まさに『酷暑』と言う言葉がぴったりの気候が続きます。酷暑に打ち勝つ簡単なおいしいレシピです。|広島の健康・子育て情報|ファミリードクター

  • 総合TOP >
  • 広島の健康・子育て情報 >
  • まさに『酷暑』と言う言葉がぴったりの気候が続きます。酷暑に打ち勝つ簡単なおいしいレシピです。
まさに『酷暑』と言う言葉がぴったりの気候が続きます。酷暑に打ち勝つ簡単なおいしいレシピです。

まさに『酷暑』と言う言葉がぴったりの気候が続きます。酷暑に打ち勝つ簡単なおいしいレシピです。

2025.07.30

天気予報を見るだけで朝からぞっとします。でもこんな天候だからこそしっかり水分を摂って、簡単で良いですから、とにかく3食規則正しく食べましょう!食事を3食とることで、規則正しい生活が送れます。
あなたが食べたものでしか、あなたの体は養われないのですから。

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:作る人も食べる人にもメリハリのある、簡単だけど食欲の湧くレシピです。

POINT

  • 猛暑の中でも電子レンジ使用を増やすなど、簡単に作れる暑さ対策レシピ。
  • 食材は手に入る季節感のあるものを使います。(代用できる食材を明記)
  • 調味料も手に入るもので簡単に、また代用できるものを記載しました。
  • レシピを単純にして、誰でもが作ってみようと思える工程にしました

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

ジャージャン麺

ジャージャン麺は中国料理です。主食と副食を兼ね備えた料理はちょっとしんどい月曜日でも、簡単で食欲の
増すメニューだと思います、材料はシンプルに、余っている野菜を加えて作ってみてください。

  • 中華麺(蒸してあるもの) 2袋
  • ごま油 小さじ1
  • 豚挽き肉 150g
  • ショウガのみじん切り 小さじ1
  • 生しいたけ 2枚
  • 玉ねぎ 1/4個
  • サラダ油 小さじ1
  • 甜麺醤(てんめんじゃん)大さじ3
  • スープ 1カップ(鶏がらスープの素小さじ1を加える)
  • 片栗粉 大さじ1(大さじ2の水で溶く)
  • きゅうりの千切り 1/2本分
  1. 先に肉みそを作ります。生シイタケと玉ねぎは1㎝角に切ります。
  2. 鍋に油を熱して、ショウガのみじん切りと豚ひき肉を入れてほぐしながら炒めます。
  3. 豚肉の色が白っぽくなってきたら、しいたけと玉ねぎを加えて炒め、甜麺醤、スープを加えて煮込みます。
  4. 3.に火が通ったら、片栗粉でとろみをつけます。
  5. 中華麺はごま油を引いたフライパンで、ほぐしながら炒めます。
  6. 大きめの深皿に、中華そばと肉みそを盛り付け、きゅうりの千切りを飾ります。混ぜながら食べると丁度よい味噌味になります。

うどんやそうめんでもおいしいと思います。おとな用には豆板醤や、唐辛子を加えてピリ辛味もお勧めです。
肉みそは材料の倍量を作っておいて、夏野菜や厚揚げなどにかけると一品でき上がりです。

かぼちゃのチーズ焼き

かぼちゃもいつもの夏よりぐっと値上がりしているように思いますが、電子レンジを使えば朝食用にも簡単に作れます。上手に電子レンジを使って、硬いかぼちゃも簡単に切り分けましょう。

  • かぼちゃ 200g(種ごと)
  • 溶けるチーズ(シュレッドチーズ) 適宜
  1. かぼちゃは種を除いて半分に切り、皮の硬そうなところは削り取って1㎝位の厚さに切ります。
  2. 耐熱皿に、少しずらしながら並べてラップをして2分弱、電子レンジで加熱します。
  3. かぼちゃを二人分に分けて皿に並べ、チーズを振りかけて電子レンジで加熱します。30秒くらいでチーズが溶けたら出来上がりです。

シュレッドチーズはプロセスチーズを千切りにしたもので、加熱用のチーズを使ってあります。トーストにのせたり、オムレツに包んだり簡単に手間をかけたメニューに変身します。乾燥しやすいので、小袋を買って早めに使い切りましょう。

トマトサラダ

最近ではミニトマトの種類も増え、色々なものが売られています。普通のトマトよりミニトマトの方が水分量が少なく糖質が多いため、甘いものが多いようです。

  • ミニトマト 15個
  • ドレッシング(市販のものでも可)
  • おろしショウガ・酢 各小さじ1
  • めんつゆ 小さじ2
  • オリーブ油 小さじ2
  • パセリのみじん切り 少々
  1. ミニトマトはヘタを取って、半分に切ります。
  2. ドレッシングの材料を空き瓶に入れて、蓋をしたらカシャカシャ振ります。全体が混ざったらできあがり。
  3. 食べる直前に、盛り合わせたトマトにパセリとドレッシングをかけて食べます。

ドレッシングの基本は酢1:油3です。これに塩・コショウ、あるいはマスタードやしょう油、味噌、練ごまなどを加えて好みのドレッシングを作ります。子供たちも一緒に食べる時は少し砂糖やはちみつを加えるとマイルドなドレッシングになります。トマトサラダにしらす干しを足してもおいしいです。

火曜日の献立

ゴーヤの肉詰め

例年100円台で買えるゴーヤも天候のせいか、200円越えでした。緑の濃い、表面に張りのあるものを買った方が実がしっかりしています。肉詰めには少し太めのものを用意します。

  • ゴーヤ 1本
  • 合挽肉 100g
  • 玉ねぎ 1/4個
  • 塩・コショウ 少々
  • 片栗粉 カップ1/2程度
  • 油 大さじ1/2
  • 調味料:めんつゆ 大さじ2、みりん 大さじ1
  • キャベツ 150g位
  • トマト 1個
  1. ゴーヤは両端を切り落とし、更に長さが半分になるように切って割りばし2本を種の中に突き刺して種を突き落とします。種のある中側の表面が苦いので、きれいにこそげ落とします。
  2. 次に合挽肉とみじん切りにした玉ねぎ、塩・コショウ少々を粘りが出るまでよく混ぜ合わせます。
  3. 紅茶漉しに片栗粉を入れて、ゴーヤのくりぬいた穴に振り込みます。
  4. 2.の挽肉を半分に分けて、二本のゴーヤの穴に詰め込み1~1.5㎝厚みに切ります。

  5. 切った挽肉入りのゴーヤを並べ、紅茶漉しに入れた片栗粉を両面に振りかけます。
  6. フライパンに油を引いて、5.のゴーヤの両面を焼きます。焦げ色が付いたら火を弱めます。
  7. めんつゆとみりんは混ぜておいて、6.の中へ回しかけ、両面にからませます。
  8. 千切りにしたキャベツとトマトのスライスを付け合わせて、盛り付けます。

ゴーヤは苦瓜と言う名前の通りとても苦みが強いのですが、種と中の薄皮のわたの部分をしっかり取り除けば苦みが薄くなります。薄切りにして塩もみをしたり、薄く切って甘酢に漬けると苦みが薄くなります。

きゅうりとクラゲの酢の物

きゅうりは世界各地で食用にされているようです。ほぼ水分で栄養価は低いですが、歯触りや食感が爽やかです。
味付けのクラゲが売られていますが、味が濃いのできゅうりと合わせてみました。

  • きゅうり 1本
  • 塩 適宜
  • クラゲの中華和え(味付き)60g
  • 甘酢 小さじ1
  1. きゅうりは塩をまぶしてまな板の上で板ずりをし、しんなりしたら塩を洗い流して薄い小口切りにします。
  2. きゅうりとクラゲを合わして、甘酢を振りかけて盛り付けます。

クラゲは『海月』と書きます。ぽっかりと海に漂っている感じがぴったりな気がします。ほとんどが塩蔵品や加工したもので売られています。コリコリした独特の食感があります。

海鮮卵豆腐

仰々しい料理名をつけましたが、海の幸の入った冷たい茶わん蒸しです。食欲がない時にもハムやしいたけなどを入れた冷たい卵蒸しなどは簡単に調理出来て食べやすいです。

  • 鶏がらスープ 250ml(水250mlとスープの素を入れて電子レンジで2分半加熱)
  • 卵 2個
  • 塩 少々
  • 干し貝柱 小3個(水100mlでもどしておく)
  • むきエビ 4尾(カニカマでも良い)
  • 酒 少々
  1. ボウルに卵を割り入れ、鶏がらスープと貝柱の戻し汁、塩少々を加えて、茶こしで漉しておきます。
  2. 貝柱は戻したら、ほぐしておきます。
  3. むきエビは酒少々を振りかけておきます。
  4. 器2個に貝柱とむきエビを入れて、1の卵液を加えてふんわりラップをして電子レンジで4分半加熱します。
  5. 一度取り出して、箸を中央部分に刺して濁った卵液が付いていなければ出来上がりです。
  6. 中央が濁った卵液が付いていたり、へこんでいるようなら、もう少し加熱します。

卵蒸しは沸騰した蒸し器に入れて蒸す場合は、15分ほどかかります。大人数の卵蒸しを作る場合は効率的です
が、2~3人の場合は100ml当たり1分位で蒸しあがりますので暑い時には電子レンジがお勧めです。

水曜日の献立

ひと口豚カツ

豚カツ用のロース肉を買うと高くつきますが、豚もものブロックを買って自分で好みの厚さに切って冷凍しておけば、豚カツ、生姜焼きと割安で利用できます。

  • 豚もも肉 200g(1㎝厚さで4枚)
  • 塩・コショウ適宜
  • 卵 1個
  • 小麦粉、パン粉各適量
  • 揚げ油 適量
  • レタス 4枚
  • ソース:ケチャップ・ウスターソース各大さじ1
  • とうもろこし 1本
  1. 豚もも肉は肉たたき(なければ包丁の背や空き瓶)で叩いて均一な厚みにして、筋切りをしておきます。
  2. 1.に塩・コショウをして小麦粉を薄く、まんべんなくつけたら溶き卵にくぐらせて、パン粉を全体に押さえつけないようにまぶします。
  3. 揚げ油を160℃強に熱して、直ぐに肉を揚げます。
  4. 1~2分で裏返して、両面を揚げて音が高くなってきたら引き上げ、余熱で中に火が通るくらいにします。
  5. とうもろこしは皮やひげを取って、ラップを巻いて2分ほど加熱して、適当な大きさに切り分けます。
  6. 豚カツはとうもろこしや野菜と共に盛り付けて、ソースを添えます。

揚げ油の温度は、少し衣を落としてみて見分けます。160℃はパン粉を落として、下まで落ちて直ぐ浮き上がってくるくらいです。中々浮き上がらない場合は150℃以下です。衣が途中まで沈んで浮き上がる場合は170℃~180℃。衣が沈まずに表面に浮くか散らばる場合は200℃以上です。揚げる物は油の表面積の2/3以下にしないと急激に油の温度が低くなってしまいます。

かぼちゃのサラダ

かぼちゃは主成分は炭水化物ですが、カロテン、ビタミンⅭ・Eが多いので夏の傷めた皮膚の修復のためにもしっかり摂取しましょう。カロテンは脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂ると吸収が良くなります。

  • かぼちゃ 250g(種ごと)
  • きゅうり 1/2本
  • 玉ねぎ 1/4個
  • ウィンナー又はハム 適宜
  • 調味料:塩・コショウ各少々、プレーンヨーグルト大さじ3、マヨネーズ大さじ3
  1. かぼちゃはワタを取って、丸ごとラップをして電子レンジで2分ほど加熱します。
  2. 軟らかくなったかぼちゃは、厚さ1センチ弱のいちょう切りにして、硬いようなら1分ほど電子レンジで加熱して、バットや皿などに広げて冷ましておきます。
  3. きゅうりは板ずりをして、薄い小口切りにします。スライサーを使って薄く切っても良いでしょう。
  4. 玉ねぎはみじん切りにして水にさらしておきます。ウィンナーかハムを食べやすい大きさに切っておきます。
  5. かぼちゃ、きゅうり、水を切って絞った玉ねぎ、ウィンナー又はハムを混ぜて軽く塩・コショウをして、ヨーグルトとマヨネーズで和えます。

サラダを和えるソースは、いろいろ買っても使い残しのソースがむだになります。マヨネーズにカレー粉や、しょうゆ、マスタードを加えたり、簡単にレモン汁とオリーブ油、塩・コショウなどでひと工夫をして、我が家オリジナルのソースを試してみてください。マヨネーズも卵黄だけを使って、油を少しづつ加えてかき混ぜるだけで案外簡単にできます。

わかめスープ

わかめは乾燥したものを常備しておくと、酢の物や和え物、汁の実、煮物などに使えて便利です。カットわかめは、湯通しして塩蔵したものを乾燥し、カットしてあるので水に戻して、熱湯をかけると鮮やかな緑になります。

  • カットわかめ ひとつまみ
  • 卵 1個(又は、豚カツ用の溶き卵は1個だと余るので、少し取り分けておく)
  • 賞味量:鶏ガラスープの素小さじ1、好みでコショウ少々
  1. わかめは水でもどして、絞っておきます。
  2. 鍋に300mlの湯を沸かして、鶏がらスープの素を入れて煮立てます。
  3. 沸騰したら、わかめと溶いた卵を加えてひと混ぜしたら出来上がりです。

汁物は薄味にしても、塩を余分に摂ってしまうことになります。できるだけ具沢山にして、材料の風味やうまみで食べるようにしましょう。

木曜日の献立

鶏むね肉の梅だれ

鶏肉を加工したものがコンビニなどで、真空パックにして売られていますが、なぜだかとても濃い味付けになっています。鶏肉の中でも安価な胸肉を茹でるだけで簡単に鶏ハムができます。

  • 鶏むね肉 2枚
  • 塩・コショウ各少々
  • ショウガのスライス 1かけ分
  • ニンニクのスライス 1かけ分
  • 青ネギの根元の方 2本分
  • キャベツ 150g
  • 大葉 2枚
  • ミニトマト 4個
  • 低塩の梅干し 大粒なら1個
  1. 鶏むね肉は流水で洗って分量外の酒を振りかけ、臭みを取ります。ペーパータオルで水けを拭いて塩・コショウを振っておきます。

  2. 皮を取るときれいな鶏ハムができますが、旨味と軟らかさを考えて皮ごと手前から巻いて棒状にしてタコ糸で巻いて固定します。

  3. 大きめの鍋にショウガ・ニンニク・青ネギを加えて水を張り、鶏肉を加えて茹でます。沸騰してから5~6分位で火を止めて蓋をしてそのまま冷まします。箸を刺してみてすっと刺されば火が通っています。
  4. 鍋から取り出したら、糸を外して1㎝位の厚さに切り分けます。
  5. キャベツと大葉を千切りにして混ぜたもの、ミニトマトを盛り付け、鶏肉のスライスを並べます。
  6. 梅だれは梅干しのタネを取って刻み、めんつゆ少々とみりんを加えてソース上にしています。写真では胡麻ドレッシングを添えています。
  7. 茹でたスープは、漉して中華スープとして使ってください。直ぐに使わない場合は冷まして冷蔵庫へ。

タコ糸がない場合は、太めの木綿糸で巻いたり、爪楊枝を縫うように刺してまとめます。また、簡単に作りたい時はサランラップできっちり巻いて両端をキャンディのように止めて電子レンジで100gを1分相当として、加熱してください。この場合はハーブなどを振りかけて、鶏臭さを消すようにします。

長ひじきの煮物

ひじきは一般的には数時間水煮をして渋みを取って乾燥させたものを使いますが、芽ひじきとか米ひじきと呼ばれる小さい粒の茎以外の部分と、長ひじきと呼ばれる茎の部分があって、水で戻すと7~10倍の量になります。

  • 長ひじき 1袋(20g)
  • にんじん 3㎝
  • 油あげ 1/2枚
  • 蒸し大豆 100g
  • グリンピース 30g(なくても良い)
  • 調味料:めんつゆ100ml、砂糖・みりん・酒各大さじ1
  • ごま油 小さじ1
  1. ひじきは洗って、たっぷりの水につけて、水を2~3度換えて戻します。
  2. にんじん、油揚げは3㎝位の細切りにします。
  3. 鍋にごま油を熱して、水を切ったひじきとにんじん、油揚げを入れて炒めます。
  4. 全体に油が回ったら、水1と1/2カップの水を加え、煮たったら調味料を加えて中火にして煮含めます。
  5. 5~6分煮て、やや汁気が減ってきたら、蒸し大豆を加えて弱火にして煮含めます。
  6. ほとんど水けが無くなってきたら味を調整して、グリンピースを加えて出来上がりです。

ひじきはカルシウム、カリウム、マグネシゥム、リン、ヨウ素と言ったミネラルが豊富です。煮物が一般的ですが、サラダや炊き込みごはんなどにも利用できます。薄味にしてれんこんスライスを加えてもおいしいです。

ピーマンのごま酢

ピーマンも今夏は価格が高いうえに、中の空洞部分に黒い筋が入ったりして品質が良くありません。『電子レンジでチンしてかつお節でもかけたらいくらでも食べられるよ』と朝市で教わりました。

  • ピーマン 4個
  • 調味料:ごま油少々、甘酢小さじ1
  1. ピーマンは洗って、包丁の先ででそれぞれ切れ目を入れておきます。
  2. 耐熱皿にピーマンを並べて、電子レンジで1分少々加熱します。
  3. ヘタと種を除き、1㎝弱の細切りにしてごま油と甘酢で和えます。

ピーマンは大きめの乱切りにして、かつお節で和えてしょう油を垂らしたり、ショウガやゆずコショウでピリッとさせたり色々使えます。安価で手に入れば、形が悪くてもカロテンとビタミンⅭの補給に是非使ってください。

金曜日の献立

とうもろこしご飯

立派なとうもろこしを見つけると、とうもろこし好きの孫を思い出して、ついとうもろこしご飯を作ってしまいます。夏になると和食のコース料理などでも、度々とうもろこしご飯に出会います。

  • 米 2合
  • とうもろこし 1本
  • 調味料:酒大さじ1、塩一つまみ
  1. 米は洗って、通常の水加減をして大さじ1の水を捨てて、代わりに大さじ1の酒を加えておきます。
  2. とうもろこしは皮とひげをきれいに取り、実を包丁でそぎ落とします。
  3. とうもろこしの実と芯の部分を炊飯器に入れて普通に炊きます。(甘味が出るような気がします)
  4. 炊きあがったら、芯を取り除いて底からざっくり混ぜてとうもろこしが均一になるようにします。

とうもろこしは完熟したものは穀類に分類され、未熟種子は野菜として分類されます。今普通に売られているスイートコーンは成熟しても炭水化物が完全にでんぷんにならず、糖のまま残ります。昔、サトウキビなどと一緒に植えられていたとうもろこしは、今のように甘いものではありませんでした。

ラタトウイユ

私がラタトウイユを作り始めたのは子育て時代だと思います。私はトマトが大好きなので、なすやピーマン、玉ねぎなどとソーセージなどを入れてごった煮にしていました。仕事から帰って、他の用事をしながら作るにはとても便利な料理だったのでしょう。和食の肉じゃがを作るような感覚で作っていたと思います。

  • なす 1本
  • ズッキーニ 1/2本
  • 玉ねぎ 1/2個
  • トマト 2個
  • パプリカ 2個(赤色と緑色)
  • ニンニク 2片(スライスする)
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 角切りトマト缶 1/2缶
  • 調味料:塩少々・あればローリエ1~2枚
  1. なすやズッキーニはヘタを取って、太さによって半月にしたり、輪切りにします。玉ねぎは2㎝角ぐらいに切ります。パプリカは大きめの乱切りにします。
  2. トマトはヘタを切り落として、上の部分に十字に切り込みを入れて1分ほど電子レンジで加熱して皮をむいてざく切りにします。
  3. 大きめの鍋にオリーブオイルを入れて弱火でニンニクを炒めます。香りが出てきたら、次々に野菜を加えて炒めます。
  4. 全体がクタっとしてきたら、水1と1/2カップ、ローリエを加えてトマト缶も加えます。
  5. グツグツしてきたら弱火にして20~30分、時々混ぜながら煮込みます。
  6. 好みの加減に煮詰まったら、塩少々で調味して火を止めます。

ラタトウイユはフランスの家庭料理だという事ですので、日本の肉じゃがのようにその家によって好きに作れば良いと思います。冷蔵庫の残った野菜を形をそろえて加えれば違和感はないです。トマトが上手にまとめてくれます。余ったら煮つめて、魚のムニエルのソースにしたりするのはどうでしょうか?

きゅうりと牛肉の炒め物

今年のきゅうりはどうも出来が良くないようです。太いと思ったら、種が妙に多かったり、水分が少なかったり。生食でおいしくないきゅうりは火を通して食べてしまいましょう。

  • きゅうり 1本
  • 牛バラ肉 120g
  • 新ショウガ 1片(千切り)
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:オイスターソース大さじ1、砂糖小さじ1
  1. きゅうりは縦半分に切って、種が気になるようならスプーンでこそげ取っておきます。
  2. きゅうりを5~6㎝長さの太めのスティック状に切りそろえます。
  3. フライパンにごま油を熱して、弱火で新ショウガを炒め、香りがしてきたら牛肉を加えます。
  4. 牛肉の色が変わってきたら、きゅうりを加えて炒め合わせ調味料を加えて手早く混ぜて火を止めます。
  5. 余熱でも火が入るので、きゅうりの食感が残るよう炒め過ぎないようにします。

オイスターソースは名前のように生ガキから抽出した液汁に調味料とでんぷんを加えて配合したものです。コクがあっておいしいのですが、買っても最後まで使うことが少ない気がします。焼きそばや野菜炒めなどにどんどん使ってしまいましょう。オイスターソースは小さじ1杯でも、塩分が0.7gあり塩気が強いので、控えめに使ってください。

なすの辛子酢

なすは茹でたり、焼いたり、煮たり、揚げたり、少し余っていれば漬物風に塩でもんでアクを取って、かつお節で和えるだけで小鉢が一品できます。

  • なす 1/2本
  • 調味料:練がらし少々、甘酢適宜
  1. なすは太さに合わせて、縦1/2~1/4に切って、いちょう切りにします。
  2. 塩を振りかけてもみ、水洗いして塩をよく洗い流します。
  3. 味をみながら調味料で和えます。

なす1本をふんわりラップをして、電子レンジで2分ほど加熱すれば、蒸したようになります。暑い日も早めに加熱して冷蔵庫で冷たくして、めんつゆで調味しおろしショウガを添えれば火を使わないで済みます。

土曜日の献立

小エビのてんぷら

昔は養殖のエビなどはないので、エビと言えば頭と殻の付いたままの小エビのてんぷらが一番で、ちらしずしの飾りのエビのそぼろ、お正月の前に焼いてつけ焼きにする串刺しのエビなどが印象に残っています。

  • 殻付き小エビ 200g
  • 万願寺甘唐辛子 4本
  • 小麦粉 適量
  • てんぷら粉 適量
  1. 小エビは流水でよく洗っておきます。
  2. 甘唐辛子は洗って、一か所に包丁で切れ目を入れておきます。(そのままだと弾けて油が飛びます)
  3. 小エビは食べやすい分量に分けて、小麦粉を振っておきます。
  4. 油を熱して、衣が油の中頃まで落ちて浮き上がるくらいの温度(170℃)で、水けを拭いた甘唐辛子を素揚げにします。
  5. 次に小エビはてんぷら粉に氷水を加えて粉が残っている位にさっくり混ぜ、しゃもじでひと塊りづつ油の中へ静かに入れます。油の表面の2/3が隠れるくらいの量を入れます。エビの周りが固まってきたら裏返します。箸で2~3回つつきながらまた裏返して、油の音が軽くなったら紙を敷いたバットに取ります。
  6. 甘唐辛子と一緒に盛り合わせます。味をつけなくてもおいしいですが、好みで天つゆなどを添えてください。

てんぷらを揚げる時には、衣は混ぜないことです。粘り気が出ないように、氷水や氷のかけらを入れてさっくり混ぜます。また、エビなどを揚げると油が傷むので、油は小さなフライパンに2cm位入れて揚げましょう。

肉じゃが

じゃが芋は他の芋類に比べて、糖分が少なくたんぱく質が多いです。味が淡白で肉類と合うので、東ヨーロッパでは主食として食べられています。

  • 豚肉 120g
  • サラダ油 小さじ1
  • じゃが芋 (小)4個
  • いんげん 10本
  • 調味料:めんつゆ60ml(大さじ4)、みりん・酒各大さじ1
  1. じゃが芋はしっかり洗って皮ごと使います。小ぶりなものなら半分に切って、水につけておきます。
  2. いんげんは筋を取って、両端を切り落としておき、ラップに包んで電子レンジで1分ほど加熱しておきます。
  3. 鍋に火をつけたら、油を入れて豚肉を加えて箸でほぐしながら炒め、じゃが芋を加えて表面が透き通った感じになるまで炒めます。
  4. じゃが芋が透き通ってきたら、材料が浸かるくらいの水を入れて調味料を加えて弱火にして煮ます。
  5. 均一に火が通るように、時々全体をさっくり混ぜます。じゃが芋に箸を刺してみて、スッと通るようならいんげんを加えて5分ほど煮ます。
  6. 煮終わったら、冷めるまでそのままにしておいて盛り付けます。

夏になると、新じゃがは手に入らなくなるので、じゃが芋の皮が気にならないようなら、しっかり洗って皮ごと調理してみてください。皮が付いている方が煮崩れません。

丘ひじきのあえもの

丘ひじきは日本では古くから食べられていて、形状がひじきに煮ているので、この名前が付けられています。今は栽培されていますが、元々は海岸の砂地に自生していたようです。山形や千葉が産地ですが、広島でも時々売られています。

  • 丘ひじき 1袋
  • 調味料:めんつゆ大さじ1、いりごま大さじ1/2
  1. おかひじきは洗ったら茎の下の硬いところを4㎝切り落として捨て、他も4㎝位に切りそろえます。
  2. 耐熱容器に入れて、電子レンジで1分加熱します。シャキシャキするぐらいの加熱で止めておきます。
  3. めんつゆとごまで和えて出来上がりです。

丘ひじきはカロテン、カルシウム、カリウムが多いです。見るからに硬そうな植物なのに、海岸に生えていたからといってよく食べてみようと考えたものです。人間は食べることに本当にどん欲だと思います。

先月は暑い日もありましたが、時折の涼しい日にはホッとしました。しかし今月の暑さには対処のしようがない気がします。まだまだ暑い日が続くのでしょう。皆様どうぞお体ご自愛下さい。
元気でいるためには、食欲がなくても3食食事をしてください。そして、さほど飲みたいと思わなくても、少しづつ水分補給をしてください。暑いにも関わらず、脇の下がサラサラに乾いていたり、尿の色がいつもより濃くなって、ダンボールの色に近いようだと脱水状態です。こんな時はスポーツドリンクが有効です。
まだまだ暑い日が続きそうですので、次回はなるべくキッチンに立つ時間が少なくて済むような簡単なレシピ、夏バテに効きそうなレシピにしたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
トップ