どれを選ぶかによって効き方が違ってくるため、自分に合うものを選ぶことが大切です。
とはいえ、市販薬は種類が多いので、どれを選んだらよいのか迷ってしまう方が多いでしょう。そこで今回は、鼻水に効果的な市販薬の選び方について紹介します。おすすめの商品も紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
鼻水が出る原因にはいくつかあります。アレルギーがあったり細菌やウイルスに感染していたりなどがおもな原因です。ここでは、なぜ鼻水が出るのか、鼻水が出る病気にはどのようなものがあるかについて見ていきましょう。
鼻水が出る原因は大きくわけて次の3つがあります。
アレルギー性鼻炎の場合は、透明でサラサラとした鼻水がよく出ます。ウイルスや細菌に感染しているときは、粘りのある鼻水が出ることが多いでしょう。透明や白、黄色い鼻水のときはウイルス感染、緑っぽい黄色の鼻水のときは細菌感染が多いと言われています。
鼻水が出てくる場合、アレルギー性鼻炎や風邪などが考えられます。そのほか、副鼻腔炎を発症している可能性もあるので注意しましょう。
副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれており、ウイルスや細菌、アレルギーなどによって副鼻腔の粘膜に炎症が起きた状態です。膿の混じった鼻水や白っぽい鼻水がよく見られます。
副鼻腔炎の場合は、抗生物質や炎症を抑える薬などが必要になるため、早めに耳鼻科を受診しましょう。
鼻水を抑えるためには、基本的に抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬を使います。抗ヒスタミン薬は、神経伝達物質の一つであるヒスタミンの働きを抑えることで鼻水の症状を抑える成分です。
抗ヒスタミン薬には種類が多くあるため、効果を重視したいのか眠気の出にくさを重視したいのかなどによって使いわける必要があります。
「とにかく今すぐ鼻水を止めたい」「眠くなっても構わない」という方には、第1世代の抗ヒスタミン薬であるクロルフェニラミンマレイン酸塩がおすすめです。眠気が出やすいことがデメリットですが、しっかりと鼻水を抑えてくれます。
基本的に第1世代の抗ヒスタミン薬は、効果が出やすく眠くなりやすいことが特徴です。ただし、クレマスチンフマル酸塩は第1世代のわりには眠気が出にくく、効果もマイルドになっています。
眠気が出にくいものが欲しい方は、第2世代の抗ヒスタミン薬を選びましょう。市販だと、フェキソフェナジン塩酸塩やロラタジン、エピナスチン塩酸塩などが代表的です。
これらの成分は効果もややマイルドではありますが、眠気が出にくいため仕事や学校がある方でも使いやすくなっています。
鼻詰まりも気になる方には、血管収縮成分の入った点鼻薬や飲み薬がおすすめです。ナファゾリン塩酸塩や塩酸テトラヒドロゾリンなどの血管収縮成分が入った点鼻薬は、点鼻して数分で鼻通りを良くしてくれます。
プソイドエフェドリン塩酸塩といって、鼻粘膜の血管を収縮させる成分が配合された飲み薬も鼻詰まりには効果的です。
では、鼻水に効果がある市販薬を紹介します。
にわけて紹介していますので、自分に合うものを見つけてみてください。
ストナリニSには、主成分として第1世代の抗ヒスタミン薬であるクロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されています。胃で溶ける層と腸で溶ける層の2層構造になっているため、1日1回の服用でも効果が持続しやすいことが特徴です。鼻粘膜の腫れを抑えるフェニレフリン塩酸塩も配合されています。
第1世代の抗ヒスタミン薬であるd‐クロルフェニラミンマレイン酸塩が配合された、フィルムタイプの市販薬です。鼻水を抑える抗コリン作用をもつベラドンナ総アルカロイドや、鼻粘膜の腫れを抑えるフェニレフリン塩酸塩も配合されています。水なしでいつでも服用できるのがポイントです。
眠気が出にくい第2世代の抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジン塩酸塩が配合された市販薬です。1日に2回服用するだけで症状を抑えてくれます。アレルギー症状の緩和に使われる市販薬です。花粉症に使用する場合は、症状が出始めてすぐに服用することでより効果的に症状を抑えてくれます。
第2世代の抗ヒスタミン薬であるエピナスチン塩酸塩が配合された市販薬です。1日1回、寝る前に服用することで効果が一日中持続します。眠気が出にくくパフォーマンスの低下を起こしにくいため、眠気が出ると困る方にぴったりです。
血管収縮成分であるナファゾリン塩酸塩が主成分として配合された点鼻薬です。抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンマレイン酸塩も配合されています。点鼻すると数分で鼻が通るため、今すぐ鼻をスッキリさせたい方におすすめです。
鼻粘膜の血管を収縮させて鼻詰まりを解消するプソイドエフェドリン塩酸塩が配合されています。このほか、抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンマレイン酸塩、抗コリン薬のベラドンナ総アルカロイドも配合されており、鼻水にも鼻詰まりにも効果的な市販薬です。
次のような場合は、市販薬を使い続けずに早めに耳鼻科を受診しましょう。
このような場合は、市販薬のみで対処するのは難しいと考えられます。症状によっては、市販では取り扱いのない薬を使った治療が必要です。適切な治療を受けるためにも、上記の場合は早めに受診するように心がけてください。
では、最後に鼻水に効く市販薬に関して良く聞かれる質問にお答えします。
飲み薬と点鼻薬は併用できます。一緒に使っても問題ありません。鼻詰まりがひどい場合は、点鼻薬と併用したほうがすぐに症状が改善します。
鼻炎薬と風邪薬は基本的に併用できません。似たような成分が入っていることが多く、併用すると成分を過剰摂取してしまう恐れがあるためです。症状が鼻のみの場合は鼻炎薬、頭痛やのどの痛みなどほかの症状もある場合は風邪薬のように使い分けるようにしてください。
アレルギーが原因の鼻水はサラサラとしています。一方で風邪が原因の場合はドロドロとしていることが多いでしょう。サラサラかドロドロかである程度は見分けられます。
眠気が出ても良いのですぐに鼻水を止めたい方は第1世代の抗ヒスタミン薬、眠気が出にくいものが良い方は第2世代の抗ヒスタミン薬が配合された市販薬を選びましょう。鼻詰まりも気になる方は、血管を収縮させる成分が入った点鼻薬や飲み薬を使うと楽になります。
市販薬を1週間ほど使っても症状が改善しない方、副鼻腔炎が疑われる方、ほかにも症状がいくつか出ている方は、市販薬で対処できない可能性が高いので早めに耳鼻科を受診しましょう。
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