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私の近しい親族や生まれ育った環境の中に医師の人間はいなかったため、実は中学・高校生のころに自分が医師になるとはあまり考えていませんでした。ただ、創作の好きな子供だったため将来は何かクリエイティブな仕事がしたいとずっと思っていました。医学生のとき病院実習をする中で、泌尿器科は手術の方法も多彩で、処置や外来診療など幅広く活躍ができることがわかり魅了され、泌尿器科医の道に進むことになりました。
病院勤務医として学んだ技術・知識をしっかりとベースにしつつも一人の医師、一人の人間として自分らしいクリエイティブなことをしてゆきたいという思いが強くなり、このたびクリニックの開業をさせて頂くことになりました。
私は医者のかけだしの頃に広島西医療センターに長く勤務しておりましたので、広島県西部地域にまず慣れ親しみがありました。その後、広島大学病院で勤務していた際に、西区やその周辺など比較的遠い地域から通院をしていた患者さんが多く見受けられました。短い診療時間のため半日、人によっては一日がかりで通院される足の悪い患者さんなどをみると心が痛くなる毎日でした。高度な医療でなければ診療所レベルでも対応ができることも多く、それならばより患者さんから近い場で私がやるしかないのでは!?という気持ちが日に日に強くなりました。
西区周辺で色々と場所を考えましたが、勇壮な台地を背に閑静な住宅地が広がる居心地のよい井口の地で開業を決めました。
私は子供のころから病院が大嫌いでした。消毒の匂いが漂ったどんよりした雰囲気、高圧的な医者、何をされるかわからない検査などなど・・・。恥ずかしながら、今も自分が病院に受診するときは緊張でドキドキしてしまいます。特に泌尿器科はプライベートパーツに関する悩みで患者さんは来られることが多いですから、よりいっそう不安や羞恥心がつのるため、患者さんは受診をためらったり症状があっても我慢してしまいがちです。そのために状態が悪くなって初めて受診するケースも残念ながらあります。
私は、常に患者さんたちに共感し、気持ちに配慮をして診察をすることをまず第一に心がけて診療をしております。また、なるべく患者さんにわかりやすい説明をして、同じ方向を向いて治療を受けて頂けるようにも常に努力しております。
病院勤務医のときは前立腺がんや膀胱がんなどの診療を多く経験いたしましたので、軽症の方はもちろん、がんなどのような慎重な経過のフォローが必要な方にも頼られる診療所を目指しています。また地域に根ざす診療所として、より多くの患者さんにとって治療が完結できる場にしたいと思い、カテーテル処置(尿管ステント・腎ろう・膀胱ろう など)・造影検査が可能な透視機能付きレントゲンなどの医療機器も導入しております。「患者さまを幸せに」して、「職員も幸せに」なり、引いては「地域のみなさまも幸せに」することが当院の最終的な目標です。ぜひ、ささいな悩みでもお気軽にご相談をして下さい。
診療科目:泌尿器科