食で春を感じよう!春の食材の栄養とレシピ

2022/04/18

春も近づいてきて暖かくなってきましたね。あまり出かけることのできない昨今、毎日の食事で季節を感じることも大切ですよね。

スーパーなどには一年中、たくさんの食材が並んでいますが、食材には旬があります。旬とは、その食材が1番生き生きとしていて、1番おいしく食べられる時期のことで、栄養もたっぷり含まれています。

春が旬の野菜には、独特の香りや苦味があります。この香りや苦味には。冬の間に溜まった老廃物を出してくれたり、抗酸化作用で体の老化を防いでくれます。

今回は、春野菜の栄養とレシピです。

春野菜の栄養

  • アスパラガス
    アミノ酸の一種のアスパラギン酸が多く含まれており、疲労回復に効果がある。
  • たけのこ
    カリウムが豊富で体の余分な塩分を排出してくれる。
  • キャベツ
    ビタミンUはキャベツから発見されたビタミンで胃粘膜を丈夫にし、胃炎や胃潰瘍を予防する。ビタミンC含有量は淡色野菜ではトップクラス
  • ふきのとう
    アルカノイドは肝機能を強化し、新陳代謝を促進します。また、ケンフェールは活性酸素などの発ガン物質を抑制する効果があります。
  • セロリ
    セロリの独特な香りはアピイン、テルペンなどによるもの。神経を鎮め、食物繊維が便秘を改善に有効
  • 菜の花
    ビタミンやミネラル類、食物繊維が豊富で、貧血や高血圧の予防や便秘改善などに役立ちます。
    独特な苦味は、イソチオシアネートというもので血液をサラサラにする効果があり、近年は抗ガン作用が高いことでも注目されている。

春野菜レシピ:菜の花サラダ

材料

菜の花 1束
卵 1個
*醤油 小さじ2
*マヨネーズ 大さじ1
*ブラックペッパー適量

栄養価(1人前)

エネルギー 216kcal
タンパク質 12.4g
脂質 15.5g
食物繊維 4.1g
炭水化物 6.9g

作り方

  1. 菜の花をゆでて、冷水にとり一口大に切る。
  2. 卵をゆでて、みじん切りにする。
  3. (1)と(2)を混ぜ合わせて、*を和える。

春野菜レシピ:アスパラシーザーサラダ

材料

アスパラガス 3本
レタス 50g
ベーコン 3枚
トマト 2個
温泉卵 1個
ブラックペッパー 少々
[ドレッシング] マヨネーズ 大さじ1
にんにく 1/2片
粉チーズ 小さじ2
牛乳  大さじ1
レモン汁 小さじ1

栄養価(全量)

エネルギー 314kcal
タンパク質 14.7g
脂質 24.6g
食物繊維 2.7g
炭水化物 8.4g

作り方

  1. ドレッシングの材料を混ぜ合わせておく。
  2. アスパラを斜め切りに切り、レタスを一口大、トマト4等分、ベーコンを細切りにする。
  3. アスパラをゆで、冷水で冷やす。
  4. ベーコンを炒める。
  5. レタス、アスパラ、ベーコン、温泉卵の順にお皿に盛り、ドレッシングをかけブラックペッパーをふる。

旬の食材を食べて、春を感じてたくさん栄養をとりましょう!

コラムニスト

管理栄養士  天野 裕葵 

給食委託会社で病院の献立作成や厨房業務に携わった後、フリーランス管理栄養士として栄養コラム執筆やレシピ開発、栄養価計算などを行なっています。
私は、管理栄養士が国家資格にも関わらず社会的地位が低いことに疑問を感じています。もっと世の中に貢献できることがあるはずです。管理栄養士の活躍が人々の毎日を健康にすると信じております。
私は、管理栄養士の専門性を活かし、栄養学の楽しさを知ってもらう、興味を持ってもらうことが大切だと感じております。
そして、栄養学を通して「食の大切さ」を伝えてゆき、「健康な毎日」の実現に繋げていきたいと思っております。


 関連記事

column/btn_column_page
トップ