皆さんは学生時代、勉強は好きでしたか?また今は勉強は好きですか?
「大好きです!」と迷わず言える人は少ないかもしれませんね。
そんな中で、もしお子さんから「勉強したくな~い」「なんで勉強しないといけないの?」と尋ねられたら、なんと答えたらいいのでしょうか?
「これさえ言えば解決!」
……という魔法のような言葉は残念ながら存在しませんが、お子さんのタイプによって効果的な伝え方というのはありそうです。今回はアンケートで寄せられた体験談も参考にしながら、おすすめの答え方を紹介します。
「サッカー選手を目指す!」「パティシエになりたい!」「アイドルになる!」など、将来の夢を持っている子が、その夢に向かってがんばっている姿は素敵ですよね。
こういうタイプの子には、将来の夢と学校でいま学んでいることを結びつけて、将来役に立つ可能性を話してあげるとやる気が出ることも。
たとえばKさんは、サッカーが大好きな当時小学校4年生のお子さんに、こんな風に話したそうです。
「はやくゲームしたい!勉強なんて面白くない!」という子もいるかもしれません。
そんな時は、ゲームと勉強の共通点である「脳」のトレーニングという切り口で説明してあげるのも良さそうです。
Uさんは、当時5年生の息子さんにこんな風に話してみたそう。
お子さんは半信半疑で問題集に取りかかったそうですが、Uさんの言葉どおり、解けなかった問題を何回も真剣にやっている姿を見て、Uさんは「伝わったかも」と嬉しくなったそうです。
現在、多くの公立小学校では、学年ごとに理解や習熟のレベルは一定に揃えられています。
精神的に発達の早い子や成績の良い子にとっては、自分には簡単すぎるドリルや興味がない教科のプリントに取り組むのは退屈かもしれません。
この場合、目の前の勉強ではなく少し先のことを一緒に考えてみるのもおすすめです。
6年生の娘さんを持つパパのHさんは、お子さんが「あまり学校の勉強はおもしろくない。勉強する意味が分からない」というのを聞いて、こんな風に話してみたといいます。
すると、お子さんはしばらく考えたうえで、「英語ができないと海外で働けないかもしれないし…法律とかが分からないと、騙されたりするかも」と、困るかもしれない場面を挙げたそうです。
「海外で働いてみたいの?」と聞くと「今はそこまで思ってないけど、映画とか映像に興味があるから、もしかして大人になったらアメリカで修行したいとか思うかも」とのこと。
そしてHさんの「今はつまらないときもあるだろうけど、中学に入ったら英語がんばってみるのもいいかもね」という言葉にうなずいていたそうです。
今回は、3つのタイプのお子さんを想定して、おすすめの答え方を体験談もまじえてご紹介しました。
そして、どんな子にも共通していえるのは「勉強したくない」という気持ちをいきなり否定しないであげてほしいということです。
仕事から帰って夕食の支度などで忙しいときに「あ~宿題したくない~」「ねえ、なんで勉強しないといけないの?」と言われたら、思わず「なに言ってるの!自分が困るんだから文句言わずにやりなさい」と叱ってしまいそうになりますよね。
しかし、いったん子どもの気持ちに耳を傾けて「勉強やだよね」「お母さんも昔やりたくなかったな」などと共感し、その後でアドバイスした方が、子どもも気持ちを吐き出した後なので聞き入れる可能性が高いはず。
子どもの気持ちを尊重しながら、自ら勉強の価値に気付いたり、ちょっとやってみようかな と思ったりできるような声がけを工夫していきたいですね。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
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