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忙しくて何かと物入りな季節です。手近にある材料で簡単調理を考えてみました。

忙しくて何かと物入りな季節です。手近にある材料で簡単調理を考えてみました。

2025.05.01

慌ただしい季節だからこそ、三度の食事を大切にしましょう。時には手抜きしても良いですが、朝からたんぱく質を食べることを基本に、免疫機能をしっかり働かせて元気に乗り切りましょう!

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:「物の値段が上がったねえ」があいさつ代わりの昨今。今月も安くて簡単な料理を作ってみました。

POINT

  • 忙しい日にも簡単に作れるごちそうレシピ。
  • 調理工程を少なく、できるだけ電子レンジを使うなどして簡単調理。
  • 食材の数を減らし、手に入る食材を効率よく使います。(代用できる食材を明記)
  • 調味料も手に入るもので簡単に、また代用できるものを記載しました。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

メキシカンシチュー

メキシコでは料理に豆やトマトが良く使われます。私も日常の料理に豆やトマトを良く使うので、辛味を控えたなんちゃってメキシコ料理です。

  • 蒸し大豆 1袋(市販の100gのもの)
  • 蒸しミックスビーンズ 1袋(市販の100gのもの)
  • ベーコン 1枚
  • 玉ねぎ 1/2個
  • ピーマン 1個
  • トマト角切り缶詰 2/3缶
  • ニンニク 1かけ(スライスしておく)
  • オリーブ油 小さじ1
  • 調味料
    コンソメ顆粒小さじ1、塩少々、ケチャップ50cc、チリペッパー・オレガノ粉末少々(なくても良い)
  1. 玉ねぎは粗みじんに切り、ピーマンは1cm角、ベーコンは1cm幅に切っておきます。
  2. 大きめの鍋に油を熱して、ニンニクを弱火で香りが立つまで炒めて玉ねぎ、ベーコンを加えて混ぜながら炒めます。
  3. 玉ねぎが透き通ってきたら、水をカップ1と1/2、コンソメ顆粒を加えて煮立てて蒸し大豆、ミックスビーンズ、トマトの角切り、ケチャップを加えて煮立ったら弱火にして、15分位煮込みます。
  4. 最後にピーマンを加えて、チリペッパー、オレガノで味を調整して出来上がりです。

メキシコ人が栽培を始めたと言われるトマトは、それ自体でうま味成分のグルタミン酸を含み食欲増進に役立ち、リコピンは強力な抗酸化作用があります。生でもおいしいですが、加熱してもリコピンは壊れにくいです。

鯖の辛味焼き

鯖も随分高価になって、いつもの塩焼きでは勿体ない感じがしたので少し違う味付けにしてみました。

  • 鯖切り身 2切れ
  • オリーブ油 小さじ1
  • 調味料
    ショウガのすりおろし小さじ1、赤唐辛子の輪切り1/2本分、砂糖・酒・しょう油各大さじ1/2
  • トマト 1個
  1. 鯖の切り身はきれいに洗って、水けをふいておきます。
  2. フライパンに油を熱して、中火で鯖の皮めの方から焼きます。2分位焼いて焼き色がついたら裏返して1分半ほど焼きます。
  3. ペーパータオルでフライパンの余分な脂を拭き取ってから、混ぜておいた調味料を回しかけます。
  4. 両面に調味料をまぶすように返しながら焦がさないように煮つめて火を止めます。
  5. トマトの薄切りを添えて盛り付けます。

フライパンで肉や魚を照り焼きにする場合は、調味料を入れる前にフライパンの余分な脂をきれいに拭き取っておくことが大切です。調味料は魚の大きさに合わせて加減してください。

タコのサラダ

ゆでダコも意外に高いので、1人分を買ってサラダにしてみました。

  • タコの刺身 1人分
  • ベビーリーフのパック 1袋(又はサラダ菜など)
  • きゅうり 1/2本
  • 調味料
    めんつゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1、酢大さじ1/2、コショウ少々、ごま油小さじ1
  1. きゅうりは1cm角のサイコロ状に切り、ベビーリーフは洗って、水けを拭いておきます。
  2. 調味料は混ぜ合わせておきます。
  3. タコときゅうり、ベビーリーフを混ぜ合わせておき、食べる直前に調味料をかけていただきます。

エビやホタテなど魚介類を足して、野菜の種類を増やせば主菜になります。エビやイカなどの入った冷凍食品が常備してあれば、生の魚介類でなくてもサラダや炒め物がグンとご馳走になります。

火曜日の献立

鶏肉の照り焼き

鶏の中でも胸肉は脂が少なく、低カロリーです。淡白な味なので、香ばしく焼くとおいしく食べられます。

  • 胸肉 1枚(大きいもの)
  • 調味料
    つけ汁(おろしにんにく1片分、酢・酒各大さじ1/2、オリーブ油大さじ1/2)、めんつゆ大さじ1
  • オリーブ油大さじ1/2
  • ブロッコリー 6房
  • ミニトマト 6個
  1. 鶏の胸肉は一口大に切って、ビニール袋につけ汁の材料を入れた中に20分ほどつけておきます。
  2. フライパンに油を熱して、中火で鶏肉の皮の方から焼きます。
  3. 焼き色がついたら、ひっくり返しながら両面を焼いて中まで火を通します。
  4. 最後にめんつゆを回しかけて、味を絡めます。
  5. ブロッコリーは、洗ったら水けのついたまま耐熱容器に入れ、電子レンジで1分強加熱します。
  6. 皿にブロッコリー、ミニトマトと共に盛り付けます。

胸肉を焼くだけだと硬くてパサパサしますが、つけ汁につけて下味をつけてあるので、見た目よりずっとやわらかく仕上がります。切らずに1枚をそのまま焼いた方が、縮みは少ないかもしれません。

ほうれん草の炒めもの

青菜が高い高いと思っていたら、急に安く買える日があったので思わず2把買ってきて、しっかり食べました。

  • ほうれん草 1把
  • 卵 1個
  • サラダ油 小さじ2
  • 調味料:卵用(砂糖大さじ1/2、塩少々)、塩・コショウ各少々
  1. ほうれん草の根っこの方は切れ目を入れて、砂が残らないようにしっかり洗っておきます。
  2. 沸騰した湯の中へ、ほうれん草の根っこの方から入れてしんなりなったらすぐに引き上げ、水に取ります。
  3. ほうれん草は、水けを絞って4cm位に切っておきます。

  4. 卵は溶きほぐして、砂糖と塩で味をつけたらサラダ油小さじ1を熱したフライパンに入れてざっくり混ぜ、まだやわらかいうちに火を止めて、大きめの炒り卵を作っておきます。
  5. フライパンから卵を取り出して、サラダ油小さじ1を熱して、ほうれん草をバラバラ散らしながら入れて炒め、塩・コショウで味をつけたところへ炒り卵を加え混ぜます。
  6. 小鉢にほうれん草と卵を盛り付けます。

卵を甘くするのは、子供が小さい頃からの我が家流です。昔はほうれん草はアクが強くてくせがあったので、子供たちに、ほうれん草を食べさせたくて甘い卵入りのソテーを作っていました。

長いものとろろ汁

母がとろろが好きで、よくやまといもを使ったとろろを作ってくれました。長いもは粘り気が少ないのですが、その分調理が簡単なので、懐かしい気がして作ってみました。

  • 長いも 150g
  • 酢 適量
  • 調味料:めんつゆ小さじ2
  • 刻みのり 少々
  1. 長いもは皮むき器で皮をむいて、表面に酢をふりかけておきます。
  2. 長いもの表面がズルズルするようなら、ペーパータオルで拭き取っておきます。
  3. 大きめのボウルの中へ、大根おろしのおろしがねで長いもをすりおろします。
  4. 水100mlにめんつゆ小さじ2を加えて、電子レンジで加熱して冷ましておきます。
  5. 長いもの中へ調味液を加え、泡立て器でしっかり混ぜ合わせます。
  6. 混ざったら、器によそって、刻みのりを散らします。

ヤマノイモ類の成分はたんぱく質の吸収をよくしたり、血糖値を下げる働きがあると言われています。ただすり鉢で擦ったりすると後片付けも面倒なのですが、このような作り方をすれば簡単に作れます。酢をふりかけておくと褐変を防ぐことができ、仕上がりが真っ白できれいにできます。

水曜日の献立

餃子の皮の包み揚げ

餃子の皮が残っていたので、メキシコ料理の「エンバナーダ」の真似をして餃子のように包んだものを油で揚げてみました。

  • 餃子の皮 10枚(厚くて大きいもの)
  • 合挽肉 100g
  • 玉ねぎ 1/4個
  • にんじん 1/4本
  • レーズン 小さじ1
  • クミンパウダー 小さじ1/2
  • ピザ用チーズ 適量
  • 塩・コショウ 各少々
  • 揚げ油 適量
  • ベビーリーフ 1袋
  • ケチャップ 適量
  1. 玉ねぎ、にんじん、レーズンは全て餃子の具のようにみじん切りにします。
  2. 合挽肉と1の材料を練り混ぜ、クミンパウダーを加えて塩コショウで味をつけ、チーズを混ぜます。
  3. 2.の具を10等分に分けて餃子のように具をのせたら半分に折り、周囲に水をつけて手でぎゅっと押さえて皮をくっつけます。
  4. 揚げ油を熱して、180℃の油で表面がカリッとしてくるまで揚げます。
  5. そのままでもおいしいですが、ケチャップを添えて勧めます。

餃子の皮が小さいと具が上手く包めませんから、大きいものを用意してください。又、具が多すぎても油の中で穴が開いて皮がはじけてしまうので、少ないくらいが良いです。

里芋と鶏肉の煮物

里芋は皮をむくのが面倒だし、痒くなるし…・と敬遠する人も多いと思いますが、皮ごと電子レンジで加熱してしまえば、後は簡単にむけます。じゃが芋などとは違うおいしさがあります。

  • 里芋 5個(1袋として売られている量)
  • にんじん 1/2本
  • 干ししいたけ 2枚
  • 鶏こま切れ肉 80g
  • 調味料:めんつゆ大さじ2、酒大さじ1、砂糖大さじ1
  1. 里芋はよく洗って電子レンジで3~4分加熱します。
  2. 里芋の上下を切り落とし、上から下へと包丁を動かして皮を厚めにむきます。
  3. にんじんは皮をむいて乱切りにします。
  4. 干ししいたけは砂糖少々を加えた湯につけると早く戻ります。戻したしいたけは食べやすい大きさに切っておきます。
  5. 里芋はたっぷりの水を入れた鍋に入れて、強火にかけます。煮立ったら弱火にして5分位茹でて水に取り、ぬめりを取っておきます。
  6. 鍋に里芋を入れたら、にんじん、しいたけとしいたけの戻し汁、水をひたひたまで注いで火にかけます。
  7. 煮立ったら鶏肉を加えて、調味料の酒と砂糖を加えて落し蓋をして中火の弱で煮込みます。しっかり甘味がついたら、めんつゆを加えて弱火にして煮込み、火を止めて味をしみこませてから器に盛り込みます。

煮物はあまり焦って作らないことです。手を抜けるところは電子レンジなどに任せて、時間短縮をし味を含ませるところなどはじっくり時間をかけます。出来立てより冷めてからの方がしっかり味が入っています。里芋の皮は上から下へはむけますが、下から上へはむきにくいです。

春菊の和え物

春菊は春に黄色い花が咲くことからこの名前になりました。独特の香りの成分は、胃腸の働きをよくして、咳や痰を鎮める作用があると言われています。

  • 春菊 1/2把
  • 調味料:ポン酢大さじ1/2、かつお節一つまみ
  1. 春菊は先の方はそのまま摘んで、茎の方は葉を摘み取ってきれいに洗っておきます。
  2. 湯を沸かして沸騰したら春菊を加えます。色が変わったら直ぐに取り出して、流水につけます。
  3. 軽く絞って、3㎝位に切ってなるべく食べる直前にポン酢で和えて盛り付けます。
  4. かつお節を天盛りして勧めます。

春菊はあまり強く絞るとつぶれてしまいます。また和え物は早くから和えると水けが出るので食卓にのせる直前に和えるようにしましょう。

木曜日の献立

マカロニグラタン

子供たちはグラタンが好きではありませんか?高齢者にも乳製品がダメな人を除けば、牛乳やチーズがしっかり入ってやわらかで、食べやすいメニューだと思います。

  • 鶏もも肉 150g
  • マカロニ(乾燥)40g
  • しめじ ひとつまみ
  • 玉ねぎ中 1/2個
  • ニンニク 1片分(みじん切り)
  • ピザ用チーズ 30g
  • 白ワイン 大さじ2
  • オリーブ油 小さじ2
  • 調味料:ナツメグ少々、塩・コショウ各少々
  • ベシャメルソース用:薄力粉大さじ2(16g)、無塩バター20g、牛乳1カップ
  1. 鶏肉は一口大に切って、塩・コショウを振っておきます。しめじは食べやすい長さに切っておきます。玉ねぎは1.5㎝角に切っておきます。
  2. マカロニは硬めに茹でておきます。
  3. フライパンにオリーブ油を熱して、弱火でニンニクを炒めます。香りが出てきたら、鶏肉を皮面から焼き、色がついたら玉ねぎ、しめじを加えて白ワインを振り入れてアルコールを飛ばしながら炒めます。

  4. 3.の中へ、直接ベシャメルソースの材料を加えていきます。バターを入れて泡立ってきたら、小麦粉を振り入れて粉っぽさが無くなるまで炒めます。いったん火を止めて、温めた牛乳を少しづつ加えていきます。
  5. 4.のフライパンの具が全体にトロリとなったらマカロニを加えて、ナツメグ、塩・コショウで調味します。
  6. グラタン皿2枚に分量外のオリーブ油を薄く塗って、5を入れてチーズをのせてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼きます。

同じフライパンで最後まで作ると、途中でフライパンを変えたりしなくて良いのでかなり時間が短縮されます。マカロニも3分位の早ゆでのものが出ています。私は急に食べたくなった時にクリームシチューのルーを加えて作ったことがありますが、上にチーズをのせて焼けばグラタン風になりました。具も魚介類や、じゃが芋、青菜などいろいろ作れますので忙しい時や食材に悩むときに便利です。

ブロッコリーのサラダ

一時よりかなり安く買えるようになりました。硬めに茹でて、トマトと共に野菜のおいしさを味わいましょう。

  • ブロッコリー 1/2株
  • フルーツトマト 2個
  • ツナ缶詰(小)1缶
  • ドレッシング:オリーブ油大さじ2、白ワインビネガー大さじ2、はちみつ小さじ1、粒マスタード小さじ1
  1. ブロッコリーは小房に分けて洗い、耐熱容器に入れてラップをして2分弱加熱します。(100gで1~2分)
  2. フルーツトマトは大きめのくし切りにします。ツナ缶はほぐしたものより、ホール状のものをそのまま使います。
  3. 器にブロッコリー、トマト、ツナを盛り、各自がドレッシングをかけながらいただきます。

ドレッシングはいろいろ買わないで、その都度簡単に混ぜ合わせて作ってみましょう。白ワインビネガーがなければ普通の酢でも大丈夫です。油はゴマ油少々にしてしょう油を加えてみたり、豆板醤を入れて中華風にしたり材料に合わせて工夫してみませんか。

イチゴとキウイフルーツの寒天寄せ

フルーツは生のまま食べるのが一番だと思いますが、時にはデザート風も食卓が華やぎます。

  • イチゴ 6粒
  • キウイフルーツ 2個
  • 寒天液:粉寒天2g、砂糖大さじ1と1/2、ぬるま湯カップ2
  1. イチゴはヘタを切り、縦半分に切ります。キウイフルーツは皮をむき、縦6等分に切ります。
  2. 小鍋にぬるま湯を入れて粉寒天をふやかして、かき混ぜながら火にかけ砂糖を加えて混ぜ合わせます。
  3. 2~3分煮たてて火からおろし、水を張ったボウルに鍋をつけて混ぜながら粗熱を取ります。
  4. 粗熱が取れたら、ガラス容器に1人分づつつぎ入れてフルーツを浮かせて、氷水を入れたバットに入れておけばすぐ固まります。

缶詰のフルーツを使うときはゼラチンでも良いのですが、生のフルーツはたんぱく質の分解酵素を含んでいるので、ゼラチンでは固まりません。切り分けて食べる時は硬めに、容器で固めてそのまま食べる時は緩めに作ると良いです。みかんの缶詰を入れた牛乳かんなどは子供にも高齢者にもおやつに最適です。

金曜日の献立

鶏肉のからあげ(写真は2人分です)

塩・辛子で味をつけただけの簡単から揚げです。たれに漬け込まないので、片栗粉だけでカラッと揚げます。

  • 鶏むね肉 1枚(250g位)
  • 調味料:塩小さじ1/2、練からし大さじ1、酒大さじ1
  • 片栗粉 適量
  • 揚げ油 適量
  • 菜花(1/2束)
  • 調味料:めんつゆ小さじ1
  1. 鶏むね肉は一口大のそぎ切りにします。ボウルに入れて塩と練からし、酒を入れてもみ込んでおきます。
  2. その間に菜花の処理をします。茎の硬い部分を切り落として洗い、鍋に湯を沸騰させたら、茎の方から入れてきれいな色に変わったら取り出して冷水に取り、花を散らさないように水けを絞っておきます。
  3. 鶏肉は味が付きにくいので、20分以上置いて調理します。
  4. 1.の鶏むね肉に片栗粉をまぶしながら、油で揚げていきます。170℃の油で2分位でカラッと揚がります。
  5. 菜花は長いままめんつゆをふりかけて盛り付けます。
  6. 菜花とから揚げを盛り付けて、各自が取り分けていただきます。

下味をつける時間がかかるようで気になるかと思いますが、前日から味をつけると身がしまって硬くなります。2時間以上は置かないようにしましょう。から揚げを揚げるのは一番最後にして、卵焼きを作るなど他の調理を先にしてしまいましょう。段取りも重要な調理手順のうちです。

大豆入り卵焼き

毎朝卵を食べていますが、ゆで卵も卵焼きも時々飽きてきます。決まりはないので色々なものを入れてみたら良いと思います。蒸し大豆も買い置きがありますので入れてみました。

  • 卵 2個
  • 蒸し大豆 40g
  • 青のり 少々
  • 調味料:めんつゆ大さじ1/2
  • 片栗粉 少々(水少々で溶いておく)
  • ごま油 適量
  1. ボウルに卵を割り入れて、めんつゆと溶いた片栗粉を加えて黄身と白身がきれいに混ざるように、泡立てないようにかき混ぜます。その中へ蒸し大豆と青のりを加えて混ぜます。
  2. フライパンか卵焼き器にごま油を熱して、具が偏らないように半量の卵液を流し入れてかき混ぜて、端へまとめて、少し油を足して残りの卵液の半量を流して弱火にし、端へまとめた卵を戻して巻きます。
  3. 残りの卵液も流し入れて全体の形を整えて火からおろして、端を切り落とし、4等分して盛り付けます。

ゴロゴロしたものや大きなものは卵と混ざりにくいので、小さく刻んで一緒に巻くと良いです。少し残った食材をいろいろ組み合わせると新しい発見があるかもしれませんよ。片栗粉はまとめるために必ず入れてください。

きのこの柚子胡椒和え

柚子胡椒を買っても案外冷蔵庫に残っていませんか?普段の調味料としてどんどん使ってしまいましょう。

  • きのこ(写真はまいたけ)100g
  • 調味料:めんつゆ大さじ1/2、柚子胡椒は好みの量で
  1. きのこは石づきを取って、食べやすい大きさに切っておき電子レンジで、1分~1分半加熱します。
  2. 食卓へ上げる前に、めんつゆの中へ柚子胡椒を入れて混ぜてからきのこを和えて小鉢に盛ります。

柚子胡椒はゆずの青い皮と青唐辛子、塩をペースト状にして熟成させたものです。九州名産の薬味です。一般に売られるようになったのは30年くらい前からだと思います。なべ物から焼き物、煮物など幅広くいろいろな場面で使えます。

土曜日の献立

簡単ちらし寿司(市販の分量に合わせています)

桜も咲いています。入学や就職などなにかとおめでたいことも多い季節です。手早く華やかな食卓を演出してみませんか。

  • ちらし寿司の素(市販のもの)
  • 温かいご飯 500g(1.5合分)
  • 卵 1個
  • まぐろの刺身 1人分(めんつゆ小さじ1を振りかけておく)
  • むきエビ 80g
  • スナップエンドウ 1個
  1. 大きなボウルに温かいご飯とちらし寿司の素を入れて切るように全体を混ぜ合わせます。
  2. 卵は水小さじ1を加えて割りほぐし、砂糖小さじ1強と塩少々を入れて、油を熱したフライパンに流し入れて弱火で両面を焼いて好みの大きさに切っておきます。
  3. まぐろは味をつけたものを、全体に行き渡るように小さめに切っておきます。
  4. むきエビは酒をふりかけて、火を通しておきます。
  5. ちらし寿司の粗熱が取れたら、卵、まぐろ、エビを飾り、スナップエンドウの緑も千切りにして飾ります。

生魚を温かいものと一緒に調理する時は、傷まないように気をつけてください。また一緒に盛り付けたものは保存しないで食べきるようにしましょう。まな板や包丁、手洗いなどは特に気をつけてください。

がんもどきの煮物

がんもどきは鳥の雁の頭に似ているところからこの名前が付いたのだとか。私はがんもどきよりひりょうず(飛竜頭)の方が呼びなれています。つぶした豆腐の中に野菜や銀杏などを入れて揚げてあります。

  • がんもどき 小4個(大きいものなら2個)
  • だいこん 1.5㎝厚さの輪切り4個
  • むすび昆布 6個
  • にんじん5㎜厚さの輪切り 6個(大きいものなら4個)
  • 調味料:めんつゆ大さじ2、酒大さじ1、砂糖大さじ1弱
  • スナップエンドウ 4個
  1. がんもどきは熱湯につけて、湯通ししておきます。
  2. だいこんは1.5㎜厚さの輪切りにして、皮を厚めにむいて米のとぎ汁で茹でておきます。
  3. むすび昆布はだし昆布を濡らして縦半分に切って、5㎝長さにそろえて結んでおきます。
  4. にんじんはあれば花形で抜いておきます。
  5. スナップエンドウは煮物を煮ている間に軽くゆでておきます。
  6. 鍋にがんもどきとだいこん、むすび昆布を入れてかぶるくらいの水を入れて中火で煮ます。
  7. 沸騰してきたらにんじんを加えて、砂糖と酒を入れて落し蓋をして1~2分煮てめんつゆを加えて弱火の中火で20分位煮て味を含ませます。
  8. 出来上がりにスナップエンドウを添えて盛り付けます。

煮物は材料の煮つめ方や、煮汁の量や材料の水分量等いろいろその時に応じて違うので、「少し薄いかな」と言う程度で調整してください。薄味は食べられますが、濃すぎる煮物は食べられません。冷めて味が入ることも考慮して控えめに味をつけましょう。

アカモクのすまし汁

デパートでアカモクと言う瀬戸内海で獲れる海藻を見つけました。粘り気が強く洗っても流れませんでした。

  • アカモク 1パック
  • 調味料:めんつゆ大さじ1
  1. 鍋に2カップの湯を沸かして洗ったアカモクを入れて、めんつゆを加えて沸いたら火を止めます。

敢えて薬味も何も入れませんでした。ワカメやモズク、メカブなどいろいろな海藻をすまし汁にしてみるのも海の匂いがしておいしいと思いました。海藻を見つけたらチャレンジしてみてください。

今回はできるだけ簡単で安価に作ることを考えました。次回は簡単・安価に加えて、待ち望んだ春ですから、春らしい食材と季節を盛り込んだレシピで、なお且つお料理初心者でも作れるものにしたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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