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コレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)の異常を脂質異常症と言います。これは心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化と深く関わっているため生活習慣の改善や治療が必要です。特にいわゆる悪玉コレステロールと言われるLDL-コレステロールはこれだけでも動脈硬化を促進するので要注意です。
LDL-コレステロールは細胞に取り込まれてホルモンの産生や細胞の形成などに役立っていますが、あまったLDL-コレステロールが血液中に多く存在すると血管の壁にくっつき、蓄積し、血管の壁を傷つけることで動脈硬化が進みます。反対に善玉と言われるHDL-コレステロールは血管の壁を傷つけにくくしたり血栓ができにくくなるようにし、動脈硬化を防ぐ作用があると考えられています。
LDL-コレステロールは一般的に140mg/dL以上を高い状態と言いますが高血圧や糖尿病がある方や、既に狭心症や心筋梗塞などをおこしている方はこの数値よりも低い目標値となります。
LDL-コレステロールが高くなる原因には遺伝的な原因や生活習慣が大きく関わってきます。遺伝的な原因が大きい場合、例えば家族性高コレステロール血症という病気がありますが、適切な治療を行わないと40-50歳で狭心症のような病気を発症することが多いと言われています。若い時に狭心症や心筋梗塞になったご家族がいらっしゃる場合や、家族もコレステロール高いよっという方は注意が必要ですので早めに医師に相談されるべきでしょう。
では不摂生が原因じゃないかな?とお腹まわりをさすりながらこのコラムを読んでいただいてる方は運動や食事を見直してみましょう。
運動はハードな筋トレではなくウォーキングのような有酸素運動がおすすめです。まずは歩く習慣をつけて、徐々に距離や時間を増やしていきましょう。仲良しのお友達やご家族で会話をしながら20-30分歩くくらいから開始しましょう。歌うのは無理でも会話はできる程度のスピードが推奨されることが多いです。
食事は飽和脂肪酸とコレステロールを意識します。コレステロールは卵に多いことが知られており、よくゆで卵が目の敵されるイメージですが気をつけるべきは飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸はお肉の脂身やバター、生クリームなどに多く含まれます。インスタントラーメンなど加工食品にも多く含まれています。冷蔵庫で白く固まっているような油脂が飽和脂肪酸の多い油で、オリーブオイルや魚油のような液体の油が不飽和脂肪酸の多い油脂と思ってください。
また青魚に多く含まれるω-3(オメガスリー)系多価不飽和脂肪酸には中性脂肪を下げる働きがあることもわかっています。
こういう内容を知ると肉じゃなくて魚を食べなきゃ!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お肉からタンパク質を摂ることも必要ですので肉はだめ!という理解はされないようお願いします。
コレステロールが高いと指摘された方で、普段の生活を見直される場合は
生活習慣はまさに習慣ですので一時的に頑張って解決するわけではありません。無理のないペースで生活を改めていきましょう。
もちろんお薬による治療が必要な場合もありますので、不安な方はかかりつけ医とよく相談なさってください。
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