいですよね。靴下を二重に履いてもクーラーの設定温度を上げてもとにかく体が冷えるという方は、冷え性の改善に効果がある市販薬を試してみるとよいでしょう。今回は、冷え性になる原因やおすすめの市販薬、簡単にできる改善方法などを紹介します。

冷え性になる原因とは?

冷え性になる原因はさまざまです。ある程度はどなたでも周りの気温に合わせて手足の先は冷えますが、慢性的に冷えている場合は何かしらの原因があると考えられます。

自立神経が乱れている

自律神経が乱れると、体温を調節する機能がうまく働きません。そのため、冷えを感じているのに体を温めることができず、手足が冷たい状態が長く続いてしまいます。クーラーの効いている部屋に長時間いたり、ストレスや不規則な生活習慣を続けたりすることが自律神経を乱れさせる原因です。

血行が悪くなっている

血液が手や足の先までうまく循環しなければ、それだけ冷えやすくなります。締め付けの強い衣服を着ていると血行が悪くなり冷えやすくなるので注意しましょう。

筋肉量が少ない

筋肉が少ないと、それだけ体が生み出す熱量が減るため冷えを感じやすくなります。男性よりも女性で冷え性の方が多いのは、筋肉量が違うためです。

ホルモンバランスが乱れている

女性は、妊娠や出産、月経や閉経などの影響でホルモンバランスが大きく変化します。女性ホルモンのバランスが乱れることで血行が悪くなることもあるため、このようなイベントがきっかけで冷え性になることがあるでしょう。

ストレス

ストレスは血管を収縮させるため、血行が悪くなる原因です。また、筋肉も緊張した状態になりやすく、血液の巡りが悪くなります。

喫煙

たばこに含まれている成分には、血管を収縮させるものがあります。そのため、喫煙をすると一時的に血行が悪くなり冷えを感じやすくなることがあるでしょう。

病気が原因で冷え性になることもある

冷え性の裏には、思わぬ病気が隠れていることもあります。日常生活に支障が出るほど冷えが強かったり、どのような対策をしても改善が見られなかったりするときは、医療機関を受診して検査を受けると安心です。原因がわかれば、適切な対処もできるようになります。

低血圧

低血圧に明確な診断基準はありませんが、一般に最高血圧が100mmHg以下になると低血圧と言われることが多いようです。血液を全身に送る力が弱いので、手足の先に冷えを感じやすくなります。

貧血

鉄が不足して起こる貧血は、すみずみまで酸素を届ける力が弱くなるため体が冷えやすくなる原因です。貧血になるとすぐに疲れたり、顔色が悪くなったりなどの症状が見られます。

甲状腺機能低下症

甲状腺は、新陳代謝や体温調整などに関わっている臓器です。この甲状腺の働きが低下すると、夏でも寒いと感じたり人よりも寒さに弱くなったりします。

閉塞性動脈硬化症

動脈硬化が起こり、動脈が狭くなることで血行が悪くなる病気です。とくに足先が冷えやすくなります。

レイノー病

原因はまだはっきりとわかっていませんが、動脈が収縮することで手足の先まで血が巡りづらくなる病気です。冷えとともに、指先の感覚がなくなったり痛みを感じたりすることがあります。

冷え性に効く市販薬3選

市販薬で冷え性の対策を行う場合は、漢方薬を使うことが一般的です。自分の体質に合うものを見つけることで、冷え性の改善が期待できます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は女性に使う三大処方の1つです。漢方では、全身に栄養素を送る血(けつ)が不足したり、巡りが悪くなったりすると体が冷えやすくなると考えられています。

当帰芍薬散は血の巡りをよくし、さらに体から余計な水分を取り除くことで冷えを解消するものです。比較的体力が低下しており、疲れやすい方に向いています。

〈代表的な商品〉
  • コッコアポ クラシエ当帰芍薬散錠
  • ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒
  • クラシエ当帰芍薬散錠

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

体を内側から温めることで、手足の冷えを改善する漢方薬です。冷えによる下腹部や腰の痛み、頭痛や立ちくらみなどにも用いられます。わずかな苦みと辛みがあるので、飲むのが苦手だと感じる方もいるかもしれません。

〈代表的な商品〉
  • クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス錠

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

のぼせる感じがあるのに、足だけ冷えやすいと感じる方に向いている漢方薬です。血流をよくし、水分の代謝を改善することで冷えを改善します。冷えのほかに、月経痛やめまい、月経過多などにも効果的です。比較的体力が充実している方に向いています。

〈代表的な商品〉
  • ツムラ漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒A
  • 「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス錠

薬を使わない冷え性の対策方法

冷え性は、薬を使わなくても日々の生活習慣を変えるだけで改善できることもあります。生活習慣病の改善により根本的な改善も期待できるため、毎日の生活に取り入れられそうなものがあればぜひ行ってみてください。

適正なBMIを保つ

冷え性の原因が痩せていることにあるケースも少なくありません。冷え性とそうでない方のBMIを調べたところ、冷え性がある方のほうがBMIの平均値が低かったという研究結果があるのです。BMI20未満になると冷え性になりやすくなるため、適正なBMIを保つように食生活を改善することも大切です。

入浴する習慣を作る

入浴するのとシャワーで済ませるのとでは、体の温まり具合が違います。ぬるめのお湯にゆっくりつかって体の芯までしっかり温めましょう。入浴剤を使うと、さらに体のポカポカ感を実感できます。無機塩類系の入浴剤は湯冷めしやすいのが気になる方に、炭酸ガス系の入浴剤は血行の悪さが気になる方におすすめです。

運動を行う

運動を行って筋肉量の低下を防ぎましょう。筋肉は熱を蓄えておく性質があるので、筋肉をつけることで体を冷えから守ることができます。

体を温める食材を摂る

食べ物は、体を温めるものと冷ますものとに大きくわけられます。黒糖やにんじん、ごぼうや味噌、肉や魚などは体を温める食べ物です。食べ物だけで冷え性を改善するのは難しいかもしれませんが、積極的に取り入れるようにしてみてください。また、朝食をしっかり食べることも体温を上げることにつながります。

マッサージを行う

マッサージを行うのも冷え性対策によいでしょう。血流を促進するため、皮膚の温度が上がり冷えの改善につながります。高齢の女性52名を対象とした試験では、足のマッサージを20分行うことで皮膚の温度が上がり、血流量も上がっていたという結果が出ました。

カイロや温熱シートを貼る

カイロや温熱シートを使うことで、冷えの改善が期待できます。女子大生を対象とした研究で、蒸気を発する温熱シートを首や腰などに貼ってもらったところ、冷えの改善が見られました。首や腰、お腹に貼るとより効果的に冷えを改善できるという結果が出ています。もちろん、冷えが気になる部分を直接温めるのも効果的です。

締め付けの強い衣服は避ける

締め付けの強い衣服を着ていると、血行が悪くなるため手や足先が冷えやすくなります。冷えが気になるときは着心地がゆったりしているものを選び、体に負担をかけないようにしましょう。

このような症状があったら医療機関を受診しよう

  • 夏場でも汗をかかず寒いと感じることが多い方
  • 全身にむくみが見られる方
  • 明らかに血色が悪い状態が続いている方
  • 倦怠感が続いている方

このような症状がある方は、ただの冷え性ではなく何か別の原因がある可能性があります。冷え性外来や内科などを受診して、冷えについて一度相談してみてください。

まとめ

冷え性は、自律神経の乱れや筋肉量の低下、ホルモンバランスの乱れなどによって起こるものです。もともと冷えやすい体質の方もいますが、なかには貧血や甲状腺機能低下症などの病気が原因で冷えやすくなっている方もいるため、症状が慢性化している方は医療機関で専門家に相談しましょう。

市販では、当帰芍薬散や桂枝茯苓丸などの漢方薬を使って冷え性の改善を目指していきます。入浴や運動、マッサージなどによっても冷えを改善できるので、日々の生活から冷え性改善を目指しましょう。

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 コラムニスト紹介

薬剤師ライター  岡本 妃香里 


薬剤師としてドラッグストアで働いていくなかで「このままではいけない」と日に日に強く思うようになっていきました。なぜなら「市販薬を正しく選べている方があまりに少なすぎる」と感じたからです。

「本当はもっと適した薬があるのに…」
「合う薬を選べれば、症状はきっと楽になるはずなのに…」

こんなことを思わずにはいられないくらい、CMやパッケージの印象だけで薬を選ばれている方がほとんどでした。

市販薬を買いに来られる方のなかには「病院に行くのが気まずいから市販薬で済ませたい」と思われている方もいるでしょう。かつての私もそうでした。親にも誰にも知られたくないから市販薬に頼る。でもどれを買ったらいいかわからない。

そんな方たちの助けになりたいと思い、WEBで情報を発信するようになりました。この症状にはどの市販薬がいいのか、どんな症状があったら病院に行くべきなのか、記事を通して少しでも参考にしていただけたら幸いです。

【経歴・資格・所属学会】
薬学部薬学科を卒業後、大手ドラッグストアで薬剤師として勤務。調剤やOTC医薬品を担当する。2018年にフリーランスとして独立し、現在は育児をしながら執筆業に専念。医薬品や健康食品、サプリメントから美容系まで、暮らしを健康にする情報を発信している。化粧品検定1級、スポーツファーマシストの資格も取得。

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