慌ただしい季節だからこそ、三度の食事を大切にしましょう。時には手抜きしても良いですが、朝からたんぱく質を食べることを基本に、免疫機能をしっかり働かせて元気に乗り切りましょう!
(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
前回:「物の値段が上がったねえ」があいさつ代わりの昨今。今月も安くて簡単な料理を作ってみました。
メキシコでは料理に豆やトマトが良く使われます。私も日常の料理に豆やトマトを良く使うので、辛味を控えたなんちゃってメキシコ料理です。
メキシコ人が栽培を始めたと言われるトマトは、それ自体でうま味成分のグルタミン酸を含み食欲増進に役立ち、リコピンは強力な抗酸化作用があります。生でもおいしいですが、加熱してもリコピンは壊れにくいです。
鯖も随分高価になって、いつもの塩焼きでは勿体ない感じがしたので少し違う味付けにしてみました。
フライパンで肉や魚を照り焼きにする場合は、調味料を入れる前にフライパンの余分な脂をきれいに拭き取っておくことが大切です。調味料は魚の大きさに合わせて加減してください。
ゆでダコも意外に高いので、1人分を買ってサラダにしてみました。
エビやホタテなど魚介類を足して、野菜の種類を増やせば主菜になります。エビやイカなどの入った冷凍食品が常備してあれば、生の魚介類でなくてもサラダや炒め物がグンとご馳走になります。
鶏の中でも胸肉は脂が少なく、低カロリーです。淡白な味なので、香ばしく焼くとおいしく食べられます。
胸肉を焼くだけだと硬くてパサパサしますが、つけ汁につけて下味をつけてあるので、見た目よりずっとやわらかく仕上がります。切らずに1枚をそのまま焼いた方が、縮みは少ないかもしれません。
青菜が高い高いと思っていたら、急に安く買える日があったので思わず2把買ってきて、しっかり食べました。
卵を甘くするのは、子供が小さい頃からの我が家流です。昔はほうれん草はアクが強くてくせがあったので、子供たちに、ほうれん草を食べさせたくて甘い卵入りのソテーを作っていました。
母がとろろが好きで、よくやまといもを使ったとろろを作ってくれました。長いもは粘り気が少ないのですが、その分調理が簡単なので、懐かしい気がして作ってみました。
ヤマノイモ類の成分はたんぱく質の吸収をよくしたり、血糖値を下げる働きがあると言われています。ただすり鉢で擦ったりすると後片付けも面倒なのですが、このような作り方をすれば簡単に作れます。酢をふりかけておくと褐変を防ぐことができ、仕上がりが真っ白できれいにできます。
餃子の皮が残っていたので、メキシコ料理の「エンバナーダ」の真似をして餃子のように包んだものを油で揚げてみました。
餃子の皮が小さいと具が上手く包めませんから、大きいものを用意してください。又、具が多すぎても油の中で穴が開いて皮がはじけてしまうので、少ないくらいが良いです。
里芋は皮をむくのが面倒だし、痒くなるし…・と敬遠する人も多いと思いますが、皮ごと電子レンジで加熱してしまえば、後は簡単にむけます。じゃが芋などとは違うおいしさがあります。
煮物はあまり焦って作らないことです。手を抜けるところは電子レンジなどに任せて、時間短縮をし味を含ませるところなどはじっくり時間をかけます。出来立てより冷めてからの方がしっかり味が入っています。里芋の皮は上から下へはむけますが、下から上へはむきにくいです。
春菊は春に黄色い花が咲くことからこの名前になりました。独特の香りの成分は、胃腸の働きをよくして、咳や痰を鎮める作用があると言われています。
春菊はあまり強く絞るとつぶれてしまいます。また和え物は早くから和えると水けが出るので食卓にのせる直前に和えるようにしましょう。
子供たちはグラタンが好きではありませんか?高齢者にも乳製品がダメな人を除けば、牛乳やチーズがしっかり入ってやわらかで、食べやすいメニューだと思います。
同じフライパンで最後まで作ると、途中でフライパンを変えたりしなくて良いのでかなり時間が短縮されます。マカロニも3分位の早ゆでのものが出ています。私は急に食べたくなった時にクリームシチューのルーを加えて作ったことがありますが、上にチーズをのせて焼けばグラタン風になりました。具も魚介類や、じゃが芋、青菜などいろいろ作れますので忙しい時や食材に悩むときに便利です。
一時よりかなり安く買えるようになりました。硬めに茹でて、トマトと共に野菜のおいしさを味わいましょう。
ドレッシングはいろいろ買わないで、その都度簡単に混ぜ合わせて作ってみましょう。白ワインビネガーがなければ普通の酢でも大丈夫です。油はゴマ油少々にしてしょう油を加えてみたり、豆板醤を入れて中華風にしたり材料に合わせて工夫してみませんか。
フルーツは生のまま食べるのが一番だと思いますが、時にはデザート風も食卓が華やぎます。
缶詰のフルーツを使うときはゼラチンでも良いのですが、生のフルーツはたんぱく質の分解酵素を含んでいるので、ゼラチンでは固まりません。切り分けて食べる時は硬めに、容器で固めてそのまま食べる時は緩めに作ると良いです。みかんの缶詰を入れた牛乳かんなどは子供にも高齢者にもおやつに最適です。
塩・辛子で味をつけただけの簡単から揚げです。たれに漬け込まないので、片栗粉だけでカラッと揚げます。
下味をつける時間がかかるようで気になるかと思いますが、前日から味をつけると身がしまって硬くなります。2時間以上は置かないようにしましょう。から揚げを揚げるのは一番最後にして、卵焼きを作るなど他の調理を先にしてしまいましょう。段取りも重要な調理手順のうちです。
毎朝卵を食べていますが、ゆで卵も卵焼きも時々飽きてきます。決まりはないので色々なものを入れてみたら良いと思います。蒸し大豆も買い置きがありますので入れてみました。
ゴロゴロしたものや大きなものは卵と混ざりにくいので、小さく刻んで一緒に巻くと良いです。少し残った食材をいろいろ組み合わせると新しい発見があるかもしれませんよ。片栗粉はまとめるために必ず入れてください。
柚子胡椒を買っても案外冷蔵庫に残っていませんか?普段の調味料としてどんどん使ってしまいましょう。
柚子胡椒はゆずの青い皮と青唐辛子、塩をペースト状にして熟成させたものです。九州名産の薬味です。一般に売られるようになったのは30年くらい前からだと思います。なべ物から焼き物、煮物など幅広くいろいろな場面で使えます。
桜も咲いています。入学や就職などなにかとおめでたいことも多い季節です。手早く華やかな食卓を演出してみませんか。
生魚を温かいものと一緒に調理する時は、傷まないように気をつけてください。また一緒に盛り付けたものは保存しないで食べきるようにしましょう。まな板や包丁、手洗いなどは特に気をつけてください。
がんもどきは鳥の雁の頭に似ているところからこの名前が付いたのだとか。私はがんもどきよりひりょうず(飛竜頭)の方が呼びなれています。つぶした豆腐の中に野菜や銀杏などを入れて揚げてあります。
煮物は材料の煮つめ方や、煮汁の量や材料の水分量等いろいろその時に応じて違うので、「少し薄いかな」と言う程度で調整してください。薄味は食べられますが、濃すぎる煮物は食べられません。冷めて味が入ることも考慮して控えめに味をつけましょう。
デパートでアカモクと言う瀬戸内海で獲れる海藻を見つけました。粘り気が強く洗っても流れませんでした。
敢えて薬味も何も入れませんでした。ワカメやモズク、メカブなどいろいろな海藻をすまし汁にしてみるのも海の匂いがしておいしいと思いました。海藻を見つけたらチャレンジしてみてください。
今回はできるだけ簡単で安価に作ることを考えました。次回は簡単・安価に加えて、待ち望んだ春ですから、春らしい食材と季節を盛り込んだレシピで、なお且つお料理初心者でも作れるものにしたいと思います。