胆嚢ポリープについて


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2020/05/18

健康診断で胆嚢ポリープがあるって言われました!と相談される方がいらっしゃいます。

ポリープってとれないんですか?と思われる方もいらっしゃるようです。今回はそんなに馴染みはないけど実はよく健診で指摘される胆嚢ポリープについてご説明します。

胆嚢ポリープとは

胆嚢ポリープとは胆嚢の内面にできる隆起した病変のことを言います。良性のものもあれば悪性のものもあります。悪性ってがんってことですか?とよく聞かれるのですが、がんのことです。でも比較的稀です。ではどんな胆嚢ポリープがあるのか見ていきましょう。

コレステロールポリープ

健診で指摘され、まあ大丈夫だよと言われるポリープの多くがこれにあたります。数mmのものが多く、多発することもあります。コレステロールが析出して盛り上がる良性のポリープです。

腺腫性ポリープ

がんとは違って良性と考えられますが胆嚢がんになる可能性があるとも言われており経過観察が必要です。

胆嚢がん

ポリープとして見つかるがんは比較的早期のものが多いです。進行した場合致命的になりますので早めに適切な治療をうけられるべきです。

他にも稀なポリープはあるのですが割愛します。胆嚢ポリープは良性ポリープの頻度が最も高いけど、悪性化するかもしれないポリープ、完全に悪性の「がん」もあるというような認識をしていただけたらと思います。

胆嚢ポリープの特徴

ポリープの正体がわかれば対策は立てやすいのですが、胆嚢ポリープは胆嚢の中にあり胃カメラや大腸カメラといった検査のように簡単に生検(組織採取)が行えません。したがって画像診断が重要になります。大きさや形である程度の予想はたてられますが、すごく小さなポリープがすごく初期のがんだったということもないわけではないので経過観察(半年から1年毎)が重要になります。この場合は通常の腹部超音波(エコー)検査で十分なことが多いです。

では、がんかもしれない!となったときの精密検査は何があるのでしょうか?CT検査やMRI検査、超音波内視鏡検査(EUS)が勧められます。検査の費用や体への影響がそれぞれの検査で違いますので専門医とよく相談をされると良いでしょう。

胆嚢ポリープの治療

治療が必要になった場合は手術で胆嚢を切除するしかありません。しかし胆石で胆嚢を切除した多く方が特に不具合なく日常生活をおくられているように、一般的には手術後も通常の生活をおくることができます。最近は腹腔鏡を用いた手術で傷痕も小さく済むことが増えています。わからないことや具体的に希望されることがあれば、外科の先生に相談されると良いと思います。

胆嚢ポリープの多くは無症状でたまたま見つかります。その中にがんやがんになる可能性があるものがあることを考えると、まずは腹部超音波検査を1度は受けてみられるのが良いと思います。

 コラムニスト紹介

小田内科 院長  忌部 航 


当院は昭和26年に創立して以来地元に根差した医院です。大きな病院に行くのは抵抗をお持ちでも「ちょっと小田で診てもらってきんさいや〜」と言われ受診される患者さん、診察時に「あんたのちっちゃい頃よぅ知っとるで」と私の記憶にないことまで話をされる患者さん、私が診察室に座っているとこの医院のもつ歴史、皆様からの期待を感じます。
これまでは東京で消化器内科を専門とし内視鏡検査やエコー検査を中心に診療を行ってきました。その経験を活かし最新の経鼻内視鏡(胃カメラ)やエコーを用いて辛くない検査を行い、患者さんにあった医療の提供を目指しています。また高血圧や糖尿病といった生活習慣病、インフルエンザなどの感染症も適切に診療し皆様に信頼されるかかりつけ医でありたいと思います。

【経歴・資格・所属学会】
※経歴
平成19年3月
金沢大学医学部卒業
平成19年4月
三井記念病院
平成21年4月
国立国際医療研究センター
平成25年4月
福島県立医科大学 会津医療センター
平成27年4月
国立国際医療研究センター
平成31年1月
小田内科勤務
令和元年5月
小田内科院長

※学会・専門医
医学博士
日本内科学会:総合内科専門医
日本消化器病学会:消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会:日本消化器内視鏡学会専門医
日本膵臓学会

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