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幸せになるために生まれてきたすべての人たちにゆとりと居場所を|松川 友和さん

幸せになるために生まれてきたすべての人たちにゆとりと居場所を

芸能プロダクションCocoro-to(ココロト)の代表として、タレントの育成やイベントプロデュースに携わる傍ら、自身もタレントMCとして活躍するTOMOT(トモティー)こと松川さん。
教育、地域、企業など、様々な現場の課題に関わってきた経験から得た独自の視点と信念をもとに、子育て支援を目的とした新時代の習い事パーク「リッチコンタクト」を開設。さらに地域の頼もしい力である高齢者や、未来をより良くするために欠かせない企業で働く人たちなどの健康支援を通して、誰もが楽しく健康で幸せに生きていくためのきっかけや居場所をつくる挑戦を続けています。

広島とのご縁は?

生まれも育ちも鹿児島県ですが、父の仕事で高校2年生の2学期に広島市立広島商業高等学校に転校しました。男子校から転校したので、女子生徒の多い学校は楽園のように感じられ、鹿児島弁ばりばりのまま高校生活を満喫しました(笑)。

卒業後は京都で起業し、関東や関西にも進出。会社が大きくなり、社員も増えてその教育にも携わり、全国を飛び回る多忙な日々の中、突然発症したのがパニック障害でした。そのことから人生はいつ終わるかわからないと痛感し、仕事や生き方を見直しました。そして、自分自身も幸せを感じられ、人にも喜ばれる仕事をしようと、エンターテイメントを届ける芸能プロダクションの設立を決意したのです。インターネットの発達で従来のように東京に拠点を置く必然性もない、むしろ地域と都心のハシゴの役割が求められると考えた時に、自分の中でリスタートの地は広島以外にありませんでした。

自分の人生もゼロからの再出発で、タレントを発掘して才能を開花させてエンターテイメントを届けることもゼロから1を生み出す仕事です。ゼロから立ち上がって世界にHappyやLove & Peaceを発信していく拠点として、世界中に知られているHiroshimaよりふさわしい地はないと今でも確信しています。

リスタートの地 広島
リッチコンタクトでの一コマ

広島を拠点にどのような活動を始められましたか?

芸能プロダクションCocoro-toの代表としても、タレントTOMOTとしても、松川友和個人としても、とにかくいろいろなことに動き回ってきたので、話し始めたら丸一日でも話し続けることになると思います(笑)。

けれども軸としてきたこと、つまりエンターテイメントを手がけようと思った目的は、「人の困りごとを解決すること」でした。例えば日本ではまだまだ、障害や虐待と聞くと「かわいそうに」とネガティブなイメージだけで、行動に起こすことはなかなか難しいとされますが、欧米では誰かが抱えている問題に対し、みんなで一緒に歌を歌い、そして共有し、不安や悲しみは分散させ、喜びは倍増させようとします。日曜には教会へ通って賛美歌を歌うこともそうですし、子どもの虐待防止のために行われている「オレンジゴスペル」もその一つです。提起したい問題に人々の注目や関心を向けるため、エンターテイメントは力を発揮します。人を楽しませるエンターテイメントには、心を癒やし、力づけ、笑顔にする力があります。

この「誰かの困りごとを解決するために」という信念を軸に、イベントをプロデュースしたり、人の育成やマネジメントに関わったり、自らマイクを握ってMCをしたりしていくなかで、地域とのつながりが増え、教育やまちづくりにも深く関わるようになりました。

そうした経験から生まれた「リッチコンタクト」とは?

企業ではコンサルタントとして、学校では県の教育委員会相談役として、地域では街づくりを行うNPOとして、そして家庭では4人の子を持つ親として…。様々な立場から、様々な現場に関わる中で感じたのは、とにかくみんな「余裕がない」ということでした。会社で働く人も、先生も、地域に関わる人も、そして何より子育てに関わる親たちに余裕がない! だからこそ、子育て支援に欠かせないのは、もっとも子どもに関わっているお母さんたちに余裕を生むこと。お母さんたちが安心して子どもを預けられる場所、子どもたちが安心して居られる場所をつくること。そこにいる大人たちが、子育ての責任という重い荷物を一緒に背負う覚悟で向き合うことだと考えました。

個人的には、パニック障害と合わせて人生の転機となった挫折の経験、離婚によって辛く悲しい経験をさせてしまったからこそ、地域の子どもやお父さんお母さんが安心できる居場所であり、辛い時に逃げ込める場所をつくることは、自分の使命とも感じています。

せっかくなら大人も子どもも楽しんで通えて成長できる、地域の寺子屋のような「新時代の習い事パーク」というコンセプトを掲げました。思いに共感してくれた講師の方々のおかげで、パルクール、英会話、書道など、習い事のプログラムもいろいろ用意でき、東広島や愛媛などへ拠点も増えてきています。

ここで一番身につけたいのは「自分の幸せを自分で決める力」です。そして、とにかく誰もが楽しんで来たくなる場所づくりに努めています。先日新しく入った子どもがとにかく楽しそうなので、お母さんが「友達ができたの? 何ていう名前?」と聞いたところ、「知らない。誰の名前も覚えてないけど、全員友達になった」と答えたそうです。そういう場所です(笑)。

メインプログラムにパルクールを据えている思いは?

子どもたちが「行きたい」と思うためには、「格好いい! 」と思えることが大事。広島で開催されているアーバンスポーツの国際大会の県内プロモーションを担当し、自身もパルクールにどハマりした事で、今では日本最大級カンパニーPKMに属し、日本プレミアカップなどでMCを担当しています。広島県は全国で最もパルクールの屋内施設の数が多く、イベントで目にする機会や、もちろん自分が活躍する機会にも恵まれた環境にあります。

フランスの軍事トレーニングとして生まれたパルクールは、自分の身体をイメージ通りにコントロールする術を身につけていきます。跳ぶ、転がる、走るなど、人間の進化に応じた根本的な身体能力を追求するもので、あらゆるスポーツに通じる基礎となるため、他のスポーツへ転向した際にも役立ちます。

また役割を重視して指示を受ける集団スポーツと異なり、自分自身で危険を回避する判断をしていかなければなりません。奇しくも近年は、大災害、コロナ禍、戦争と、誰も予見できなかったようなことが続き、確実な未来を語れる状態にありません。これからを生きる子どもたちには、どんな社会情勢になっても自分の幸せは自分で決められる人に育ってほしい。これは「リッチコンタクト」のコンセプトでもあります。

そして何より、パルクールは格好いい。これに尽きます。老若男女を問わず「自分もあんなふうに自在に身体を動かせたら」と憧れるし、選手たちのパフォーマンスを見つめる子どもたちは目をキラキラ輝かせます。広島をアーバンスポーツの聖地にしようという動きと合わせて、「リッチコンタクト」からパルクールの文化を世界に発信できる日も遠くないかもしれません。

高齢者パルクール(!)にも取り組むと聞きました

戦場から安全適切に帰ってくる術であるパルクールは、自分の身体を思い通りに動かせるように掌握し、手負いになっても、そこをカバーしながら移動できるための訓練を重ねます。それは高齢者が自身の状態を掌握し、怪我をしないように身体をコントロールすることや、腰や肩の痛みなどの不調と上手に折り合う手法を身につけるために役立つと思いませんか?

それに子育てを支えるためには地域の力が欠かせません。時間的なゆとりと豊富な知識とスキルを持った高齢者は地域の宝なんです。生きることだけでも大変な人生を、60年、70年、80年と生き抜いてきたというだけで、もう最強の先生です。だからリッチコンタクトを高齢者の健康維持や居場所づくりにも役立てて、心強いサポーターとしてどんどん力を発揮してもらいたいと考えています。

地域の高齢者の方々の健康を支えて、地域の子育て力の向上につなげていく。膨大な医療費を削減し、生まれた余裕をより良い社会づくりに循環させていくというプランは、これからの未来に必要とされる持続可能な目標と捉えています。

子どもと高齢者以外へのアプローチについてはどうですか?

地域の人々の健康を維持・向上させることは、医療費削減だけでなく、企業の生産性の向上にもつながります。日本には、仕事を休むまでもない心身の不調を抱えてパフォーマンスが上がらない状態“プレゼンティーズム”にある人が多くいます。その結果、ベストパフォーマンスが発揮できず、労働時間に対する生産効率が落ちているのです。プレゼンティーズムの要因の多くは、肩こり、腰痛、寝不足、暴飲暴食など、生活習慣からくる悪循環です。これを改善して生産効率を上げる「健康経営」が、少子化による人材不足を迎えようとしているこれからの企業に欠かせない命題となります。

この「健康経営」へのはたらきかけに情熱を持って取り組もうとしている理学療法士とチームを組んで、企業へのアプローチを始めていく予定です。具体的には、聞き取りや職場環境の視察を実施し、例えば作業台の高さの変更など環境の改善と、研修会や運動習慣改善プログラムの提案などを行います。余力があるから社員の健康をケアするのではなく、企業の余力を生むために社員の健康をケアしましょう、と発想の転換を促す事業です。

また多くの人が不調を感じてから病院に行きますが、その時には治療や回復により多くの医療費や時間を費やすこととなります。日本の医療費増加問題を解決するには、病院に行くまでもない状態でケアする「予防医療」が重要となります。運動しない人を歩かせるだけで2兆円の医療費削減につながるという試算もあるほどです。

しかし、ただ運動を勧めても嫌々では楽しんでもらえません。そこで、エンターテイメントの力の活かしどころです。楽しくウォーキングが続けられるアプリ、街中でチェックポイントを巡るシティロゲイニング、スイーツマラソン、ママチャリリレーなど、「楽しそう」「やってみたい」と思える企画を実現し、家族や友人や職場の仲間と身体を動かす喜びを伝え、健康をサポートしていきます。

心の健康のサポートにも取り組まれています

先にも触れたように、自分が人生を見直すきっかけの一つがパニック障害でした。北海道から沖縄まで全国を飛び回っていた時に突然、愛媛から大阪へ帰る飛行機に乗れなくなってしまったのです。まさかと驚き、混乱して、苦悩する日々が続きました。心が弱り、生きていることがつらくて、朝を迎えただけで「今日も生かされた」と涙が出るほどでした。それからずっとこの病気とつき合い続けていますし、今でも飛行機や新幹線に乗ることは厳しいです。だから移動は毎回命懸けです。

当時はわからなかったけれど、振り返ってみれば、周りに目もくれずひたすら走り続けていた自分に病気が急ブレーキをかけたのだと感じています。病気を経験してからは、自分の生き方は大きく変わりました。まず人の痛みがわかるようになりました。命の尊さも知りました。そして1分1秒も無駄にできない、自分ができることを全力でやっていこうとするようになりました。

またこの経験を、今現在苦しさの真っ只中にいる当事者やその家族の力に役立ててほしいとの思いから、欝、ひきこもり、障害を持った方などの相談窓口を設けました。「僕や、僕の周りの仲間たちが必ずや皆さんの“頼り“になります」「僕は必ずあなたのその不安や痛みを別の方向、いわゆる“喜び”に転換できると思います」と、一切謙遜せず思い切って公言し、「まずは一歩踏み出して連絡ください」と呼びかけています。

最後にメッセージをお願いします

子どもや高齢者、健常者や病気・障害を抱えている人も、誰もが幸せになるために生まれてきたはずです。誰も望んで犯罪や自ら命を絶つような人生を選ぶはずがないのです。みんなが「余裕」を取り戻し、誰かが重い荷物を持っていたら、誰かが気づいて手を差し伸べるような地域社会にしていくことで、誰一人取りこぼしなく幸せになれる未来を実現できると信じています。僕ができることは全力でお手伝いします。みんなで一緒にHappyやLove & Peaceにあふれた人生について考え、できることから実現していきましょう。

松川 友和(まつかわ ともかず)

株式会社Cocoro-to(ココロト)代表取締役。
1981年鹿児島生まれ。23歳で起業し、経営コンサルタント、通信ビジネスなどを経て、28 歳の時に広島で芸能プロダクションCocoro-toを設立。プロデュースの枠をタレントである個人から、企業、又は地方自治体、学校など枠に捉われないフリージャンルで活躍する。現在では広島県の教育委員会相談役、まちづくりに関わるNPO法人の理事、New Yorkと連動して実施する児童虐待防止活動などあらゆる経験から、子供の教育、子育て支援に目覚め、自ら学校を作り、地域や企業と連動し時代にマッチした新しい教育環境を生み出している。

〈主な肩書き〉
・NPO 法人セトラひろしま理事
・子育て支援と習い事の施設“Rich contact“オーナー
・広島県事業 HiroshimaCreativeCafe ディレクター
・広島県ボッチャ協会 理事
・高校生地域貢献プロジェクト くまみらカフェプロデューサー
・広島県アーバンスポーツ協会プロデューサー
・児童虐待防止活動オレンジゴスペル広島代表
・リアル ワールドゲームス株式会社顧問
・チアリーディング広島ドリームレインボー顧問
・福井県美浜町若者地域活性化プロジェクトプロデューサー

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