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しかし、それにはもちろん勉強も大切ですが、テストの点数と同じくらい、またはもっと大切な、ある「力」が必要だと近頃では言われています。
その力のことを「非認知能力」といいますが、皆さんは聞いたことはあるでしょうか?
日本では、長い間、テストの点数や受験の合否などが「かしこさ」の指標とされてきました。
こういった点数や知能指数など数字で示せる能力のことを「認知能力」といいます。
それに対して「非認知能力」は数値で表せない力をさし、いま各国で「これからの時代を生き抜くのに欠かせない力」として注目されています。
具体的には次のような力があげられます。
どれも、ぜひ子供たちに身につけてほしい力ではないでしょうか。
子供時代はもちろんのこと、大人になって職に就いたり結婚・出産したりする時にも、上記のような力が身についていたほうが明らかに幸せに生きられそうですよね。
また非認知能力が伸びれば呼応するように認知能力も伸びていくことが分かっています。
勉強をがんばってほしいなら、その土台となる非認知能力を先にしっかり伸ばしてあげるといいのですね。
こういった非認知能力は、大人になっても高めることはもちろん可能です。
しかし、もっとも効果的なのはやはり幼稚園や保育園に通っている年頃の子供たちに、一生使える生き抜く力を身につけさせてあげることではないでしょうか。
実際に、最近は多くの幼稚園・保育園でも非認知能力を意識した取り組みを行っているといいます。
例えば、カラフルな花を集めて水に入れてつぶす「色水あそび」の場面では、先生や保育士さんはどの花がどこに咲いているのか分かっていても、あえて口を出さずに見守ります。
すると子供たちは、近所の畑仕事をしている人に花の咲いている場所をたずねるなど、自分たちで解決しようと動き始めるそう。
同じく小学校でも、全国の学校での授業内容のベースとなる「学習指導要領」に、2017年からは「非認知的能力の重要性」という言葉があたらしく組み込まれています。
岡山県のある小学校では、オリジナルキャラクターの視点で「得意なことと苦手なことを把握する」「1人1人の違いを認める」「苦手なこともあきらめずにチャレンジする」といった子供たちの姿を発見していく……という取り組みをしていて、自分らしさを大切にしながら、仲間とも協力できる「非認知能力」が伸びているそうです。
子供たちが、将来、自分らしくいきいきと生きていくためにぜひ身につけてほしい「非認知能力」。
家庭でママやパパが子供たちのために何かできることはあるでしょうか?
過去に行われた「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」にともなうアンケート調査によれば、非認知能力が高い子供たちの家庭では、共通して以下のようなことをしていたというのが分かっています。
私立小・中学校受験などは、残念ながら家庭の経済力や居住地によって、お受験教室に通えなかったり、受験そのものの機会が得られなかったりするかもしれません。
でも、上記のような内容なら、無理なく家庭でできそうですよね。
また、非認知能力の地盤となるのはやはり「自分が自分を好きでいられる」という感覚ではないでしょうか。
小さい子にその感覚を持たせてあげられるのは、やはりママやパパなど身近な大人です。
その子のやりたいことを否定せず、先回りしないで失敗も見守り、成功したら一緒に大喜びする……それだけでも十分に子供の非認知能力は伸びていくはずですよ。
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