クリニックで働いていると、やはり三度の食事が大事と実感しています。バランスよく食べることは大事なのですが、なかでも免疫機能をしっかり働かせるためにはたんぱく質が大事です。サプリメントなどのたんぱく質は摂りすぎると腎機能に負担がかかります。しかし食事から摂取するたんぱく質は、(腎機能、肝機能等に問題がある方を除く)負担がかかるほど食べ過ぎることはありません。朝から、しっかりたんぱく質を加えた食事をしてください。
(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
前回:「忙しくて何かと物入りな季節です。手近にある材料で簡単調理を考えてみました。
エスカベーシュと言うのは、地中海料理で揚げたり蒸したりした魚介類をマリネする料理のことを言います。南蛮漬けと同じようなものです。
揚げ油を使うのが面倒だと思われる方は、フライパンに少し多めの油を熱して揚げ焼きにしても良いです。又、片栗粉がなければ小麦粉でも良いし、野菜も使えそうなものを千切りや短冊に切って使ってみてください。
新じゃがは皮も薄くて柔らかいので、たわしなどを使ってよく洗って皮ごと調理して食べましょう。
新じゃがが手に入らなければ、普通のじゃが芋でも良いです。春にはじゃが芋の芽が直ぐに出てきます。芽はソラニンと言う毒性物質がありますので、しっかりえぐり取ってから調理してください。
菜花にはカルシウムやビタミンⅭが豊富です。又、何より黄色い花は春を感じさせてくれます。
菜の花は白菜や小松菜など、黄色い花の咲くアブラナ科の野菜の花の総称です。菜花(なばな)は花を食べる用に品種改良された野菜です。少しほろ苦い感じがします。
日曜の朝市でたけのこを買ってきました。日曜日にぬかを入れて茹でて、一日ゆで汁に漬けておいて、洗って水に浸けて冷蔵庫に保存しておきます。
生のたけのこを手に入れたら、できるだけ早く茹でないとアクが強くなります。ぬかがない場合は半分皮をむいたたけのこを米のとぎ汁と生米を加えて茹でると良いです。掘りたてのたけのこは、塩ゆででも良いそうです。
オープンオムレツはじゃが芋やミンチ・ベーコンなどを入れて焼きますが、つぼみの粗いブロッコリーを安く買ってきたので、オムレツにしてみました。
新ショウガの出回る季節です。煮たてた甘酢を火からおろし、薄く切った新ショウガを加えると優しいピンク色になります。出来上がったオムレツはしらす干しの塩味もあり、香ばしくて調味料は要りません。
わらびは子供の頃、遊びの続きでたくさん採って帰りました。わらびは油揚げと煮たり、油揚げや厚揚げと一緒に炒めて卵とじにして食べていました。
わらびの地下茎から採ったでんぷんがわらび粉で、それで作ったのがわらび餅です。昔は風呂を焚いた灰を利用してあく抜きをしたのを覚えています。朝市で「取りたてだから塩ゆでで良いよ」と教わりました。重曹を使うのが一般的ですが、軟らかくなりすぎるので控えめに。
採りたての山菜をてんぷらにする場面をテレビなどでよく見ます。たけのことまいたけをてんぷらにしてみました。
170℃の油は衣を落とした時に、油の真ん中まで落ちて上がってくる位が170℃です。衣が下まで沈むようではまだ温度が低いです。また、油は空気、日光、不純物などによって変敗するので、使用後は熱いうちに漉して、密閉容器に入れて保存しましょう。できれば、はじめに野菜などを揚げて、二番目に使う時に魚や肉を揚げましょう。
かぼちゃはカンボジアから伝わってきたから、この名前があるのだとか。切って売られているものは、種が完熟しているものを選ぶと良いです。
かぼちゃの煮物は、かぼちゃの甘さによっても随分違ってきます。油で炒めて煮るとおいしいですが随分高カロリーの副菜になってしまいます。芋やかぼちゃなどの副菜には、主食を減らす等してカロリーオーバーにならないように気をつけてください。
もずくは三杯酢を合わせたものが市販されてますが、もずく本体よりも調味料が多くて、1食あたり食塩が0.9gとなっていますので要注意です。
もずくは貝類と合わせたり、長芋やウドなどと合わせても良く合うと思います。もっと海藻類を食べましょう。
パクチーは匂いがきついのと、そうでもないのがあるようです。パクチーがどうしても食べられないので、チャレンジしてみました。
全体がなじむようにしっかり練り混ぜるのがコツです。ナンプラーはとても塩辛いので、入れ過ぎないように気をつけましょう。
たけのこを茹でたら3~4日で使ってしまいましょう。ぬかをしっかり落として、水に浸けたものを冷蔵庫で保存します。
たけのこはしっかり煮て、厚揚げは後から加えて優しい味に仕上げます。若竹煮もおなじように、ワカメは後から加えてあっさりとした味にします。同じたけのこの料理でも土佐煮は汁けがなくなるほど、濃い口しょうゆとみりんでしっかり煮てかつお節をまぶしたような仕上がりにします。
我が家流みそ味のかきたま汁です。いつもえのきたけかわかめを入れます。料理は本の通りではなく、好みにアレンジすれば良いと思います。
しょうゆ味のかきたま汁の時は、先にだし汁に片栗粉でとろみをつけておくと冷めにくく、ふんわりとした卵になります。
週末の買い物に備えて、冷蔵庫整理のちょっと豪華な焼きそばです。具はお好みで。
牛肉たっぷりのいつもよりも豪華な焼きそばです。オイスターソースを使って、海鮮の具材を加えても特別感のある焼きそばができます。疲れた日の献立に、野菜のナムルなどを添えてどうぞ。
もやしは傷みやすいので、買って来たらすぐに電子レンジで加熱しておきましょう。
煮物や、酢の物、和え物などの盛り付けの際に、白髪ねぎや針ショウガなどの薬味を盛り付けた上に添えることを『天盛り』と言います。最後にいりごまを振るのは、味や見た目も美しいですが何よりも『誰も手を付けていません』と言う印にもなります。
ゼラチンは寒天と違い、動物の骨や皮、筋などに含まれるコラーゲンを熱処理したものです。沸騰した熱い液体だと固まりにくくなります。また、パイナップルやキウイ、メロンなどたんぱく質分解酵素が含まれるフルーツは固まりにくいです。
買い物に行く日を決めておいて、その日を魚料理や生ものを調理する日にしておくと献立が決めやすくなります。
また刺身はどうしてもしょう油をたくさん食べてしまうことになるので、塩分過多になってしまいます。時にはサラダ仕立てにしてみてください。
フキは葉も茹でて水にさらしてから、佃煮にしたり煮物にします。
フキは早春に土の中から、葉より先に花芽が出てきます。このつぼみがフキノトウで雌の花が白色で、雄の花が薄黄色です。フキノトウ味噌にしたり、てんぷらにしたりします。
キムチは韓国では毎日の食卓に欠かせない漬物です。発酵食品でもあるので乳酸菌を多量に含み、腸内で乳酸や抗菌物質を産生して有害菌の発生を抑え、腸内細菌を整えて免疫力を高める働きがあります。
書店の料理本のコーナーに行くと、驚くほど色々なジャンルの本があります。『簡単』であったり、『健康』であったり、『太らない』であったり。『おしゃれに』と言う言葉と同じくらい『安い』と言う言葉も目につきます。
今や食事の支度はお母さんの役めではなくなって、できる人が作りましょうという時代になってきているようです。次回はもっと簡単に、色々なシチュエーションを考えて何でもありの、でも栄養的には満足できるレシピを考えてみます。