子ども&赤ちゃんと楽しむ夏遊び!安全で手軽な家遊びからお出かけまで

2024/07/31

今年も猛暑の季節がやってきました。

暑い日でも、お家の中や庭・ベランダなどで安全かつ手軽に遊べるアイデアと、夏ならではのお出かけにおすすめの行き先を、0歳・1歳の赤ちゃんと、2~3歳から小学校入学前の幼児向け、それぞれ紹介します。

夏のおすすめ遊び:おうち編

子どもは1年中外遊びが大好きですが、熱中症アラートの出るような猛暑日は、散歩や公園は朝や夕方などの涼しい時間にとどめ、日中はお家でできる遊びを用意してあげたいですね。

いつものおもちゃだけでなく、夏ならではの遊びにはこんなものがあります。

0~1歳の赤ちゃん向けのお家遊び

赤ちゃんは大人よりもよく汗をかき、あせももできやすいので、夏はたくさん水遊びをさせてあげたいですね。

ビニールプールやお風呂で水遊び
公営・民間のプール施設は一般的には生後6ヶ月頃から入れますが、炎天下での長時間の水遊びは赤ちゃんにとってかなり負担が大きいことも。
自宅の庭やベランダにビニールプールを置いたり、お風呂の浴槽に浅く水を張って、お家でのんびり水遊びからスタートすると安心です。
ボールを浮かべたり、じょうろで水を流したりといった定番の遊び方はもちろん、なんでも口に入れてしまう時期を過ぎた赤ちゃんなら、シャーべット用の製氷皿で星型やハート型の氷を作って浮かべても楽しいですよ。
氷を浮かべる時は、水温が下がりすぎないようぬるま湯を足して温度調節して下さいね。

2~5歳の幼児向けお家遊び

2歳・3歳と成長してくると、さらに色々な夏の遊びが楽しめます。

水鉄砲
水鉄砲は、濡れても冷えない真夏ならではの遊び方。小さいものなら浴室内で、大きい水鉄砲は広場に持っていって、親子で「どっちが遠くまで飛ばせるかな?」と競争するのもいいですね。
シャボン玉
おなじみのシャボン玉。ストローを束ねて一度にたくさん出てくるようにしたり、濡らしたビニールシートにシャボン玉を落とすと割れずにしばらくとどまるため、小さい子でも吹いたりつついたりして楽しめます。

夏のおすすめ遊び:お出かけ編

日頃保育園に通っているお子さんも、7月8月はママ・パパの夏期休業などで少しまとまったお休みが取れるかもしれません。翌日の心配をせず、親子で思いっきり遊べるお出かけ先を紹介します。

0~1歳の赤ちゃん向けのお出かけ先

暑い時期の長時間のお出かけはまだまだ赤ちゃんにとって負担が大きいため、まずは近場の遊び場で短時間からお出かけを楽しみたいですね。

じゃぶじゃぶ池
安全に水遊びのできるせせらぎが設置された「じゃぶじゃぶ池」のある公園も増えています。
定期的に水の噴き出すしかけなどもありますが、水の勢いが強くてびっくりしたり、転んでしまう可能性もあるので、急に水に入らず、しばらく全体の様子を観察してから遊び始めましょう。
また、着替えは「赤ちゃんだから…」と思わずマント状のタオルをかぶせるなど、プライベートゾーンが見えないように行ってくださいね。
図書館
図書館にはたくさんの絵本のほか、定期的に読み聞かせ会や人形劇などのイベントも無料で開催されていることも多く、暑い日も涼しく過ごせる意外なおすすめスポットです。

2~5歳の幼児向けのお出かけ先

1人歩きができるようになってくると、夏のお出かけ候補もぐっと増えますね。

海水浴・川遊び
夏といえば定番の海や川。近年は猛暑日が増えているため、海水浴は早朝に出発して比較的涼しい午前中にたくさん遊び、お昼前に切り上げるというファミリーも増えています。
川は多くの場合、海と比べて水が冷たいため、お昼頃がベストタイム。とはいえ夏の日差しは強いため、休憩用のテントやタープは欠かせません。またお子さんは目立つ色のライフベストなどを正しく着用し、絶対に目を離さないようにしましょう。
キャンプ
おむつが外れると、キャンプにもぐっと行きやすくなりますね。
ただ、野外での活動は予想外のことも起こります。「今までテントを建てたこともない」という場合、いきなり小さいお子さんを連れてのキャンプデビューは難しいかもしれません。
まずは庭でテントを建てる練習をして、そこに泊まる「キャンプごっご」からでも、きっとお子さんは大喜び。何度かやってみて慣れてからキャンプ場に行くと安心です。
水族館
小さい子はお魚が泳ぐ姿を見るのが大好き。涼しい館内で、スイスイ泳ぐ大小の魚や幻想的なクラゲなど、水の生き物を眺めていると暑さも忘れてしまいそうです。
大規模な水族館では全部をじっくり見ていると疲れてしまうこともあるので、お子さんのペースで回ってあげられるといいですね。

夏、子どもと安全に遊ぶための注意点

年間を通じ、小さい子と遊ぶ時は目を離さず様子を見ておくことは必須ですが、夏はさらに以下のような点にも気を配っておきましょう。

  • 外遊びのときは帽子をかぶり、定期的に日陰で休憩をとる
  • 水遊び中は、家の中でも、短時間でも絶対にそばを離れない
  • 麦茶などの水分補給は、のどが乾く前にこまめに行う
  • 子供は地面の照り返しで大人よりも高温にさらされるので、日中はアスファルトの道を長距離歩くのは避ける
  • 庭や公園で遊ぶ時は、虫よけスプレーや蚊取り線香で虫刺され対策も

暑さをじょうずにかわしつつ、この夏も赤ちゃんやお子さんと楽しい思い出を作って下さいね。

コラムニスト

認定子育てアドバイザー/育児教育ライター  高谷みえこ 

私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。

娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。

親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。

しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。

まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。

より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。

現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。

かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。

 関連記事

column/btn_column_page
トップ