ファンタジーの味をおうちで。冬に食べたい簡単料理|広島の健康・子育て情報|ファミリードクター

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ファンタジーの味をおうちで。冬に食べたい簡単料理

ファンタジーの味をおうちで。冬に食べたい簡単料理

2025.12.04

物語に出てくるお料理に憧れたことはありませんか?特に、外国の聞いたこともないような料理に、勝手な想像を膨らませたことがあります。簡単にできる料理をいくつか作ってみました。

朝晩と日中の寒暖差が激しくて、体調を崩す人が増えています。また、ここにきてインフルエンザに罹患する人が増えて、クリニックでは忙しい日が増えています。暑い夏が続いたので、冬は暖かいかと思ったらどうやら寒い冬になりそうです。しっかり食べて寝て、免疫機能を高めておきましょう!

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
(電子レンジは特記がない場合は600wです)

前回:節約を心がけた、からだにやさしい食事です。

POINT

  • 下処理に電子レンジを使用し、ご馳走づくりを簡単にしました。
  • 食材は手に入るものを代用しながら、アレンジして作りました。
  • 調味料も手に入るもので、安価に仕上げました。
  • レシピを単純にして、できる限り簡単に作れるようにしました。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

鰤の照り焼き

鰤は出世魚と呼ばれ、成長するごとに名前が変化します。特に寒ブリと呼ばれるものは、脂も載って、しょう油につけると脂がバァーと広がります。

  • ブリの切り身 2切れ
  • 酒 大さじ1
  • 調味料:しょう油大さじ1、みりん大さじ1、ショウガ汁小さじ1/2
  • 甘酢ショウガ 適宜(新ショウガを市販の甘酢に漬けたもの)
  • 付け合わせ:さつま芋の甘煮 さつま芋(細いもの)小1本 調味料:砂糖大さじ1、塩少々
  1. ブリは洗って、酒を振りかけておきその間に調味料を合わせておきます。
  2. 1の調味料を電子レンジで、1分弱加熱しておきます。
  3. フライパンを熱して、薄く油を引いて水けをペーパータオルで拭いたぶりを、中火でゆっくり焼きます。この時、はじめに盛り付け時に上になる方から焼きます。ほんのり焦げ色が付いたら裏返します。
  4. 両面が七分通り焼けたら、2.の調味料を1/2量回しかけます。裏返して残りの調味料をかけます。
  5. さつま芋はよく洗って、皮が付いたまま1㎝幅位の輪切りにして水にさらします。
  6. さつま芋は、砂糖と塩少々で煮含めます。

焼いた魚に照りを出す場合には、調味料が網にこびりついて後の掃除が面倒です。お正月用にたくさん焼きたい場合にはポリ袋を用意し、この中へ少し多めに作ったたれとブリを入れて10分位浸してからフライパンで焼き、電子レンジで加熱したたれを、焼いた魚に刷毛で塗って照りを出します。

キャベツの中華和え

緑の野菜がとても高いです。キャベツは少し前より安くなっていますので和え物にしてみます。電子レンジで加熱して、しんなりさせると沢山食べられます。

  • キャベツ 150g(1/5位)
  • ハム 2枚
  • 調味料:めんつゆ大さじ1、酢小さじ1、ごま油小さじ1/2、砂糖小さじ1/2
  1. キャベツは幅1㎝位の短冊に切って、電子レンジで2分位加熱して冷まします。
  2. ハムも1㎝幅位に切って、ボウルにキャベツとハムを混ぜ合わせます。
  3. 調味料を合わせて、2.に混ぜ合わせます。
  4. おとなだけで食べる場合は、唐辛子の小口切りを入れてピリ辛にしてもおいしいです。

キャベツは春キャベツなどの軟らかいものなら、ザクザク大きく切っても良いです。この時期のキャベツは、少し熱を加えた方が甘味が出て、おいしく食べられます。

卵蒸し

卵蒸しは赤ちゃんから高齢者まで食べられて、具材次第でいつものおかずからご馳走にまで変化します。

  • 卵 2個
  • だし汁 使う椀のすりきり1杯分(だしの素で作っても良い)
  • 調味料:めんつゆ小さじ1、酒小さじ1
  • 鶏肉細切れ 30g(かまぼこやカニかまぼこでも可)
  • 茹でたほうれん草 ふたつまみ
  1. 卵は割って、よくかきまぜてから調味料、だし汁を加えて、紅茶漉しで漉しておきます。
  2. 二個の容器に薄めに切った鶏肉と、茹でて水けを絞ったほうれん草を加え、ゆっくり卵液を流します。
  3. 蒸気の上がった蒸し器に入れて、弱火で15分位蒸して、竹串か割り箸を刺してみて、濁った液が上がってくるようならもう少し蒸します。
  4. 蒸し過ぎたり、強火だったりするとス(気泡)ができるので気をつけましょう。

卵とだし汁の割合は1:3ですが、具が多い場合は少し硬めに作ります。大きな容器に作る場合は卵液を2割ほど残しておいて、2度蒸しするときれいにできます。子供が小さい頃は時短のため、大きな鍋に容器の1/3の深さ位の湯を沸かして、布巾をかけ蓋をして蒸していました。

火曜日の献立

鶏手羽と里芋の煮物

この時期の里芋はホックリして煮物にはもってこいです。手羽先と煮てみました。

  • 鶏手羽先 4個
  • 里芋 3個(大きさによって適量)
  • サラダ油 大さじ1
  • にんじん 細いところ 5㎝
  • 調味料:酒大さじ2、砂糖・みりん各大さじ1、めんつゆ大さじ1/2、しょう油小さじ1
  1. 里芋は水にぬらさないままにして、厚めに皮をむきます。1/2位に切って、サッと洗って耐熱容器に入れて、2~3分電子レンジで加熱し、水洗いしてぬめりを取っておきます。
  2. 深めのフライパンに油を熱して、洗って水けを拭きとった手羽先を両面焼き付けます。
  3. 2のフライパンの中へ里芋を入れて炒め合わせて、水1カップと調味料を加えて煮立ったらアクを取り、弱火にして20分位煮ます。(途中で汁気が無くならないように時々見ます。)
  4. にんじんは5㎜位の厚さの輪切りにして、あれば花型や葉っぱの型などで抜いておき、15分位煮たところで入れておきます。

手羽先は適度に皮に脂肪があって、とても美味しい煮物ができます。こんがり焼いてから煮るのがポイントです。焼きものにする時は、フォークでブツブツ穴をあけておくと味が染みやすくなります。

ブロッコリーと卵の炒めもの

ブロッコリーが高い時は、冷凍のものを使うことがありますが、そのまま使うのは今一つと言う気がします。そんな時には凍ったまますぐ使えるので、炒め物などにどうぞ。

  • ブロッコリー 冷凍150g
  • ベーコン 1枚
  • 卵 2個(大きいものなら1個)
  • サラダ油 小さじ1
  • 調味料:塩・コショウ少々
  1. ベーコンは2㎝長さに切っておきます。卵は白身が残らないようによくかき混ぜておきます。
  2. フライパンに油を熱して、ベーコンを炒めてからブロッコリーを加えて炒めます。
  3. 卵の方に塩、コショウで味をつけておきます。
  4. ブロッコリーをフライパンの片方に寄せて、空いたところに卵を入れてかき混ぜます。
  5. 少し卵が固まったところで、全体を混ぜ合わせて火を止めます。

ブロッコリーは花野菜で、地中海沿岸が原産地です。日本には明治初期に伝わってきていましたが、今のように普及したのは1980年代です。それまでは白いカリフラワーの方が主流で酢味噌和えなどにしていました。日本人の食生活が、急速に欧米化してきたのでしょうね。

かぶの甘酢

かぶは食感が、大根と比べてつるんとなめらかで甘味があります。煮てもトロンとして美味しく食べられます。サラダや和え物など、もっと試してみてください。

  • かぶ 直径10㎝位なら1個
  • 塩 少々
  • 調味料:市販の甘酢大さじ1と1/2(酢大さじ1、砂糖小さじ2、塩少々)
  • 柚子の皮 適宜
  1. かぶは皮をむいて、半月の薄切りにします。スライサーを使った方が簡単に薄く切れます。
  2. 塩を振ってしんなりしたら、よく水洗いして甘酢で和え、ゆずの皮の千切りをまぜます。

かぶは大抵きれいな葉っぱが付いていることが多いので、青菜と同じように油揚げなどと煮物に使ったり、少し短めに切ってお浸し等にもできます。

水曜日の献立

こまったさんのオムレツ

子供たちの小さい頃の愛読書に出てきたこまったさんのご主人のヤマさんの好物の納豆オムレツです。簡単ですが、驚くほどおいしいので作ってみてください。

  • 卵 4個
  • 塩 少々
  • 納豆 1パック
  • 納豆のたれ 1袋
  • 青ネギ 1本
  • サラダ油 小さじ2
  1. 青ネギは小口切りにしておきます。
  2. 納豆に青ネギの半量と、たれを混ぜて2人分に分けておきます。
  3. 卵4個はボウルに割り入れて、泡だて器を使って白身がしっかりとほどけて、なめらかになるまで混ぜます。塩をほんの少し混ぜ入れておきます。
  4. 小さめのフライパンに油を熱して、温まったら中火にして一気に3.の卵液を流し入れます。卵が固まりそうになったら勢いよく菜箸で全体をかき混ぜて、全体が半熟状態になったら2.の納豆を真ん中に加えて、オムレツの形に両側から卵を寄せていきます。
  5. 1人分づつ作って、くずれないように皿に移します。

こまったさんのお話は、ちょっとそそっかしいこまったさんが色々のお料理をするお話です。子供たちはこまったさんの本を熱心に見ていましたが、私は忙しくて一緒に料理をした覚えがあまりありません。もっと一緒に楽しめばよかったと思います。

こまったさんのシチュー(カランガ)

これは調べてみたら、アフリカのケニアの家庭料理でした。スープカレーのようなものですが、エチオピアが原産のオクラがゴロゴロ入っているのが特徴的です。

  • トマト缶 1/3缶(原作ではトマト1個)
  • 玉ねぎ 1個
  • にんじん 1/2本
  • ニンニク 1かけ
  • オクラ 8本
  • 鶏もも肉 200g
  • サラダ油 大さじ1
  • 水 500ml
  • 調味料:カレー粉大さじ1、塩・コショウ各少々
  1. 玉ねぎとにんじんは皮をむいて玉ねぎは大きめの乱切りにして、鶏もも肉もぶつ切りにします。にんにくはみじん切りにして、オクラは硬いガクの部分をけずって丸ごと使います。
  2. 大きめの鍋を中火にかけて、サラダ油を入れニンニクを入れたら弱火にして、香りが立ってきたら鶏肉を加えて中火にして炒めます。

  3. 鶏肉が白っぽく色が変わってきたら、カレー粉を振りまぜて手早く炒めます。
  4. 3.の鍋の中にトマトと、玉ねぎ、にんじん、オクラ、水を加えて中火にかけます。煮立ってきたらアクをすくいながら30分位煮込みます。
  5. 最後に塩、コショウで味を調えます。

30分も煮込むので、少しくらい大きめに切っても問題ないですし、トマトは缶詰を使ったので皮の心配も要りません。ご飯を添えればスープカレーになりますし、パンと一緒でもおいしそうです。納豆オムレツと一緒にこれから我が家の定番になりそうです。

ベビーリーフのサラダ

ベビーリーフは発芽後30日くらいの若い葉っぱなので、ビタミンⅭなど普通の葉っぱの倍くらい含まれています。また、色々な葉っぱの味がしてあまりドレッシングをかけなくても、美味しく食べられます。

  • ベビーリーフ 1パック
  • 赤いりんご 1/2個
  • 好みのドレッシング 適宜
  1. ベビーリーフは洗って、水けを切っておきます。
  2. りんごはよく洗って、皮をむかずに種のある部分を切り取って、うすぎりにしておきます。直ぐ食べる場合は、却って酢水や塩水に浸けない方が良いです。1とりんごを混ぜ合わせておきます。
  3. 簡単ドレッシングは粒マスタード大さじ1/2、塩小さじ1/2、コショウ少々、酢・オリーブ油各大さじ2です。
  4. これにオリーブ油を減らしてごま油を加えたり、コショウの代わりにカレー粉を足したり、塩をやめてしょう油に変えたりレモンを絞ったり。好みでいろいろアレンジしてみましょう。
  5. サラダはドレッシングをかけてしまうと、ペっちゃんこになるので各自が好みでかけていただきます。

市販のドレッシングは、案外高くつきますしマヨネーズと比べるとかなり塩分が濃くなっています。いろいろなドレッシングの使いかけを冷蔵庫に入れておくのも面倒ですので、その都度作ってみてはいかがですか?

木曜日の献立

鯖のムニエル

青背の魚は最近の若い人たちには敬遠されがちだけど、ムニエルにして洋風なソースをかければ食べられると思います。

  • 鯖の切り身 2切れ
  • 調味料:塩・コショウ少々
  • 小麦粉 適量
  • バター 適量
  • ソース:マヨネーズ大さじ2、粒マスタード小さじ2、レモン汁大さじ1
  • 付け合わせ:粉ふき芋(じゃが芋 1個)、生しいたけ 3個
  1. ソースは材料を合わせて、よく混ぜて作っておきます。
  2. 付け合わせの粉ふき芋はじゃが芋を茹でて、砂糖、塩各少々を加えてしっかり水けを飛ばして炒っておきます。(砂糖は好みですので、入れなくても良い)生しいたけは半分に切って、ムニエルの横で焼きます。
  3. 鯖は洗ったら水けを拭き、皮目に十字の切り込みを入れておき、塩コショウをしておきます。
  4. フライパンにバターを10g程度入れて中火にかけ、直前に小麦粉を薄くつけて軽くはたいてから、鯖の皮の方を下にして並べ入れます。身の厚い背の方はフライパンのふちのカーブに押し当てるように、両面をこんがり焼きます。この時、忘れずに生しいたけも焼いてください。
  5. 皿に取り、ソースをかけて付け合わせを添えます。

鯖の小麦粉は早くからまぶしておくと、べちゃっとなってしまうので直前にまぶして、勝手でそっとたたいて余分な粉を落とします。火は弱すぎるとべっとりした感じになるので、中火でこんがり焼きます。

ごぼうのかつお煮

ごぼうは秋から冬が旬です。独特の香りと栄養は皮の周りに多く含まれているので、できれば皮をむいていないものを買ってきて、包丁の背でこそげるくらいで使ってください。

  • ごぼう 30㎝位
  • 酢 大さじ1
  • 調味料:砂糖小さじ2、めんつゆ大さじ1/2、花かつおひとつまみ
  • 飾り用花かつお ひとつまみ
  1. ごぼうは包丁の背で、皮をこそげ取って5㎝位の長さに切りそろえます。それをすりこ木で叩いてから、縦4~6つ位に切って酢を入れた水にさらしておきます。
  2. 鍋に砂糖とめんつゆを入れた水を入れて火にかけ、1.のごぼうを洗って加えます。
  3. 時々つまんでみて、軟らかく煮えてきたら花かつおを加えて火を止めます。
  4. 器に盛り付けて、更に上に花かつおをのせます。

病院の給食を担当していた時、調理員が皮むき器でごぼうの皮をむいたり、ショウガの皮をかなり厚くむいていて、驚いて注意したことがありました。若い人は調理師でもそういうことがあるので、『親の調理する姿を見たことがなかったり、親が調理をしなければ何も知らずに育つのだろう』と心配になります。

ブロッコリーのピーナッツ和え

冬が旬なのに、まだまだ高いブロッコリーです。花蕾が黄色くなってきたら鮮度が落ちたしるしです。買って来たらサッと硬めに加熱して、調理で残ったものは冷凍してしまいましょう。

  • ブロッコリー 1/3株
  • 調味料:ピーナツバター大さじ1、めんつゆ小さじ1、水大さじ1
  1. ブロッコリーは小房に分けて、容器に入れ水を大さじ1ふりかけて、ラップをふんわりかけて1分少々電子レンジで加熱します。
  2. ボウルにピーナツバターとめんつゆ、水を加えて電子レンジで加熱します。
  3. 2.の粗熱が取れたらブロッコリーを和えます。

ブロッコリーは上を向いてできているので、意外に汚れが溜まりやすいので茎をもって振り洗いしてから、調理しましょう。茹でると栄養価が下がるので、少量の水で蒸し茹でか、電子レンジ加熱の方が効率的です。

金曜日の献立

ロッドユールのコーンご飯

これはムーミンのお話に出てくる玉ねぎとコーンのピラフです。ロッドユールと言う冒険好きのムーミンパパの友達の作るごはんです。実際はオーブンで作る料理ですが、フライパンで作ってみました。

  • 白米 1カップ
  • 玉ねぎ 1個
  • 油 少々
  • コンソメ顆粒 小さじ2
  • 水 3カップ
  • 粒コーン缶詰 1缶(80g)
  • パプリカ 赤・黄・緑合わせて1個分
  • にんじん 4㎝
  • 塩 小さじ1/2
  • パセリみじん切り 少々
  1. 米を洗って、水を切っておきます。
  2. 玉ねぎは縦半分に切って、薄切りにして半分の長さに切っておきます。パプリカは5~6㎜角、にんじんはひと回り小さく刻んでおきます。粒コーンは水けを切っておきます。
  3. 水3カップにコンソメ顆粒を加えて、電子レンジで加熱して顆粒を溶かしておきます。

  4. フライパンに油を少々熱し、玉ねぎを焦がさないように炒め、更に米とコーン、パプリカ、にんじんを加えて2~3分炒め3.のスープを加えて塩を混ぜ、弱火で蓋を少し開けて30分ほどコトコト煮ます。その後もっと弱い火にして、10分ほど煮て火を消してそのまま10分蒸らします。
  5. 皿に盛ってから、パセリを飾ります。

ピラフを作る要領です。もっと簡単に、手間をかけずにと言う場合は最初に米や野菜をフライパンで炒めておいて、その後スープと一緒に炊飯器で普通に炊けば良いでしょう。物語の中ではオーブンで焼きあげて、粉チーズを振るようになっています。

ムーミンパパのお気に入り卵焼き

卵に玉ねぎと生クリームを加えて焼くだけですが、驚くほどおいしいのでお試しあれ!

  • 卵 3個
  • 玉ねぎ 1個
  • サラダ油 大さじ1/2
  • 生クリーム 大さじ1(牛乳でも良い)
  • 調味料:塩少々
  • バター 大さじ1(10g位)
  • 粉チーズ 適量(なくても良い)
  1. 玉ねぎは薄い輪切りにして(半月でも可)、サラダ油で透き通るまで炒めて冷ましておきます。
  2. 卵は割りほぐして、塩少々と生クリームを混ぜてかき混ぜます。この中に玉ねぎを混ぜておきます。
  3. フライパンにバターとサラダ油を混ぜて熱し、2.の玉ねぎ入りの卵を一度に流し入れます。
  4. 全体に均等に広げて、中火の弱で焼き、固まりかけたら裏表をひっくり返します。(蓋をしたまま蓋の方へ返して、フライパンの方へ滑らせます)
  5. 両面に少し焦げ目ができたら出来上がりです。好みでニンニク味にしても良いです。皿に取って、粉チーズを振ります。(粉チーズは省略可)

玉ねぎを炒めたオムレツは朝ご飯にもよく作りますが、生クリームを加えて平たく作ると食感が違うので、全く別のお料理になります。ムーミンの料理には、北欧のせいかバターと生クリームがやたら出てきます。

スナフキンのさやいんげん料理

スナフキンはムーミンの友達で、自由に旅することが好きな男の人で、ミムラ夫人の息子と言う設定です。

  • 冷凍のいんげん 150g
  • 豚もも肉 100g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • バター 少々
  • サラダ油 少々
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  1. 冷凍のいんげんは解凍して、半分に切ります。豚もも肉も小さく切り、玉ねぎはみじん切りにします。
  2. 小鍋にバターとサラダ油を熱して、みじん切りにした玉ねぎを焦がさないように炒めます。
  3. 2.の中へいんげんと豚肉を加えて炒め、ひたひたにかぶるくらいの水を加えて煮立ってきたら火を弱くして、豚肉といんげんに火が通ったら、塩・コショウで味を調えて出来上がりです。

このさやいんげんの料理は、しょうゆを少し落とせば、ご飯が進むのに、と言う感じです。それで、コーンご飯と合わせてみました。コーンご飯に味が付いているので、こちらの方はごく薄い塩・コショウでも良いと思います。

土曜日の献立

スニフの最高の肉団子

スニフはムーミンパパの友達の息子で、ムーミンの友達で耳のとがった、しっぽの長い子です。この肉団子は一度食べたら、また食べたくなるほどおいしいものです。

  • 牛挽肉 300g(合い挽き肉でも可)
  • パン粉・生クリーム 各カップ1/4
  • 玉ねぎ 1個
  • 卵 1個
  • 調味料:塩小さじ1/2、黒コショウ少々、パプリカ小さじ1/2
  • バター 適量
  • ソース:角切りトマト缶1/2缶、カッテージチーズ50g、しょう油少々
  • サラダほうれん草 1/3把
  1. ボウルにパン粉を入れて、生クリームを入れてふやかしておきます。
  2. 玉ねぎはみじん切りにして、電子レンジで1分加熱して冷まします。
  3. 1.のボウルの中へ、挽肉と玉ねぎ、かき混ぜた卵、調味料など全てを混ぜ合わせて、よく練り合わせます。
  4. 少し大きめの6個の肉団子を作ります。手を湿らせてから作ると手につかずに上手に丸められます。

  5. フライパンにバターを熱して、転がしながら全体にこんがり焼き色が付いたら、カップ1/4ほど水を入れ、蓋をして蒸し煮にします。
  6. 5.の中へソースの材料を加えて、そのまま煮込みます。(本ではオーブンに取って1時間焼き上げるとなっています)
  7. サラダほうれん草を洗って水きりして、添えます。

今回は直径が4㎝位のミートボールでしたが、しっかり練っておかないとひび割れしそうです。煮込むのであれば表面を最初に焼き付けておけば煮崩れないので、もう少し大きい肉団子でも面白いと思いました。また、ニンニク味でも良いと書いてありました。

りんごのパンケーキ

これは小麦粉や卵、牛乳を混ぜ合わせて生地を作るパンケーキにりんごを敷いて焼くものですが、手っ取り早くホットケーキミックス粉で作りました。一応書かれていた材料を記載します。

  • 小麦粉(薄力粉)カップ1
  • 牛乳 500ml
  • 卵 2個
  • 砂糖 大さじ1と1/2
  • 塩 少々
  • 実際に作った材料
    ホットケーキミックス 200g
    卵 2個
    牛乳 120ml
    りんご 1/2個
    バター 適量
    シナモン 少々
  1. ホットケーキミックスにかき混ぜた卵と牛乳を混ぜ合わせます。
  2. 少し材料をねかせている間に、りんごを良く洗って、皮ごと薄切りにして芯を取っておきます。
  3. フライパンにバターを敷いて熱し、りんごを放射線状に並べてその上から1.の生地を流し入れます。
  4. 中火の弱で3分ほど焼いて、裏を少し返してみてほんのり焦げ色がついていたら裏返します。そのまま3分~3分30秒位焼き、シナモン少々を振りかけます。
  5. 食べやすいように切り分けて皿に盛り付けます。

普段の朝食にも、おやつにも中にりんごやバナナを切って混ぜ込めばちょっと楽しい朝食になりそうです。ホットケーキのような直径10㎝の丸さに何枚か焼けば、生クリームを泡立ててフルーツを飾ればクリスマスケーキにもなりそうです。

ウィンナー入りスープ

特別変わったスープではありません。冷蔵庫にあるウィンナーやソーセージ、ハム、ベーコンなどと残り野菜を集めれば立派なスープができます。本の中には『掃除日のスープ』と書かれています。

  • にんじん 1/2本
  • 玉ねぎ 1/2個
  • キャベツ又は白菜 1枚
  • じゃが芋 1個
  • ウインナー 4本
  • 調味料:コンソメ1個、ショウガ1かけ、オールスパイス少々
  • パセリのみじん切り 少々
  1. にんじん、玉ねぎ、キャベツ又は白菜はそれぞれ皮をむいて大きめに切り、じゃが芋は1㎝厚さ位に切って煮える時間を合わせます。ここではウィンナーを斜め半分に切って使いました。
  2. 鍋に水カップ2杯とコンソメ、ショウガの薄切り、オールスパイスを加えて火にかけます。
  3. 2.の中に1の野菜を加えて10分位煮ます。じゃが芋が7分位煮えたら、ウィンナーを加えます。
  4. 全体がくったりと煮えたら火を止め、仕上げにパセリのみじん切りを散らします。

これから何かと気ぜわしく、忙しくなる季節に総菜などを買ってきてもこんなスープがお家にできていればとても気が楽になります。時間のある時に作っておきましょう。

お話に出てくるお料理を探してみましたが、バランスよく日常に使えそうなものが少なくて、なかなか決められませんでした。食材の値段は、買い物に行くたびに何かしらが値上がりしている気がします。カリカリ節約、節約と言っても仕方がないので、効率よく材料を無駄なく使う料理を考えてみたいと思います。12月、1月とイベントや来客が多い季節です。次回はあまり大変ではないけれど、楽しい献立を考えたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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