コロナの検査って結局どうすれば良いの?


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2021/04/21

2月に新型コロナウイルスのワクチンが承認されたもののなかなか接種が拡がりませんね。そのような中で第4波が来ているとか来ていないとか。。。

マスクがドラッグストアから消え、消毒のアルコールが手に入らなくなったしまった1年前と比べると落ち着いてはいますが、やはり心配ですね。引き続きwith コロナ時代での生活を心がけてください。

しかし気を付けてはいても、なんか風邪っぽいとか、いつもの喉イタなんだけどどうしたら良い?ということはあります。かかりつけの医院に行っても良いのか、大きな病院がいいのか?コロナの検査はしたほうが良いのか、それってなにをするのか?PCR?抗原検査?抗体検査?何が違うの?どれが良いの???疑問に思われている方も多いようです。

今回は風邪かな?と感じた時の行動をおさらいしながら新型コロナウイルス感染症の検査についてご説明します。

その前にご理解いただきたいのは、新型コロナウイルス感染症は症状が様々でただの風邪症状、喉が痛い等という症状からは区別がつきません。実際ニュースなどで無症状の患者さんという言葉も聞かれるように新型コロナウイルス感染症かどうかは検査をしないとわからないのです。今は公費負担といって、新型コロナウイルス感染症の疑いがあると医師が診断した場合はPCR検査や抗原検査にかかる費用を患者さん自身は支払わなくても良いことになっていますので、費用のことは心配せずに検査をおこなってください。(診察や処方などは通常通りの保険診療となります。)

では実際の流れに沿ってお話しますね。

熱っぽかったり、咳が続いたりして風邪っぽいなと思ったり、ひょっとしてコロナにかかったんじゃ?と不安になられた場合はまずかかりつけの病院や医院に電話をして相談しましょう。かかりつけのない場合は積極ガードダイヤルへご相談してみてください。

「広島市」積極ガードダイヤル:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/guard-dial/

次に診察を受ける場合ですが、新型コロナウイルス感染症の検査を行う医院は通常発熱外来という通常の診療とは区別された外来を行っています。これは患者さんが新型コロナウイルスに感染していてもまわりに伝染させないために行われています。医院のなかには元気そうに見えてもなにかしらの持病があって来られている患者さんがほとんどです。いわゆる基礎疾患ありの方が多い状況ですので、万が一にもその患者さんに伝染してしまわないようにしないといけません。多くの医院、病院では診察する時間や場所を指定していることが多いです。これまでと勝手が違ってめんどくさいな、仰々しいなと思われる方もいらっしゃいますがご理解いただけたらと思います。

次に検査です。新型コロナウイルス感染症の検査は主に3つあります。PCR検査、抗原検査、抗体検査です。このなかで、今、新型コロナウイルス感染症にかかっているかどうかを調べる検査はPCR検査と抗原検査の2つになり、これが公費負担となります。抗体検査というのは過去に新型コロナウイルス感染症にかかったか?ワクチンを打ったけど抗体はできているか?などの目的で行われる検査であり、保険診療にはなりません。今回は割愛しますね。

ではPCRと抗原検査について説明します。

PCR検査

Polymerase Chain Reaction (ポリメラーゼ連鎖反応)の略ですが覚えなくて大丈夫です!これはウイルスの遺伝子を調べる検査です。ウイルスの量がすくなくて抗原検査ではわからない場合もPCRで検出できるといわれています。インフルエンザの検査で用いるような綿棒みたいな棒(スワブと言います)で「鼻腔咽頭ぬぐい液」や「鼻腔ぬぐい液」を採取したり、「唾液」を採って検査を行います。医院でPCR検査の機械を購入されているところもありますが、多くの医院では外部の検査センターに委託していることが多いため結果が翌日以降となることが多いようです。

ちなみに「鼻腔咽頭ぬぐい液」←鼻のめっちゃ奥で涙がでそうになるところ
「鼻腔ぬぐい液」←鼻の穴のなか、わりと手前(約2cm)でOK
「唾液」←容器に唾をだすだけです。ただし検査前30分の絶飲食が必要です。水も飴も不可、タバコもダメです。

抗原検査

ウイルスが身体に侵入すると、身体が反応しウイルスを特徴つけるタンパク質が作られます。これを抗原と言います。これをチェックする検査です。抗原検査にも定量検査と定性検査という2種類があるのですが、多くの医院では簡単に検査でき結果が15分から30分ででる定性検査を採用していますのでこちらの説明をします。

これもインフルエンザの検査のようなイメージです。スワブで「鼻腔咽頭ぬぐい液」や「鼻腔ぬぐい液」を採取して、検査キットで調べます。結果は15-30分で判明するのですが、ウイルスが少ないと身体の反応も乏しく診断ができないことがあります。したがってPCRよりは精度は若干おちると思っていただいて良いでしょう。でもすぐに結果がわかるので大変有用な検査です。

都道府県によって異なるようですが、現在広島県では抗原検査が陽性の場合はPCRで確定診断をつけましょうという方針ですので、PCR検査のみか、抗原とPCR検査両方をする場合が多いと思います。

検査する方法は各施設によって異なりますので、どの検査が可能かどうか気になる方は直接問い合わせてみてください。

検査のあとですが、検査結果が判明するまであなたは新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者さんということになります。解熱剤などの薬が処方された場合もどうやって薬を受けとるかよく確認し、指示に従ってください。また結果が判明するまでは学校や仕事は休んでご自宅で待機しておいてください。もちろん夜中などに急に具合が悪くなった場合は119番に連絡することもためらってはいけません。

結果が判明した際

陽性の場合
保健センターから電話があります。保健センターの指示に従ってください。入院が必要な状況なのか自宅待機やホテルに待機するべきなのかなどの指示があります。また指示があるまでは自宅から出ないようにしてください。
陰性の場合
検査をうけた時点で新型コロナウイルス感染症にかかっている可能性は低いと思われます。追加の検査が必要なのか、追加の治療が必要なのか患者さんの状況次第で判断が異なります。ご自身の体調に気を付け、医師とよくご相談ください。

おさらい

ではおさらいです。

  • 風邪かもと思ったらかかりつけ医か積極ガードダイヤルに相談
  • 医院や病院の指示に従って発熱外来を受診
  • 新型コロナウイルス感染症の可能性があれば抗原検査もしくはPCR検査を行う
  • 結果が判明するまでは仕事や学校はお休みします
  • 結果に応じどうするべきか保健センターもしくは医師の指示に従ってください
  • 具合が急に悪くなった場合は119番もためらわないでください

実際に診療を行っていて思うことは、検査に消極的な方が少なくないということです。しかし、もし新型コロナウイルスに感染していた場合、突然重症化してしまう可能性や職場の人や家族に伝染させてしまうというリスクがあります。自分自身や自分の大切な人を守るためにも「with コロナ時代での生活」を心がけ、それでももしかして?という時には速やかに受診して検査をうけるようにしましょう。

これ以上感染を広げないよう今まで通り一人一人の行動が大切です。
ながながとお付き合いありがとうございました。

 コラムニスト紹介

小田内科 院長  忌部 航 


当院は昭和26年に創立して以来地元に根差した医院です。大きな病院に行くのは抵抗をお持ちでも「ちょっと小田で診てもらってきんさいや〜」と言われ受診される患者さん、診察時に「あんたのちっちゃい頃よぅ知っとるで」と私の記憶にないことまで話をされる患者さん、私が診察室に座っているとこの医院のもつ歴史、皆様からの期待を感じます。
これまでは東京で消化器内科を専門とし内視鏡検査やエコー検査を中心に診療を行ってきました。その経験を活かし最新の経鼻内視鏡(胃カメラ)やエコーを用いて辛くない検査を行い、患者さんにあった医療の提供を目指しています。また高血圧や糖尿病といった生活習慣病、インフルエンザなどの感染症も適切に診療し皆様に信頼されるかかりつけ医でありたいと思います。

【経歴・資格・所属学会】
※経歴
平成19年3月
金沢大学医学部卒業
平成19年4月
三井記念病院
平成21年4月
国立国際医療研究センター
平成25年4月
福島県立医科大学 会津医療センター
平成27年4月
国立国際医療研究センター
平成31年1月
小田内科勤務
令和元年5月
小田内科院長

※学会・専門医
医学博士
日本内科学会:総合内科専門医
日本消化器病学会:消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会:日本消化器内視鏡学会専門医
日本膵臓学会

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