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幼稚園・保育園・小学校…子供の絵や工作の収納保管と処分のタイミングは?

2022/05/25

保育園・幼稚園・小学校で、子供が作った絵や工作。この時期になると大きな袋に入れて1年分を持ち帰ってきますが、かなりの場所をとるため保管に困ってしまいますよね。

かといって捨てるのも気が引ける…そんなときのため、おすすめの保管収納方法や処分してもいいタイミングをママ・パパの話も参考に紹介します。

工作は壊れる前に撮影を!

幼稚園や保育園では、紙粘土や毛糸、空き箱などを使って工作をよく作りますよね。

子どもの持ち帰ってきたカラフルな作品は、その年頃ならではの創意工夫が詰まった思い出の品ですが、やはり、時間と共にテープやのりがはがれてきたり、踏んづけてしまったりと、だんだん壊れてきてしまいます。

そうなる前に、持ち帰ってきたらまずスマホなどで写真をとっておきましょう。

子供と一緒に撮影しておじいちゃん・おばあちゃんに送信し、成長ぶりを見てもらうのもおすすめ。

作品はしばらくはリビングや子供部屋などに飾り、ホコリをかぶる前にいったん段ボールや収納ボックスにしまいます。

そして箱がいっぱいになったら処分のタイミングです。

ただし「ぼくの工作どこ?」と言うようなら出してきてもうしばらく飾ってあげましょう。

また、特別気に入っている作品やコンテストで入賞した作品など、厳選したいくつかは捨てずにしまっておけると良いですね。

絵は撮影&ファイル保管の両方で

絵は工作ほど場所を取らないので、小さい頃から小学校までの作品をまとめて保管しておくことも可能です。

画用紙が収納できる大型のファイルもあるので、年代順に収納しておき、成人式などの節目に家族で振り返るのも良いですね。

ただし保管中にカビや湿気で絵が傷んでしまったり、引っ越しなどで紛失する可能性もあるので、こちらもしまう前に写真をとっておくことをおすすめします。

またお気に入りの作品やコンテストに出展された絵・習字などは額に入れるなどして飾っておくと、子供もそれを見るたびに、その絵を描いたときのがんばったこと、楽しい気持ち、入賞したときの晴れがましい気持ちを思い出すことができるのではないでしょうか。

こんな方法のママ&パパも…体験談を紹介

最後に、アンケートで子供の作品の収納保管と処分について、ママ・パパたちからアイデアを募ってみました。

するとこんな方法を教えてくれた人も。

Kさん・5歳児のママ

「子供の絵って、ちょっと落書きしたものでも、なんともいえない味わいがありますよね。私は、気に入った子供の絵を撮影して布製品にプリントできるサービスを利用しています。エコバッグやクッションのカバーなどに、そのままの色を生かしてもいいし、モノクロにするとまたちょっと変わっておしゃれな雰囲気になりますよ!」

Mさん・小6・小2・年中のママ

「3姉妹なので、3段の衣装ケースにそれぞれ1段ずつを記念品の保管場所と決めています。幼稚園の通園バッグ、お手紙、卒園記念のコサージュ、工作や絵なども。いっぱいになったら似たようなもの2つを1つに減らしたり、現物は捨てて写真を残したりして1人1段をキープしています」

Fさん・中2のママ

「子供が中学生のとき引っ越しが決まり、小さい時の絵や作品はいくつかを残して処分することに。また大量のぬいぐるみやお人形も引き取ってもらえる先がなかったので、全部まとめて宅配便で送るとお焚き上げしてくれるサービスを利用しました」

Hさん・3歳児と0歳児のママ

「子供が生まれて写真の枚数が飛躍的に増えたので、スマホのデータをクラウド(インターネット上)に自動的に保管できるサービスに申し込みました。月150円くらいだし、スマホが壊れても安心ですよね。そこに子供の作品の写真もどんどん保存しています。キャプションに子供の名前・工作と入れておくと、あとで一発で見つけられますよ」

おわりに

筆者も過去にはどんどん増える子供たちの作品の収納に困り、上記のような方法で整理収納と保管をしてきました。

写真のプリントサービス各社からは、手頃な価格で1冊の本に印刷してくれる「フォトブック」も出ているので、これを利用して作品集にまとめてみるのもおすすめ。

押し入れの奥にある本物の作品は日頃ひんぱんに取り出すことはないですが、リビングなどにフォトブックを置いておくと、ふとした時に眺めて懐かしい気持ちになれますよ。

コラムニスト

認定子育てアドバイザー/育児教育ライター  高谷みえこ 

私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。

娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。

親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。

しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。

まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。

より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。

現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。

かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。

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