あまりにも気温の高い日が続いていますので、他所の県の気温を見ては『私たちはまだ大丈夫』とちょっと感覚がおかしくなっています。クリニックにも熱を出された方が受診されます。のどが渇いていなくても、定期的に水分補給をして、とにかく簡単でも良いですから、3食食べる努力をしてください。そして、しっかり睡眠を取ってください。その日の疲れはその日の内に取るように、意識してみてください。
(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
(電子レンジは600Wで加熱)
前回:まさに『酷暑』と言う言葉がぴったりの気候が続きます。酷暑に打ち勝つ簡単なおいしいレシピです。

ぶりははまちと同じ魚ですが、40㎝前後がハマチと言うのに対して、ブリは1メートルぐらいに成長したものを言います。成長するにつれて名前が変わるので、出世魚と言われます。カマはえらのある部分です。
グリルがない場合や、洗うのが面倒という方はフライパンで焼きましょう。その際は油を大さじ1/2を入れて、蓋をして中火で1~2分焼いて裏返して1~2分焼き、漬け汁を加えて裏返しながら、弱火で4~5分焼きます。生干しで味が付いたみりん干しなどは、アルミホイルをフライパンに敷いて焼くと良いです。
電子レンジを使用して、暑くない肉じゃが作りを試してみました。ちょっとあっさり味の肉じゃがです。
煮物はできるだけ火を使わないで済む方法を考えてみました。量が多いと難しいですが、1人や2人分の調理には火を気にせず他の用事ができるのでお勧めです。又、大勢の家族でも1人分だけ、苦手な食材を外して調理する場合は簡単です。
今年は暑過ぎていろいろな野菜が不作のようです。なすも例外ではなく、皮が硬かったり、中が黒い筋が入っていたりするものもあります。材料を見て、調理法を考えましょう。
茄子を保存する場合、元々インド原産の暑い場所のものなので冷蔵庫に保存すると傷みやすいようです。しなびてしまわないうちに使ってしまいましょう。焼きなす、麻婆なす、しぎ焼き、煮物、揚げ物、炒め物と調理法も様々です。

餃子を手作りする人は多くても、シュウマイは難しそうで作られる方は少ないのではありませんか? 具を混ぜて、シュウマイの皮で包むだけです。今回は暑いので蒸すのを省略しました。

蒸す場合は5㎝角に切ったキャベツを下に敷いて、一緒に蒸せば野菜も一度に食べることができます。ひき肉と玉ねぎとシュウマイの皮があれば、餃子より簡単にできます。
えのきたけと卵の味噌汁もおいしいですが、コンソメ味のスープもおいしいです。好みでコショウを効かせます。
コンソメやだしの素などを使うこともあると思いますが、意外に塩分が多いので確かめて調味料を使いましょう。コンソメやだしの素も減塩のものが売られていますので、上手に使ってください。
きゅうりは一般的にサラダや酢の物など生で食べることが多いですが、中国料理では炒め物や煮物に使うようです。栄養価は低いですが、歯ざわりや緑の色が爽やかで食欲を増進させます。
今年は皮が厚いきゅうりや傷のあるきゅうりも見かけます。少し厚めに切って、にんじんやパプリカなどとごま油などを加えて、いろどりの鮮やかなナムルにしたらたっぷり食べられます。

ちょっと酸味のあるトマトの煮込みは夏には爽やかです。イタリアン風に冷凍のシーフードを使ってみました。
キッチンを暑くしたくない方は、全ての材料を大きめの容器に入れて、表面を平らにしてふんわりラップをし、電子レンジで8~10分加熱すれば出来上がりです。
産地によるのかもしれませんが、今夏はかぼちゃがとても甘いように思います。薄切りにすれば電子レンジで簡単に火が通ります。
硬いかぼちゃは電子レンジで少し過熱すれば、簡単に薄切りにできます。火も通りやすいので朝食にもピザ用のチーズをかけて、電子レンジで過熱すれば数分でできます。保存する場合は種やワタを取って、切り口をラップで覆って冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
絹ごし豆腐は舌触りも滑らかで、それだけ食べても甘味を感じます。デザート風にアレンジしてみました。
充填豆腐は他の豆腐の作り方とは違い、豆乳をいったん冷却してから凝固剤を加えて容器に入れて80~90℃の湯に40~60分漬けて凝固させたものです。水っぽさがなく甘味を感じるような気がします。

たまたまお店で塩麹を見つけたので、生鮭にまぶして一晩おいて焼いてみたら軟らかくてとてもおいしく食べられました。麹が手に入らない場合は酒粕に漬けて焼いてもおいしいと思います。
子供の頃、冬になったら残りご飯と米麹を混ぜて、容器に入れたものをこたつの中に入れたり、日の当たる暖かいところで発酵させて甘酒を作っていました。なぜいつも麹が家にあったのか、今となっては不明ですが、昔は発酵食品が日常的に食べられていたのでしょうね。
冬瓜は夏に収穫しても、冬まで貯蔵が効くのでこの名前が付いたのだとか。しかし現代では冬に売っているのは見たことがありません。ほとんどが水分で、味も香りも淡白です。
冬瓜の産地を調べてみると、愛知、沖縄、岡山となっています。子供の頃食べた記憶はありません。煮物にする場合は煮崩れしやすいので、予め下茹でしておくと短時間で味が滲みやすくなります。
パックで売られている生食用の海藻は、大抵とさかのりと呼ばれているもので、赤が元々の色で、処理をして緑色や、白色にしたものにわかめを加えて増量し、サラダ用や刺身のつま用として売られています。
板ずりと言う調理用語を使うことが多いですが、これはまな板の上で塩をつけた食材を手で押し付けながら転がしてこすることを言います。きゅうりを色鮮やかにしたい時や、ふきを色よく茹で、皮をむきやすくするため、また、オクラの毛を取ったりするときに行います。その後塩をしっかり洗い流します。

カレー味が食欲をそそります。また、ヨーグルトに漬けるので、軟らかくジューシーな仕上がりになります。
タンドリーチキンはインド料理ですが、給食などでも作るほど一般的になっています。鶏もも肉や胸肉にヨーグルトとカレー粉で味付けしてオーブンで焼くと、こんがりおいしそうに仕上がります。しかし20分位加熱時間がかかりますので、電子レンジで過熱しました。あまりにも色が生っぽい場合は、表面をフライパンで少し焼くと良いです。
レタスはほぼ水分ですが、今年は夏の高温のせいで大きく育ったレタスが安価なため、度々付け合わせやサラダに使っています。
サラダ用のドレッシング類がたくさん市販されています。大さじ1杯のドレッシングで30~40㌔カロリー、塩分0.4~0.8gと幅があります。塩分だけで考えるとマヨネーズの方が少なくなります。使う調味料の塩分を気にしてみてください。
もう一品欲しい時にスープって便利だと思いませんか? 野菜が足りないなと思う時は野菜を切って煮込むだけ、今回は何だか物足りないのでコーンスープです。簡単に作るため、最初からクリーム状の缶詰を使います。
スープの素などで味をつけなくても、コーンの甘味と牛乳の風味でとてもおいしく食べられます。控えめに塩・コショウをします。生クリームを使わなくても十分おいしいです。

おこわと言うと難しそうですが、もち米を普通のご飯を炊くように具を混ぜて炊くだけです。違うのは普通より水加減が少ないという事だけです。
鶏肉とごぼう、豚肉と切昆布、これからの季節はさつまいもや栗などを炊き込めば簡単にご馳走ができます。もち米を減らしてうるち米を増やせばあっさりとした仕上がりになります。
豆もやしは普通のもやしが緑豆を使うのに対して、大豆を使って作ったもやしで、食べ応えがあります。
ナムルとは韓国料理の野菜の和え物のことを言います。ナは『野』の意味で、ムルは『もの』の意味だそうです。山菜やにんじんなどで作られたナムルをよく目にします。
挨拶が「暑いですね!」「大丈夫ですか?」になってしまったこの頃ですが、食べ力は元気の基本です。できるだけ火を使わない簡単調理を考えて作ったレシピです。 それでも誰かに食べさせよう、喜んでもらおうと思わないとなかなか毎日食事作りをするのは大変です。メインの主菜を買ってきたり、副菜を買ってきたり手抜きも時には必要です。とにかく3食食べて乗り切ってください。
次回は涼しい秋を期待して、秋を感じられるレシピにしてみようと思います。
