2026/01/06

今年も「インフルエンザ流行中」というニュースが流れる時期になってきました。小学校1年生のお子さんがいるご家庭では、はじめての学級閉鎖を心配している方もいるのではないでしょうか。

また実際に学級閉鎖になった場合、お子さんが元気(症状が出ていない)ときはどうやって過ごすのか、習い事や用事での外出は可能なのか…なども学年を問わず気になるのではないかと思います。

そこで、全国の小学生のママ・パパへアンケートを実施し、どのように過ごしていたのかを教えてもらいました。ぜひ参考にして下さいね。

欠席は何人から学級閉鎖になる?何日続く?

学校保健安全法(第20条)には「学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。」と定められています。

(※設置者とは教育委員会や学校法人のことですが、実際は各校長に委任されているケースがほとんどです)

実は「〇人休んだら学級閉鎖」という明確な人数は決められていません。しかし、過去に厚生労働省「インフルエンザQ&A」に「欠席児童が20%を超えたら」といった目安が記載されていたことからも、35人学級であれば15~20%、つまり6~7人以上の子が休んだら学級閉鎖になる小学校が多いようです。

アンケートでも「7人休んだら学級閉鎖になった(35人学級)」という回答が71%と最多でした。それ以外では「両隣のクラスがすでに学級閉鎖になっていたため、5人欠席の時点で学級閉鎖が決まった」などの回答もありました。

学級閉鎖の日数も具体的に定められてはいませんが、あまり短いと潜伏期間を経て再度感染が広がる可能性もあるため、5日間(土日祝含む)というケースが83%で最多でした。

元気な子の家での過ごし方&仕事どうする?

学級閉鎖初日や2日目あたりは「うちの子も発症するかも?」とハラハラしますが、3日目あたりになるとやや発症の可能性が下がってきます。同時にお子さんは退屈してくる頃ですよね。

低学年のお子さんは1人にしておけないため、仕事はパパかママが休むことになります。職場は気になりますが、ある意味、貴重な親子時間を得たともいえます。学校からの課題や宿題に取り組みつつ、日頃はゆっくり一緒にできない体験を親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

写真の整理やアルバム作り、おもちゃの整理、ジグソーパズルなど。たこ焼きやお菓子作りなども良いですね。

アンケートによると、高学年(5:6年生)ではお子さんが元気な場合は留守番をしてもらって仕事に行っていた保護者が69%と多数派でした。

その場合も、親御さんも感染していないか出勤前には十分チェックすることや、留守中にお子さんの体調が悪化する可能性も考え、こまめに自宅へ連絡を入れることが必要です。

学級閉鎖中の外出、塾・習い事は控えるべき?

お子さんが元気な場合「外出してはダメ?」「塾や習い事は休んだほうがいいのか」と疑問に思う方もいるかと思います。

学級閉鎖は「潜伏期間や、感染していても無症状な子が、知らないうちに感染を広げてしまうことを防ぐ」というのが目的ですので、基本的には外出を避けるべきです。

元気なお子さんが「公園に遊びに行きたい」という気持ちはよく分かりますが、小学生なら上記の理由を説明すれば納得してくれるでしょう。

自宅の庭などで、フラフープやトランポリン、風船が地面に落ちないように投げっこするなど、身体を軽く動かしてストレス発散する程度にとどめるのが良さそうです。

塾や習い事については、もし学校から「行かないで下さい」などのお知らせがあればそれに従いましょう。また少しでも体調が悪い場合はもちろん、元気でもいきなり習い事や塾に行かず電話などで問い合わせることをおすすめします。

アンケートの回答には以下のような体験談も見られました。

Jさん・当時3年生の男の子のママ

「学級閉鎖中の夕方、担任の先生から体調確認の電話がかかってきました。子どもに替わって下さいと言われ替わりましたが、実はその日は習い事の日で、振り替えができないので迷っていたところなんです。結局休んだものの、もし行かせていたら…と思うと、ちょっと冷や汗ですよね」

Kさん・当時6年生の男の子のママ

「中学校受験を控えた時期で、元気なので塾に行かせたいのはやまやまでしたが、万が一他のお子さんに感染させてしまったら…と考え、学級閉鎖中は塾も休みました。逆の立場だったとしても、学級閉鎖中の子が来ていたら心配ですしね」

Mさん・当時4年生の女の子のママ

「子どもが元気で、明日から学級閉鎖も終わり学校に行ける…という日。ピアノのレッスンがあったため、教室に電話して休んだ方がいいか聞いてみました。すると、マンツーマンだしマスクや手洗いを徹底した上でなら来ていいですよ、と。順番も最後に回してくれました」

まだこれからしばらくはインフルエンザが猛威をふるう季節が続きます。

忙しい毎日かと思いますが、マスクや手洗いといった予防に加え、十分な休養も取りつつ、この冬も乗り切りましょう!

コラムニスト

認定子育てアドバイザー/育児教育ライター  高谷みえこ 

私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。

娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。

親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。

しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。

まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。

より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。

現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。

かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。

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