年末年始は帰省自粛で家飲み? どれくらいまでなら飲酒しても大丈夫?


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2020/12/15

12月になって広島県内でもコロナ感染者が激増しており心配ですね。

皆さん、こんにちは。加賀谷です。
広島県と広島市では年末年始の帰省の自粛を要請するに至りました。

年末年始の帰省の自粛

今回の集中対策では、感染拡大を早く抑え込む必要があるため、また、広島県が感染拡大地域とならないためにも
◆ 広島県と感染拡大地域との間での、年末年始の帰省
◆ 広島市と広島市外の地域との間での、年末年始の帰省
については、時期の変更などを検討していただき、控えていただくよう、要請します。

広島県・広島市「新型コロナ感染拡大防止集中対策」の実施 - 新型コロナウイルス感染症に関する情報 | 広島県 (hiroshima.lg.jp)

皆さんも感染対策を講じつつ日々の生活を送られていることと思います。帰省できない、外出できない、このようにいろいろとストレスを感じるようになってくると、ストレス解消にお酒を飲みたくなるかもしれません。

アルコールはストレス解消に有効と言われることもありますが、量が多くなるといろいろな病気を引き起こすことは皆さんもご存知と思います。では、どれくらいの量なら病気になるのでしょうか? 次の表におよその純アルコール量を示します。(混じりっ気のないアルコールの意味で純アルコールと表現します。)

危険の少ない純アルコールの量は?
壮年男性 約20g
高齢者&女性 約10g
生活習慣病の危険が高まる純アルコールの量は?
壮年男性 約40g
高齢者&女性 約20g
アルコール依存症の危険が非常に高まる純アルコールの量は?
壮年男性 約60g
高齢者&女性 約30g

高齢者や女性では、アルコール分解などの関係で、壮年男性の半分の純アルコール量で危険が高くなると言われています。

では、いろいろなお酒に含まれている純アルコールの量ってどう計算したらいいのでしょう。お酒に含まれている純アルコール量は次のように計算します。

純アルコール(g)=アルコール含有飲料の量(ml)×度数(酒の濃度)(%)×0.8(比重)

この計算式を基に、壮年男性で危険の少ない純アルコール20gに該当するお酒の量を計算してみましょう。

種類 規格 純アルコール約20gに相当する量
ビール(5%) 缶(500ml) 1本
日本酒(15%) 4合瓶 1/4本(1合)
焼酎(25%) 6:4のお湯割りを200mlのコップで コップに3/4杯
ワイン(14%) ワイングラス(120ml) 1.5杯
ウィスキー(43%) ダブル(60ml) 1杯

この倍の量を飲んでいたら生活習慣病の危険が高まりますが、意外と身近なお酒の量だと思いませんか?最近は、ストロング系というアルコール濃度の高い飲料が人気ですが、ストロング系だと体内に摂取する純アルコール量は多くなるのでますます気をつける必要があります。
外出自粛や帰省自粛でストレスを感じて飲まずにはいられない気分になることもあるかもしれませんが、飲酒量が多くなり過ぎないように気をつけたいものです。

 コラムニスト紹介

医療法人せのがわKONUMA記念依存とこころの研究所 所長  加賀谷 有行 


大学院生の時に瀬野川病院に非常勤医師として勤務し、津久江一郎先生の教えを受け、精神科救急や依存症治療の必要性を実感しました。大学院生の時に国立精神・神経医療研究センター疾病研究第三部で神経精神薬理学研究の基礎を学び、大学院の卒業後は広島大学医学部神経精神医科学講座で助手・講師を務め、臨床・教育・研究に従事しました。
平成14年4月から平成28年8月まで、広島国際大学教授として、主として精神保健福祉士・社会福祉士の養成に従事するとともに、学生相談室長・保健室長・学生部長として学生支援に携わりました。
平成28年9月より、医療法人せのがわKONUMA記念依存とこころの研究所の二代目所長を拝命し研究や啓発に従事するとともに、法人内の瀬野川病院とよこがわ駅前クリニックで診療にも携わっています。
「KONUMA記念依存とこころの研究所」のKONUMAの由来は、当法人の津久江一郎会長が師事した広島大学医学部神経精神医学講座初代教授(名誉教授)小沼十寸穂先生の名前を冠しています。初代所長である小沼杏坪先生は、小沼十寸穂名誉教授のご子息で、国立下総療養所で長らく依存症の治療や研究に邁進された方です。

【経歴・資格・所属学会】
昭和62年3月:広島大学医学部卒業
平成4年3月:広島大学大学院医学系研究科を修了
平成7年6月:広島大学医学部神経精神医科学講座助手・講師
平成14年4月:広島国際大学教授、学生相談室長、保健室長、学生部長。
平成28年9月:初代研究所所長 小沼杏坪先生の後任として、医療法人せのがわKONUMA記念依存とこころの研究所において、研究や啓発に従事している。
博士(医学) 精神科専門医 精神保健指定医 産業医

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