いっぱい食べて元気に育ってほしい。そんな願いを子供は気に留めないで、食べたり食べなかったり。
けれど、「食べない」のには何かしらの原因があるかもしれません。
「嫌い」と決めつけないで子供が食べやすいよう工夫しながら食べるようになるのを待ちましょう!
子供の「好き嫌い」は、大人とは違います。1〜3才代の子供にとって、「好き」=「気に入っているもの、慣れているもの」、「嫌い」=「飽きてしまったもの、食べづらいもの」という意思表示程度のこと。だから、今は「嫌い」でも、諦めずに調理法や演出方法を工夫すれば、いずれ解決できるはずです。
一度気にいると、そればかり食べる「ばっかり食べ」も、こだわりの強い2〜3才代によく見られます。でも、どんなにお気に入りでも毎日食べ続けるとさすがに飽きて、突然食べなくなることも。そしてまた新しい「マイブーム」を見つけたりします。
好みは変わることもあるので、大人は他のものも食べるように促しながらも、あまり気にしないで様子を見ていきましょう。
子供は気まぐれ。味、かたさ、見た目のちょっとした変化で食べ物の好みが変わります。だから、すぐに「この子はこれが嫌いだから」と決めつけないで。大人が思い込むと自然とその食材が食卓に登場する機会が減り、子供の食べるチャンスもなくなります。子供の味覚はいろいろな味や香り、食感などを体験することで広がっていきます。
今、嫌がっているものでもいろいろ工夫して、変化をつけながら食卓に出し続けましょう!
嫌いな食材を「ちょっと食べてみたい」気分にさせるコツがあります。それはクッキー型などでかわいい形にしたり、すこし見た目を楽しく変えてみること。さらに大人が美味しそうに食べてみせて、子供をその気にさせて!
すりおろし野菜に苦手な食材を刻んで入れるなどして、混ぜてしまうのもおすすめです。食べたときは、「今、〇〇が食べられたよ、すごいね」と子どもをたくさん褒めてあげることも忘れずに!
1〜2才代はまだ歯が生えそろっていないので、大人のように容易く食品をかみ切ることができません。
食べ物別に、好き嫌い解決レシピをご紹介します。
エネルギー | 85kcal |
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タンパク質 | 6.6g |
脂質 | 6.2g |
炭水化物 | 1.7g |
エネルギー | 119kcal |
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タンパク質 | 8.1g |
脂質 | 7.5g |
炭水化物 | 5.8g |
エネルギー | 30kcal |
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タンパク質 | 0.7g |
脂質 | 1.1g |
炭水化物 | 4.8g |
たとえすぐ食べなくても、あまり気にせず、工夫しながら気長につきあうことが大切です。 楽しい食事の時間にしましょう!
給食委託会社で病院の献立作成や厨房業務に携わった後、フリーランス管理栄養士として栄養コラム執筆やレシピ開発、栄養価計算などを行なっています。
私は、管理栄養士が国家資格にも関わらず社会的地位が低いことに疑問を感じています。もっと世の中に貢献できることがあるはずです。管理栄養士の活躍が人々の毎日を健康にすると信じております。
私は、管理栄養士の専門性を活かし、栄養学の楽しさを知ってもらう、興味を持ってもらうことが大切だと感じております。
そして、栄養学を通して「食の大切さ」を伝えてゆき、「健康な毎日」の実現に繋げていきたいと思っております。
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