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もともと応用生体工学研究所の所長だったブローネマルク博士はある大学の医学部で骨が治癒する過程において、骨髄がどのような役割を果たすかを研究していました。実験を終えて、ウサギのすねに埋め込んだ生体顕微鏡用のチタン製器具を取り出そうとしたところ、しっかりと骨にくっついてしまい、どうしてもはがすことができませんでした。それまでは他の金属類でそのような経験をしたことがなかったブローネマルク博士は大いにその現象に興味をもちます。その後、血液循環の研究などにおいても、彼は次々とチタンの特質を目の当たりにすることになります。それらの偶然の発見から、「チタンは骨に拒否反応をおこさず、結合する」ことを確信したのです。
これを彼はオッセオインテグレーション(骨結合)と命名し、以来さまざまな実験のすえ、歯科治療への応用を探り、1965年ついに人間に臨床応用したのです。
ちなみに世界で始めてブローネマルク・システムによるインプラントの治療を受けたのは、ヨスタ・ラーソンという男性です。生まれつき顎の骨が弱く、数本しか歯が無かったそうですが、手術は無事に成功。
インプラントは彼が亡くなるまで40年間もの間、問題なく機能したそうです。
現在に至っても、インプラント治療は進化を続けています。
狭い骨幅に対応できるような細いタイプのインプラントでチタンに非常に強度の高いジルコニアを合成する事でインプラントの強度を上げ、細いインプラントを可能にしたものです。
骨の高さが少ない場合に対応できるような非常に短いタイプのインプラントで骨とインプラントの結合力の進歩により実現可能になったものです
インプラントは世界中に100種類以上存在していて、そのうちの30種類程度が日本でも流通しています。
各種メーカーがインプラントの開発を進めてきましが、形状はスクリュータイプ、表面性状も多様な方法で表面を粗造にする事で進化は固まってきたように思われます。 近年の主要な変化はナローインプラント、ショートインプラントの確立であるだろう。これにより、狭い骨、高さのない骨などあらゆるタイプの骨にインプラントを適用できるようになってきました。
次回のコラムではナローインプラント、ショートインプラントについて深く掘り下げて行きます。
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