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Family doctorのコラムをお読みの方は医療への関心が高い方が多いでしょうから、多くの方はかかりつけ医を持っていらっしゃるかもしれません。でも周りのお友達やご家族はいかがですか?病気のことはインターネットで調べたらわかるし、困ったら大病院に行けば安心と思っている方も多いのではないでしょうか?
かかりつけ医ってどんな医師?と思われるかもしれません。日本医師会では「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」をかかりつけ医と呼んでいます。
難病や悪性腫瘍(がん)で治療中の患者さんは大学病院がかかりつけという方もいらっしゃると思いますが、普通の方はふらっと大学病院に行っても思うようにいかないことが多いと思います。
例えば大学病院を初めて受診する方で、「紹介状(診療情報提供書)」がない場合は、初診料とは別に初診時定額負担額(選定療養費)を支払うことになります。これはもちろん意地悪をしているわけではありませんし不当に儲けようとしているわけでもありません。
限りある医療資源を効率よく使用するために、小さな病院や診療所と大学病院などの大きな病院の役割を区別しているのです。例えば高血圧をお持ちの患者さんの場合、血圧が落ち着いていて、1ヶ月に1度の診察とお薬の処方で良ければ近所の診療所でも大丈夫ですよね。でも心臓の病気で倒れた患者さんは一刻もはやく専門の病院で治療を開始しなければ助かりません。
そういった専門病院が落ち着いている高血圧の患者さんで溢れかえってしまうと、心臓の病気で倒れてしまった患者さんに適切な医療が提供できないと言うことになりかねません。もちろん高血圧の患者さんが倒れてしまった場合は大病院を受診できますし、その際にはかかりつけ医から診療情報提供書といって患者さんのこれまでの状態や処方内容、特に気をつけて欲しい注意事項などを大病院宛に送ってもらえます。
また大きな病院は専門が細かく分かれているので、いったい自分は何科を受診したら良いのだろう?と悩むこともありますよね。例えば消化器内科といっても、胃の専門の先生、大腸の専門の先生、肝臓の先生、膵臓の先生…と先生方によっても専門が細分化されています。
もしあなたがかかりつけ医をお持ちで、先生が日頃の健康状態をご存知で、気軽に何でも相談できれば、体調がよくない時に早め早めに対応してもらえます。また必要があれば専門の先生を紹介してもらうこともできます。その他にもテレビで見た、ネットで見たこんな情報って本当ですか?というような質問をしても大丈夫です。
でもかかりつけ医がいない場合、自分の判断で受診を控えたり、ネットで見た間違った情報を鵜呑みにしているうちに重症化してしまうといったことがあります。今回のコロナウイルスに関してもネット上のデマが問題になっていました。
実際私も大きな病院に勤務していた頃は、なんでここまで放ったらかしていたんだろう?といった状況やこんな怪しいサプリメントに多額の費用を注ぎ込んで…といった状況にしばしば遭遇しました。これは本当にとても悲しくなります。
ここまで読んでくださった方は、かかりつけ医って必要っぽいなぁっと思っていただけたのではないでしょうか?
実際すでに高血圧症や糖尿病などの慢性の病気で地元や職場近くの診療所や病院に通われている場合はその内科の先生がかかりつけ医と言えるでしょう。また内科は行ってないけど腰が悪くてずっと整形外科に通っているよといった場合はその整形外科の先生がかかりつけ医になってくれると思います。内科のことにも詳しくて相談に乗ってくださる先生も多いですし、ちょっと難しいなぁと判断されたら、専門の先生を紹介してくださると思います。
新しくかかりつけ医を見つけたい場合は幅広く診察できる内科の先生が良いでしょう。内科には消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科など専門分野が細かく分かれています。なにか不安のある症状があればそれにあわせた先生を選ぶと良いですね。お腹が弱い方は消化器の先生だったり、咳がでやすい方は呼吸器内科だったりといった具合ですね。
毎年の健康診断で異常値を指摘されて放置している方も少なくないのですが、放置できる範囲なのか治療をした方がいいのかだけでも医師に相談できる環境をつくっておいたほうが安心です。
どこに行ったら良いのかわからないという方は、職場や自宅近くの診療所を探すといいでしょう。また家族が通院している診療所があればそこの先生に相談してみるもの良いと思います。
身構えずに気楽に相談できるかかりつけ医が見つかると良いですね!
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