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個人を特定できないように配慮したうえで、その時の返信メールをこの場で紹介します。同じような悩みをお持ち方が多くいるのではないかと思います。
ご心配のことと思います。
メールなのでうまく伝えられるかどうか心配ですが、できるだけわかりやすく書きますので最後まで読んでみてください。
いろいろなものに注意を奪われて親の言葉が入らない(不注意性)、じっとしていることが苦手で常に動き回ったりおしゃべりが止まらなかったり(多動性)、自分がやりたいと思ったらその気持ちを抑えることが苦手(衝動性)。これらの特性を生まれつき持っている場合、ADHD(注意欠如・多動症)の可能性を考えてみる必要があります。
スーパーマーケットで欲しいものを買ってもらえないときに大声で泣きじゃくり、床で手足をバタバタして手が付けられなくなるようなこともしばしば。危険な状況に対してもあまり恐怖心がなく、手すりによじ登ったり、階段の高いところに平気で上がったりします。道路の左右を確認もせずに、道路に飛び出すようなこともしばしばあります。大人が注意しても、危険な行為が繰り返されます。
子どもが親の言うことを聞かないと、親のしつけが悪いと思われがちですが、そうではありません。もともとの生まれつきの特性が要因となっていると考えられます。生まれつきの脳の機能の問題として不注意性、多動性、衝動性があり、家庭生活や学校生活、職業上困難がある場合にADHDと診断されます。
この場合、重要なのは叱るときに感情的にならないこと。頭ごなしに大声でがみがみ言っても子どもを興奮させるだけです。
子どもを叱る時は、一呼吸おいて冷静に叱るようにします。低い声、子どもの顔を見て。はっきりとした口調で短くきっぱりと叱ります。言いたいことがたくさんあっても手短に伝えるようにしてください。
その際、子どもの言い分や気持ちを受け取りながら、今の行動が正しくないことを伝えます。そして、頑張り屋なところや明るいところなど「良いところ」をほめることも忘れないようにしてください。
周りの大人が発達障害に早く、気づき、適切な支援を行うことで、子どもの生きづらさはかなり改善されます。ADHDに対しては、薬物療法、環境改善、行動療法の3つのアプローチで対応すると効果があります。わかりやすく言うと行動の改善に有効な薬、集中しやすい環境づくり、ほめながら適切な行動を増やしていく対処法を取り入れることが今後の取り組みとなるでしょう。
一般的には、ADHDの心配があると思ったときには医療機関や地域の子育て支援センターなどに相談し、適切な支援へとつなげていきます。医療機関の受診などがためらわれるときには、幼稚園や保育園、学校の先生に相談することが重要となります。
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