「うちの子、何回言っても忘れ物ばかりで、本当にイライラするんです」というママ・パパはいないでしょうか?
今回は、忘れ物が多い子への対策について、よく言われる方法がほんとうに効果があるのかどうか、また親がイライラすることなく忘れ物を減らす方法について考えてみました。
と悩んでいるママやパパに対して昔からよく言われるのが、
という意見です。
もちろん、数回忘れ物をしてみんなの前で叱られ、「恥ずかしいからもう二度と忘れ物をしないようにしよう」と心に誓い、本当に効果がある子もいることでしょう。
しかし、忘れ物の多さが問題になってくる子というのは、その段階になるまでにすでにたくさん困ったり、叱られたりしているもの。それで治るならとっくに治っているはずなんです。
それよりも、体操服がなくて体育ができないとか、夏に水筒を忘れてお茶が飲めないといった弊害も大きいですし、習字道具や絵の具を忘れる子がクラスに多いと授業の進度を揃えるために予定変更して延期することもあり、全体に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
2~3回、あえて忘れ物をさせて様子を見るのは良いですが、それ以上続けても効果がないばかりか、子供自身「こんなに叱られるのにまた忘れてしまった」と自信をなくしてしまう(一見そうは見えなくても)おそれもあるため、「叱られたら治る」「自分が困れば治る」という期待は捨てた方が良いでしょう。
同じ学年クラスでも、忘れ物ばかりの子とそうでない子がいます。
きちんとしている他の子を見て「自分の育て方が悪かったから、こんなにだらしない子になってしまったのか…」と落ち込んでしまうママやパパもいるかもしれません。
しかし、子供はたしかに家庭の生活習慣を見て育ち影響を受けますが、忘れ物に関しては必ずしもそうとばかりは限りません。
なぜなら、同じように育てていても、上の子は念入りに時間割を見て持ち物を揃えるのに下の子は全然できない(またはその逆)…という家庭もたくさんあるからです。
個人差なのであれば、きちんとした子を基準に「どうしてちゃんとできないの!」と叱るのはあまり意味がありません。
それよりも、その子の特性に合わせて工夫してあげる方が親子の関係も良好でいられるのではないでしょうか。
特に高学年から中学校にかけて思春期になると、学校でのちょっとしたトラブルや悩みに早めに気付いてあげられるよう、良好な親子の関係(少しダメなところも含め安心して自分を出せる、親子で本音の話ができる)は非常に重要になってきます。
小学校の時間割は、入学当初は親子で揃えるように学校からも言われますし、手伝ってあげる親御さんがほとんどかと思います。
慣れてくればしだいに1人でできるようになりますが、いったいいつ頃まで手伝うべきなのでしょうか?
実は以前に小学校の先生にたずねたことがあります。
すると、なんと答えは……「決まっていません」でした!
早い子は小学校1年生でもほぼ1人でできるようになり、親は最終チェックだけですむようになることも。
一方で「時間割した?」と聞くと「した」と答えるのに、実は適当に教科書を入れ替えただけで、裁縫セットや水着、提出期限のあるプリントといったイレギュラーな持ち物はスルーという子も少なくありません。
「もう3年生なのに…」と嘆きたくなる気持ちは痛いほど分かりますが(わが家もそうでしたので・笑)、こればかりは個人差なので仕方ないと考えて、その子に合ったレベルで手伝ってあげるのが正解だといえるでしょう。
小学校時代に忘れ物が多い子も、中学校・高校と進むにつれて少しずつですが忘れ物が減ったり、学校に置いておけるものは置いてきたり、時には友だちに借りたりと、自分なりの「困らない方法」を身につけていく印象です。
それまでは、あまり他の子と比べることなく見守ってあげられると良いですね。
毎日叱ってせっかくの子供時代を憂鬱なものにするよりは、持ち物チェックなど、親が手伝えることはきげんよく手伝ってあげても良いのではないかと思います。
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