どちらかの手で片方の鼻を押さえて呼吸をして、自律神経のバランスを確認することが出来ます。
右鼻が通りやすかった方は、交感神経が優位に働いている状態です。緊張していたり、興奮していたりするのかもしれません。 左鼻が通りやすかった方は、副交感神経が優位に働いている状態です。リラックスして落ち着いているのかもしれません。
頭痛は、血液に水分が溜まり血管が拡張するため、神経を圧迫することで起こります。特に梅雨の時期は湿度が高く汗をかきにくくなるため、拡張した血管が神経を圧迫することで頭痛が起こりやすくなるようです。
頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛の2つに大きく分けられます。
偏頭痛は、ズキズキと脈を打つように痛むのが特徴です。低気圧頭痛は、偏頭痛と同様に痛むのが特徴ですが、気圧の変化により痛みが強くなることが多いです。緊張型頭痛は、頭がギューっと締めつけられるように痛むのが特徴ですので、この頭痛は血管が拡張して起こるものではなく、首の後ろ側の筋肉が硬くなることが原因です。
つまり、同じ頭痛でも気圧の変化によって血管に影響を受ける方、筋肉に影響を受ける方がいるということです。
頭痛が起こる理由は、ひと言で表すと“自律神経の失調”です。
自律神経は、体調を正常に保つために呼吸・血液循環・消化・体温調節をはじめ、さまざまな機能を調整している神経なので、気温や気圧の変化に自律神経が敏感に反応して、働き過ぎてしまうことで頭痛が起こります。
頭痛を根本から治すことは困難かもしれませんが、症状を出にくくする、あるいは和らげるには、普段から余分な水分を溜め込まない体を作ることです。
余分な水分を溜め込みにくくするためには、ストレッチや早歩きなどで、うっすらと汗をかける軽い運動をすることが効果的です。さらに栄養バランスの整った食事を摂ること、ぐっすり眠ることも大切です。
ヨガを学んでいる方であればご存じの方は多いと思いますが、自律神経を整える呼吸方法として“片鼻呼吸法”という片鼻ずつ呼吸を行う方法があります。
「片鼻呼吸法を行うことで自律神経が整うの?」と疑問に思うかもしれませんが、ハーバード大学医学部教授・根来秀行先生によると、『鼻の粘膜は2~3時間ごとに左右交代で腫れるようにできており、腫れたほうは空気の通りが悪くなるため一時的にお休み状態となる(これをネーザルサイクルと呼ぶ)。
この現象は脳と連動して働き、右鼻呼吸が優位な時は交感神経と左脳が優位になり、左鼻呼吸が優位なときは副交感神経と右脳が優位となることが分かっています。』とあり、実は科学的にも証明されているものなのです。
呼吸を行う姿勢は、床に座るか椅子に座って行います。座わって行うのがつらい場合は、仰向けに寝て行っても構いません。
座って行う場合、背すじを伸ばした方が深い呼吸ができるのでクッション等を使用して骨盤を立てるようにして座ります。
私たちは日々さまざまな刺激を受けており、緊張を強いられる場面も少なくありません。張り詰めた気持ちがそのまま体に反映されると力が抜けなくなり、そのことに気づけずいつしか呼吸が浅くなっていることもあります。毎日、5分間片鼻呼吸をすることで、ご自分の身体と向き合い痛みを和らげたり未然に防いだりすることをお勧めします。
風邪を引いた時の頭痛、かき氷を食べた時の頭痛。脳血管障害による頭痛など、原因が多岐にわたる疾患です。
お薬を使わずに日常生活が妨げられない程度であれば今回紹介した“片鼻呼吸法”を取り入れてみてください。それ以外の頭痛では専門医を受診することをお勧めします。
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