あっという間に初夏です。爽やかでバリエーシヨンの豊富な簡単調理を作ってみました。|広島の健康・子育て情報|ファミリードクター

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あっという間に初夏です。爽やかでバリエーシヨンの豊富な簡単調理を作ってみました。

あっという間に初夏です。爽やかでバリエーシヨンの豊富な簡単調理を作ってみました。

2025.05.30

人に備わっている食欲と言う機能はとても上手くできていて、胃の中が空っぽになって縮んだら信号が脳の視床下部に送られて食欲を感じるようになっています。食事指導をしていますが、食べ過ぎる人や反対に偏った食べ方で体を壊す人などのお話を聞いていると『こういう人たちは体の信号を上手く受け取れていない人なのではないか』と思います。感覚的な誘惑などをリセットして、自分に取ってどれくらいの量が適切なのか、一度考えてみませんか? 食べ過ぎることも問題ですが、作ることに時間がかかりすぎるのもしんどいので、今回はできるだけ早く簡単に作れるレシピにしてみました。

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:忙しいけどなんだかワクワクする季節です。春らしい材料を使った季節感のあるレシピです。

POINT

  • 忙しい日にも、簡単に作れる季節感のあるレシピ。
  • 調理工程を少なく、できるだけ電子レンジを使うなどして簡単調理。
  • 食材は手に入る季節感のあるものを使います。(代用できる食材を明記)
  • 調味料も手に入るもので簡単に、また代用できるものを記載しました。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

かつおのパン粉焼き

五月はかつおが北上するので、上りがつおと言われて江戸時代には非常に珍重されたとか。テレビの料理番組で見て、早速かつおのたたきで試してみました。

  • かつおのたたき 1さく
  • 調味料:塩、酒各少々
  • 小麦粉 大さじ3
  • パン粉 1カップ弱
  • カレー粉 少々
  • オリーブ油 大さじ1
  • トマト 1個
  • レモン 適宜
  1. かつおのたたきを使う場合は、皮の部分を包丁で薄くそぎ落としておきます。
  2. かつおに軽く塩と酒を振っておきます。
  3. 大きめのビニール袋にパン粉とカレー粉を入れて上からもみこんで、よく混ぜておきます。
  4. 小麦粉に大さじ1の水を混ぜ、カツオの周りにしっかりまぶし、3の袋の中に入れて、カレー粉の混ざったパン粉をまんべんなくつけます。
  5. フライパンにオリーブ油を熱して、中火で焼き付けます。転がしながら全体を焼きつけたら火が入りすぎないうちにフライパンから出して、粗熱が取れたら1㎝幅に切り皿に盛り付け、トマトとレモンを添えます。

かつおのたたきは、ショウガやニンニクのような薬味を添えて食べますから、生臭みを避けるためにカレー味にしてみました。刺身で食べられる魚なら、まぐろなどでも応用できます。火が入りすぎないように表面をカリッと焼くのがコツです。

回鍋肉(ホイコーロー)

テレビでキャベツを頬張るコマーシャルがありました。今のキャベツは軟らかくて甘味があり、とてもおいしいです。

  • キャベツ 小1/4個(200g位)
  • ショウガ・ニンニク各1かけ
  • 豚バラ薄切り肉 100g
  • 調味料:酒・しょう油各小さじ1/2
  • サラダ油 大さじ1
  • 調味料:甜麺醤(テンメンジャン)大さじ1と1/2、豆板醤(トウバンジャン)小さじ1、砂糖・しょう油・酒各小さじ1、コショウ少々
  1. キャベツは太い芯をそぎ落とし、5~6㎝四方に切ります。ボウルに水を張りキャベツを入れてシャキッとしてきたらざるに上げておきます。
  2. ショウガとニンニクは薄切りにしておきます。
  3. 豚肉は大きめの一口大に切って酒としょう油をもみ込んでおき、塩少々とショウガの皮を入れて沸騰させた湯の中に通して、色が変わったら引き上げておきます。
  4. フライパンにサラダ油を熱して、豚肉を加えて軽く炒めたらショウガとニンニクを加えます。甜麵醬と豆板醬等の調味料を加えて混ぜ、素早くキャベツを加えて大きく混ぜながら炒めます。
  5. しんなりしたら火を止めます。

キャベツは水に浸けて、パリッとさせて使う事と、手間のようでも豚肉は沸騰させた湯をくぐらせることで、臭みがなく格段においしくなります。又、調味料などは前もって合わせておいて、最後にキャベツを強火で炒め合わせるのがコツです。

キャロットラペ

簡単に千切りができるカッターを見つけました。大根もにんじんもスイスイ千切りができます。

  • にんじん 1本
  • 調味料:甘酢(すし酢)大さじ1、オレンジジュース小さじ2、オリーブオイル大さじ1
  • クミンシード 小さじ1(なくても良い)
  1. にんじんは皮をむき、千切りにします。
  2. 調味料を混ぜて、あればクミンシードも混ぜて出来上がりです。
    冷蔵庫に入れて3~4日は保存可です。

にんじんは包丁で切るより、スライサーで切った方が切断面が複雑なので、味が染みやすくなります。またオレンジジュースはなくても良いのですが、グッとおいしくなります。ジュースがなければ、はちみつ少々でも良いです。

火曜日の献立

ゆで餃子

ゆで餃子は具を挟んで水でとじるだけですからひだも要らないので、とても簡単です。具やたれを工夫すれば色々楽しめます。

  • 餃子の皮 1/2袋
  • 合挽肉(豚のみでも可)100g
  • ニラ 1/3束
  • ショウガ 少々
  • 調味料:塩少々、ごま油小さじ1
  • たれ:豆板醤小さじ1/2、めんつゆ大さじ2、酢大さじ1
  1. ニラは洗って、細かく刻み、ショウガはみじん切りにします。
  2. ボウルに合挽肉とニラ、ショウガ、塩、ごま油を入れて粘りが出るまでよく混ぜ合わせます。
  3. 餃子の皮に2の具を小さじ1杯ほどすくって入れ、皮のふちに水をつけて半分に折って閉じます。
  4. 大きめの鍋に湯を沸かして、沸騰したら次々に餃子を入れて5分くらいしっかり茹でます。
  5. たれの材料は混ぜ合わせておきます。
  6. 大きめの器にゆで汁ごと盛り付けて、たれを全体にかけるか、又はつけながらいただきます。

ゆでた餃子はあまり長く茹ですぎても皮が破れてしまいますし、そのまま盛り付けるとくっついてしまいます。具が単純ですから簡単に作れるので、食事をする直前に茹でるようにしましょう。

こんにゃくのピリ辛煮

主菜があっさりしたものだと、ちょっとピリ辛味も食べたくなります。今回は時間短縮で丸くちぎりましたが、喉に詰まらせそうと思う方は、是非細長い棒状に切ってください。

  • こんにゃく 1枚
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:めんつゆ大さじ3、みりん小さじ1、酒大さじ1、七味唐辛子適宜

  1. こんにゃくは、スプーンでそぎ取るようにして小さく切り、たっぷりの湯を沸かしてゆでこぼします。
  2. 鍋にごま油を熱してこんにゃくを炒め、一度火を止めてめんつゆとみりん、酒を加えます。
  3. 再度火をつけて、調味料を絡めるように炒めて七味唐辛子をふり掛けて火を止めます。

こんにゃくを炒めながら調味料を加えると、油が跳ねることがありますから一度火を止めてから調味料を加えた方が良いです。こんにゃくは細く切ってかつお節などと炒め合わせても、弁当のおかずなどに重宝します。

切り干し大根のサラダ

『野菜が一品欲しいな』と思う時に、切り干し大根のストックがあると煮物や和え物にできて便利です。古くなると変色するので、こまめに使って入れ変えましょう。

  • 切り干し大根 1袋(25g)
  • にんじん 4㎝
  • きゅうり 1本
  • 油揚げ 1/2枚
  • ハム 2枚
  • 調味料:めんつゆ大さじ3、酢大さじ2、ごま油小さじ1、砂糖小さじ1
  1. 切り干し大根は洗って、水に浸けて戻しておきます。
  2. 油揚げはオーブントースターでサッと焼いて、細い短冊に切ります。
  3. にんじん、きゅうり、ハムは千切りにしておきます。
  4. 切り干し大根に調味料を混ぜて10分くらい置いて、にんじん、きゅうり、油揚げ、ハムを合わせて混ぜ合わせます。

切り干し大根が長すぎるようなら、戻す前にハサミで切っておきます。又、混ぜ合わせる材料はあるもので良いと思います。キクラゲなどを入れても色どりや食感が良いでしょう。

水曜日の献立

豚肉の味噌漬け焼き

豚肉は軟らかいし、お値段も手ごろです。切ってあるものを買えば、調味料を加えて焼くだけで簡単に調理ができます。

  • 豚ロース肉 2枚(各100g)
  • 調味料:中味噌大さじ1、みりん大さじ1/2、ごま油小さじ1/2、砂糖小さじ2、しょうがすりおろし大さじ1
  • ごま油 小さじ1
  • 新玉ねぎ 1/2個
  • ミニトマト 4個
  1. 調味料を混ぜ合わせておきます。
  2. 玉ねぎは1㎝幅に切っておきます。
  3. 豚肉は脂身と赤身の間の筋切りをしておきます。
  4. 豚肉はたれに漬けてもみ込んでおき、肉についた余分なたれは落としてから焼きます。
  5. フライパンにごま油を熱して玉ねぎを軽く炒めて取りだし、豚肉の両面をサッと焼き、玉ねぎを戻し、最後に残ったたれを回しかけて一緒に絡めます。
  6. 豚肉と、玉ねぎ、ミニトマトを一緒に盛り付けます。

豚肉は細かく筋切りをしておかないと、反って丸まってしまいます。包丁を立てるようにして、細かく脂身と赤身の間の筋を切っておきます。また、豚肉を焼くとき、たれがしっかりついていると、焦げ付いてしまうのでたれをぬぐうようにして焼きます。

ポテトサラダ

新じゃが芋の場合水分が多いので、皮のまま丸ごとゆでて小さく刻みます。

  • じゃが芋 小2個
  • りんご 1/4個
  • ハム 1枚
  • グリンピース 大さじ2
  • 調味料:サラダ油小さじ1、酢小さじ1、マヨネーズ大さじ3、塩・コショウ各少々
  1. じゃが芋は皮ごと茹でる場合は水から茹でます。竹串や箸がスッと通るようになったらざるに上げ、粗熱が取れたら熱いうちに皮をむき、6㎜位の厚さのいちょう切りにします。先にじゃが芋だけ、マヨネーズ以外の調味料を混ぜ合わせておきます。
  2. りんごは1/8の串切りにして、皮ごと5㎜厚さのいちょう切りにしておきます。
  3. ハムはりんごと同じ位の大きさに切ります。
  4. グリンピースは塩少々(分量外)を入れた熱湯でサッとゆでておきます。
  5. 大きめのボウルにじゃが芋、りんご、ハムを入れてマヨネーズを加えて混ぜ合わせ、グリンピースをさっくり混ぜます。

いちょう切りにしたじゃが芋を茹でたら水っぽくなるので、茹でた後で湯を捨てて火にかけ、じゃが芋を煎りつけて粉吹き芋にしてから調味料を加えます。時短にする場合は2個のじゃが芋を洗って水が付いたまま、1個づつラップに包み、電子レンジで5分加熱します。

もやしとにんじんの炒めもの

家計にやさしいもやしは、夕方買い物に行くとほとんど残っていません。電子レンジで加熱して、和え物や炒め物など淡白なのでどんな味付けでも可です。

  • もやし 1袋(200g)
  • にんじん 4㎝
  • 卵 1個
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:めんつゆ大さじ2、コショウ少々
  1. もやしは洗って水けを切り、にんじんは千切りにします。
  2. フライパンにごま油を熱して、中火でもやしとにんじんを炒め、調味料を加え割りほぐした卵を回しかけてひとまぜしたら火を止めます。

できれば、ひげ根や豆の皮が付いていない方が歯触りも良く見映えも良いです。ひょろひょろと力のないイメージのもやしですが、ビタミンⅭやB群も豊富です。急ぐ場合は電子レンジで3分程度加熱すれば、あえものなどにできます。

木曜日の献立

鶏肉ときのこのトマト煮

最近はいろいろなきのこが、普通に売られています。何種類か使うと凝った豪華なお料理に見えます。できれば3種類くらい使ってください。材料は少し多めの二人分です。

  • 鶏もも肉 1枚
  • 生しいたけ、舞茸、エリンギ、えのき茸を合わせて両手に山盛り
  • ニンニク 1かけ
  • バター 大さじ1
  • サラダ油 適量
  • トマトジュース 1カップ
  • 赤ワイン 1/2カップ
  • 調味料:ウスターソース大さじ1、顆粒スープの素小さじ1、塩・コショウ各少々
  • あれば青みにグリンピースかパセリ 適宜
  1. 鶏肉は大きめの一口大に切り、塩・コショウ各少々を振っておきます。
  2. きのこ類は石づきを取り、小さくなりすぎないように大きめの一口大、ニンニクは薄切りにします。
  3. フライパンを熱し、サラダ油少々を入れて中火で鶏肉を皮の方から焼きます。
  4. 鶏肉の両面をこんがり焼いたら、一度取り出しておきます。
  5. フライパンの鶏肉の脂をペーパータオルでふき取って、バターを溶かし、中火でニンニクを炒めます。
  6. ニンニクの香りがしてきたら、きのこを炒めます。この中に、トマトジュースと赤ワイン、水1カップを入れて鶏肉を戻し、ウスターソース、スープの素を加えて煮込みます。
  7. 沸いてきたら弱火にして、蓋をして20分位煮込みます。
  8. あれば、グリンピースかパセリのような青みを散らします。

酸味があるからか、鶏肉がとても軟らかく煮えます。好みでいろいろな野菜を加えても我が家流のレシピができますね。きのこは案外早く傷みますので、みそ汁に入れたり、炒め物に足したりして早めに使い切りましょう。使わない場合はざるに広げて天日干しをして、乾燥させてしまいましょう。

絹サヤと卵の炒めもの

春の終わりから初夏にかけて、色々な豆類が出回ります。絹サヤなどは通年売られていますが、やはり今の季節が甘みがあっておいしいです。炒め物やサラダなど、しっかり味わってください。

  • 絹サヤ(別名さやえんどう)80g
  • 卵 1個
  • 調味料:牛乳大さじ1弱、砂糖小さじ1、塩少々
  • サラダ油 適量
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  1. 絹サヤは筋を取り、塩少々を加えた熱湯でサッとゆでておきます。
  2. 卵は割りほぐし、牛乳と砂糖、塩で味をつけてフライパンで軟らかい炒り卵を作っておきます。
  3. 炒り卵は取り出して、ペーパータオルできれいに拭いたフライパンにサラダ油を入れ、絹サヤを軽く炒めて塩・コショウで味をつけます。
  4. 炒めた絹サヤの中へ炒り卵を戻し、ざっくりとかき混ぜたら出来上がりです。

若いさやごと食べるさやいんげんや絹サヤ(さやえんどう)はビタミンAやCが多く緑黄色野菜の仲間に入っています。いきなり炒めても良いですが、茹でてからサッと炒めたほうがきれいに仕上がります。

新キャベツのザワークラウト

新キャベツが割合安く買えます。この時期のキャベツは軟らかくてみずみずしいので、少し多めに作っておくと朝食や昼食の野菜摂取に役立ちます。お弁当に少し添えてもおいしいです。材料は多めになっています。

  • 新キャベツ 1/2個
  • 調味料:塩小さじ1/2強
  • ローリエ 1枚
  • 酢 大さじ1/2
  • コショウ 少々
  1. キャベツは芯をそぎ取って、千切りにします。
  2. 大きめの鍋に水を大さじ2杯入れて、キャベツを入れて塩をふり混ぜ合わせます。
  3. キャベツがしなっとしたらローリエをのせてふたをし、弱めの中火で時々上下を返しながら、10分位蒸し煮にします。
  4. 火を止めて、酢とコショウを加えて蓋をして味をなじませます。

沢山作ったら、保存容器に入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。キャベツは外側の葉は炒め物やロールキャベツ、内側の葉は炒め物やサラダに向きます。中心部分の葉は軟らかいので千切りにするとふわふわになります。

金曜日の献立

鍋焼き豚

鍋で作る焼き豚です。豚ロースのかたまり肉のネットで成型したものを買ってきて、簡単にフライパンで焼いて作ります。成型したものがなければ、タコ糸で簡単に巻き付けて成型しておきます。

  • 豚肩ロースかたまり肉 400g
  • 調味料:長ねぎの青い部分10㎝、ショウガの薄切り2枚、めんつゆ・酒各1/3カップ(砂糖大さじ1は最後に加える)
  • サラダ油 少々
  • レタス 1/3個
  • 粒マスタード(なくても良い)適量
  1. 豚肉はタコ糸を巻いて棒状に成型します。
  2. 調味料を合わせて豚肉にまぶしつけてしばらく置きます。(朝や昼に冷蔵庫に入れて、夕方焼いても良い)

  3. フライパンにサラダ油を少し延ばして熱し、汁気をふいた豚肉を焼いて、焼き目をつけます。
  4. フライパンの中に漬け汁と水1カップ弱を加えて煮立てます。
  5. 中火で上下を返しながら、時々アクをすくって蓋をし20分位煮ます。
  6. 煮詰まってきたら砂糖を振りかけて汁けがなくなるまで煮ます。
  7. 冷めてから糸を外し、薄切りにして盛り付けます。

オーブンで焼くより片付けの手間も簡単で、気楽に作ることができます。鶏肉にタコ糸を巻き付けて棒状にして蒸し焼きにしてもおいしくいただけます。八角などがあれば中華風でおいしくいただけます。

新じゃが芋のポトフ

ポトフはフランスの家庭料理で、肉のかたまり肉と大きく切った野菜を一緒に煮込んで、具とスープを別々に盛り付けていただくようです。

  • 新じゃが芋 3個
  • 玉ねぎ 1個
  • にんじん 1本
  • ブロッコリー 1/4個
  • ベーコン 1枚
  • 調味料:白ワイン大さじ2、固形スープの素1個、塩・コショウ適宜
  1. 新じゃが芋は皮をむいて大きな乱切りにします。(1個を1/3~1/4に切る)
  2. 玉ねぎは皮をむいたら、芯を切り取らないで縦1/4にざっくり切り分けます。
  3. にんじんは皮をむいて、横半分に切り、縦に1/3~1/4に切ります。
  4. ブロッコリーは小房に分けたら、電子レンジで軽く加熱しておきます。
  5. ベーコンは2㎝幅に切っておきます。
  6. 鍋に水2カップと白ワイン、固形スープを入れ、ブロッコリー以外の材料を入れて火にかけます。
  7. 弱めの中火でじゃが芋がほぼ軟らかくなるまで煮ます。
  8. ブロッコリーを加えて、塩・コショウで味を調整して盛り付けます。

ポトフはじゃが芋をキャベツやかぶに変えたり、ソーセージなどを加えて煮ると特別味を気にしなくてもおいしくいただけます。材料さえ用意しておけば、忙しい日は鍋に任せて他の用事ができます。

長ひじきの煮物

ひじきは芽ひじきと呼ばれる短いものと長ひじきと呼ばれる長いものがあります。どちらも乾燥したものを水に浸けて戻したら、7~8倍になります。

  • 長ひじき 1袋25g
  • 厚揚げ 1丁
  • 蒸し大豆 100g
  • にんじん 3㎝
  • 冷凍いんげん豆 5本
  • ごま油 大さじ1/2
  • 調味料:めんつゆ大さじ4、砂糖大さじ1/2、みりん・酒各大さじ1
  1. ひじきはよく洗って、水に浸けて戻し、長すぎるようなら5㎝位に切っておきます。
  2. 厚揚げは1㎝厚さの食べやすい大きさに切り、にんじんは5㎜厚さの細切りに、いんげんは2~3㎝の長さに切っておきます。
  3. 鍋にごま油を熱して、にんじんを先に炒めて、ひじき、厚揚げ、大豆と加えて全体に油が行き渡ったら、材料が浸かるくらいの水と調味料を加え、混ぜながら煮ます。
  4. 煮汁が少なくなってきたら、いんげんを加えて混ぜながら煮て火を止めてなじませます。

ひじきは食物繊維をはじめ、カルシウムや鉄分などが豊富です。ただ煮るだけでなく、炒め煮にしたほうが断然おいしく食べられます。

土曜日の献立

豆ごはん

この季節になると毎年一度豆ごはんを作ります。ひょっとしたら『豆ごはんなんて…』と思う方もいらっしゃるでしょうが、ひとつづつ季節の恵みを頂くことで、体全体で季節を感じることができます。

  • 米 1と1/2カップ
  • 酒 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • ぶんどう豆 2/3カップ(さやに入ったものを買ってむいて使います)
  • 昆布 10㎝
  1. 米は洗って通常の水加減にして、10分浸水しておきます。
  2. 1.の中へ酒と塩を混ぜて、ぶんどう豆を入れてサッと水洗いした昆布も載せます。
  3. 通常の通りに炊いて、昆布を取り出して全体を混ぜます。

ぶんどう豆はえんどう豆がまだ未熟な状態のものを言います。グリンピースとは品種自体が違います。ぶんどう豆は噛み応えがあり、豆自体が甘いです。さやに入ったものを買って、使ってみてください。

鮭の蒸し物

魚も随分高くて、魚コーナーを何度も行ったり来たりして、買おうかどうしようか悩みます。中でも割合安定しているのが鮭です。クッキングシートに包んでしまえば、後片付けも簡単です。味付けも色々変えてみては?

  • 鮭の切り身 2切れ
  • 下味:酒大さじ1、塩少々
  • にんじん 3㎝(細切り)
  • 青ねぎ 2本(3~4㎝長さに切る)
  • しめじ・えのきたけ 適量(3~4㎝長さに切る)
  • 調味料:豆板醤小さじ1、めんつゆ大さじ1
  • 付け合わせ:そら豆適量、レモン2切れ
  1. 鮭の切り身は洗って、酒と塩少々で下味をつけておきます。
  2. にんじんは細切りにし、青ねぎときのこは3~4㎝長さに切っておきます。
  3. クッキングシートの中央に鮭をのせ、にんじんときのこ、青ねぎをのせ、調味料を混ぜてかけます。

  4. クッキングシートを折って包み、電子レンジで6分位加熱します。
  5. ゆでた空豆とレモンを添えて勧めます。

電子レンジ調理をするときは、電磁波がよく当たるのは真ん中より周囲ですから、両脇にそれぞれ置いた方がむらなく火が通ります。

れんこんの金平風

れんこんは切り方によって、他の野菜にはない歯応えがあり、厚さによってもっちりとしたでんぷん質を感じたり、薄ければシャキシャキした食感が爽やかだったりします。

  • れんこん 100g(小さなれんこん一節分)
  • 豚挽き肉 60g(適宜)
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:甜麺醤大さじ1、オイスターソース大さじ1
  1. れんこんは皮をむいて、3~4㎜厚さの薄切りにして、水に放しておきます。
  2. 鍋にごま油を熱して、豚挽肉を炒め、その中へ水を切ったれんこんを加えて更に炒めます。
  3. れんこんが透明な感じになってきたら、甜麺醤とオイスターソースを加えます。
  4. かき混ぜながら、火を通します。

れんこんを買うときは、傷がないものの方が中身が白くてきれいです。また、穴が小さめで太く丸いものの方がもっちりしておいしいです。濡らした新聞紙で包んで、冷蔵庫に保存するのが良い。

小松菜のお浸し

小松菜は値段も手ごろで安定しています。また茹でても、炒めても、煮てもおいしく食べられる万能野菜です。

  • 小松菜 1/2株
  • サラダ油 小さじ1
  • 塩 少々
  • 調味料:めんつゆ大さじ1
  • かつお節 適宜
  1. 小松菜は、特に根っこの方をよく洗って、3~4㎝長さに切ります。
  2. フライパンに50㏄くらいの水を入れて火にかけ、小さじ1のサラダ油と塩少々を入れて沸騰させます。

  3. 2.の中へ切った小松菜を茎の方から入れて、混ぜながら火を通します。
  4. ざるに取って軽く絞ってめんつゆと和え、かつお節をのせます。

お浸しを作る場合に水けを絞るという工程がありますが、どの野菜でも絞りすぎると野菜のおいしい水分が抜けてしまいます。緑黄色野菜に油を足すことで、色もきれいでビタミンAの吸収も良くなります。

暑かったり、寒かったり季節がはっきりしませんが、せめて食材やお料理で季節を感じてみましょう。和食・洋食・中華などという垣根はいつの間にかなくなってきています。気が付くと何でもありの無国籍料理が多くなっています。次回は何でもありの無国籍簡単料理を作ってみたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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