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よく聞く「小1の壁」「小1プロブレム」とは?新入学前に知っておこう

2022/04/13

この春お子さんが初めて小学校入学を迎え、親子ともドキドキワクワク……というご家庭も多いのではないでしょうか。

新しい環境でわが子がうまくやっていけるのか、仕事と小学生の育児を両立できるのかと不安な中、ときどき耳にする「小1の壁」や「小1プロブレム」という言葉。

「どういう意味?」
「うちの子にも当てはまるの?」

と疑問に思っているママ・パパへ、言葉の意味やおすすめの対処法を解説します。

小1の壁とは?

まずは、「小1の壁」という言葉について解説します。

「小1」というものの、実はこれはお子さんではなく「親」がぶつかる問題のことなのだそうです。

お子さんが保育園に通っていた場合に起こりやすいとも言われています。

保育園では、保護者は基本的にフルタイムで働いていることが前提のため、出勤・退勤時間に合わせて預かってもらえますが、小学校になると朝は8時前後に登校ということが多く、防犯上の理由から早く来てはいけないという決まりがある学校も少なくありません。

そのため、ママやパパが先に出勤し子供は1人で登校するのが心配……という声をよく耳にします。

放課後の学童保育も18時で完全に終了することが多く、フルタイム勤務で職場が遠いと子供が1人で帰ることになったり、夏休みには給食がないため毎日お弁当を作って持たせたりと、保育園に比べて安心してフルタイムで働けないような場面が増え、こういった困りごとが「小1の壁」と呼ばれているんです。

小1の壁としては他にも以下のようなものが挙げられます。

  • 参観や保護者会・音楽会など学校に行く機会が保育園より多い
  • PTA活動で平日昼間に仕事を休まなくてはならない
  • 保護者向けのプリントや提出物が多い
  • 宿題や持ち物を忘れていないかチェックが必要
  • 小学校での子供の様子や友だち関係が分からない

ここ数年はコロナ禍で行事やPTA活動が簡素化された学校も多いとはいえ、やはり保育園と比べると親のやることは増える傾向があり、慣れるまでは「大変だな」と感じるかもしれませんね。

小1プロブレムとは?

いっぽう、「小1プロブレム」は、子供たちに起きる問題として知られています。

園児時代は自由に遊んで過ごしていた子供たちが、小学校では一転して、45分のあいだ座って授業を聞いたり、集団生活をしたりする生活が始まります。

もちろん小学校でもいきなり座りっぱなしではなく、徐々に慣れるよう工夫していますが、それでもなかなかなじめない子がいたり、場合によってはそのために学級崩壊が起こってしまったりすることを「小1プロブレム」といいます。

ただ最近ではこれらの問題をふまえ、保育園や幼稚園と小学校が連携して入学前からできるだけ小学校生活をイメージできるような取り組みを進めており、徐々に改善しているといわれています。

不安にならなくても大丈夫!ママ&パパの体験談

「宿題や持ち物、ちゃんと毎日見てあげられるだろうか?」

「うちの子、ちゃんと座って授業を聞けるのかな……」

ここまで読んできて、そう不安になっているママ・パパもいるかもしれません。

しかし、事前準備や声がけなど、1年生の毎日を乗り切るためにできることは色々あります。先輩ママやパパからのアドバイスもいくつか紹介しますので、参考にしてみて下さいね。

Sさん・会社員・男の子のママ

「小学校の宿題は最初はそんなにたくさん出ませんし、内容も簡単なので助かりました。気をつけていたことと言えば、漢字ドリルなどで丸つけが必要な時は、子供の熱が冷める前にできるだけその場でやり、どこかしら1つはほめること。成績アップよりも、楽しい時間だという記憶が残ってほしかったので」

Uさん・アパレル勤務・女の子のママ

「幼稚園の卒園が近づいてきた頃、園長先生からのお話で、”そんなことしたら小学校の先生に怒られるよ!みたいにして言うことを聞かせないで下さいね”…というのが印象的でした。逆に外食時とか園行事できちんと座っていられたときに、今日、きちんと座っていられて素敵だったね、小学生みたいって思ったよ!等とほめるようにしていました」
入学前のおすすめの声かけについては、こちらの記事でもたくさん紹介しています

Kさん・会社員・男の子のパパ

「学童保育が18時までなのですが、うちは学区の端の方で一緒に近所まで帰れる子がいなかったんです。まだ1年生の子に、1人で夕方帰らせるのは心配で、夫婦で交代して迎えに行くようにしていました。どうしても2人とも外せない会議などがある日は、前もってファミリーサポートの方にお願いし、迎えに行ってもらいました。とても優しい方で、おじいちゃんの家みたいと喜んでいましたよ」

ファミリーサポートセンターは全国の自治体が設置している相互援助組織で、事前に登録して依頼会員になると、提供会員の方に学童保育への送り迎えや保護者が帰るまで自宅でお子さんを預かってもらうなどのサポートが受けられます。

提供会員は近所に住むシニア世代が多く、プロの保育者ではありませんが研修を受けており、ベビーシッターと比べると費用も高くありません。

参考

おわりに

新入学で慣れないことばかりの毎日、なんだか不安になってしまう「小1の壁」「小1プロブレム」などの言葉ですが、親も子も、だんだんと慣れていくことは間違いありません。

あまり心配しすぎずに、困った点は具体的に1つずつクリアしていけばきっと乗り越えられるはず。新一年生のお子さんと保護者の皆さんを応援しています!

 コラムニスト紹介

認定子育てアドバイザー/育児教育ライター  高谷みえこ 


私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。

娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。

親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。

しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。

まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。

より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。

現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。

かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。

【経歴・資格・所属学会】
英文科大学卒業後、大手旅行代理店で企画・海外旅行添乗などを担当。
結婚・出産で退職後、フリーランスライターとして活動開始。
育児のかたわら、ライターと兼業で幅広い業界で働く。
2018年に独立。出版社育児メディアやライフスタイルメディアを中心に連載を多数持ち、育児ポータルサイト悩み相談コーナーの回答も担当。
NPO法人日本子育てアドバイザー協会「認定子育てアドバイザー」。

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