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「物の値段が上がったねえ」があいさつ代わりの昨今。今月も安くて簡単な料理を作ってみました。

「物の値段が上がったねえ」があいさつ代わりの昨今。今月も安くて簡単な料理を作ってみました。

2025.03.03

健やかな暮らしは、規則正しい生活と3度の食事です。忙しい日は手抜きをすれば良いのです。できるだけ素材に近い調理法なら簡単に作れるはずです。どこでも買えるような素材を選んで作ってみましょう!

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:年が明けても一向に食材の値段が下がりません。簡単に、できるだけ安価な食材でご馳走を作ってみましょう。

POINT

  • 忙しい日に簡単に作れるレシピ。
  • 調理工程を少なく、できるだけ電子レンジを使うなどして簡単調理。
  • 食材の数を減らし、手に入る食材を効率よく使います。(代用できる食材を明記)
  • 調味料も手に入るもので簡単に、また代用できるものを記載しました。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

味噌風味のローストチキン

鶏肉の中でも胸肉は安価です。ちょっと調理法に工夫して、軟らかく仕上げてみました。前日から準備すると当日は焼くだけです。

  • 鶏むね肉 1枚
  • 調味料:味噌大さじ1、酒・みりん各大さじ1、ニンニクのすりおろし小さじ1
  • オリーブ油 大さじ1(サラダ油でも可)
  • 菜の花 4本
  1. 鶏むね肉は1枚を皮を外側にしてくるっと巻いて、タコ糸で巻いておきます。
  2. 調味料を混ぜて、胸肉にすり込んでそのまま保存袋(ジップロック)に入れて、冷蔵庫に半日入れておきます。

  3. フライパンにオリーブ油を入れて熱し、中火で2.の胸肉をタコ糸で縛ったまま表面が軽く色づくまで転がしながら焼きます。
  4. 3.の胸肉をアルミホイルで二重に包んで、その上から布巾で包んで30分位置いておきます。
  5. 4.の胸肉を1㎝位の厚さに切って茹でた菜の花と共に盛り合わせます。

少ない調味料も、半日置くだけでしっかり味が滲みます。また短時間焼くだけなのでしっかり火は通っていますが、とても軟らかくジューシーな食感に仕上がります。今回は安価な鶏むね肉で調理しましたが、豚の肩ロースが安く手に入ればおいしい焼き豚ができます。

ショウガとにんじんの金平

ショウガは薬味だけでなく、甘煮にしたり炒め物にしてもおいしく食べられます。

  • ショウガ 25g
  • にんじん 1本
  • 調味料:砂糖小さじ1、塩小さじ1/4、みりん大さじ1
  • オリーブ油大さじ1(サラダ油でも可)
  1. にんじんは皮をむいて、太めの千切りにします。ショウガは良く洗って、皮のままにんじんより少し細い千切りにします。
  2. 鍋にオリーブ油を引き、強めの中火でにんじんを炒め、チリチリ音がし始めたらショウガを加えて更に炒めます。
  3. 調味料を加えて、汁気が無くなるまで煮て火を止めます。

ショウガの辛み成分は殺菌効果があると言われています。また、体を温めたり食欲を促す働きがありますが、あまりたくさん食べるのは胃を荒らすことになるので、特に胃腸の弱い人は控えめにしましょう。

ワカメスープ

朝市で獲れたての生ワカメを買ったのでスープにしてみました。

  • 生ワカメ 50g(乾燥なら5gを水でもどしておく)
  • 牛こま切れ肉 50g
  • いりこ 10匹
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:めんつゆ小さじ1
  1. ワカメは3~4㎝に切って、水を切っておきます。
  2. いりこは頭とはらわたを取って、水2カップに浸けておきます。
  3. 鍋にごま油をひいて火にかけ、牛肉、ワカメを炒めます。
  4. 牛肉に火が通ったら、2.のいりこと水を加えて煮立ったら弱火にし、めんつゆを加えて2~3分煮ます。

ワカメといりこの塩分があるので、調味料は控えめにします。好みで七味唐辛子を振ってもおいしく食べられます。ワカメは炒め物にしたり、サラダにしてたっぷり食べましょう。

煮りんご

ちょっとしなびてしまったりんごを、煮りんごにしました。

  • りんご 1/2個
  1. りんごは4つに切って、皮をつけたまま芯を切りとります。
  2. 皿に並べ、ラップをして電子レンジで2分位加熱します。

煮りんごは、砂糖と水を加えて煮るのが普通ですが、電子レンジだと驚くほど甘くて香りの良い煮りんごができます。皮をつけたままの方が軟らかくできます。

火曜日の献立

豆乳スープ

大豆は体に良いらしいと思っても飲みにくい方は、まずスープから。コンソメがなくても、簡単にできます。

  • 豆乳(無調整のもの)2カップ
  • 絹ごし豆腐 1パック(150g)
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  1. 豆乳を鍋に入れて火にかけ、豆腐を味噌汁より大きめに切って加えます。
  2. 吹きこぼれないようにゆっくり混ぜながら、煮立ったら2~3分煮て塩、コショウで味を調えます。

豆乳は味噌汁の中へ入れても良いし、朝食にも簡単に調理できます。豆乳の風味が苦手な方はベーコンやソーセージを入れると気にならなくなります。

こんにゃくと鶏肉の炒り煮

少し多めに作っておくと、お弁当のおかずにも重宝します。

  • こんにゃく 1枚
  • 鶏肉(もも肉又は胸肉)1枚分
  • ショウガ 1かけ分
  • ごま油 大さじ1
  • 調味料:砂糖大さじ1、酒カップ1/2、めんつゆ大さじ2
  • ねぎの小口切り 少々
  1. こんにゃくは表面を2㎜位の深さに縦・横に切り込みを入れ、2㎝角の四角に切りたっぷりの湯で茹でて水にさらします。
  2. 水を切ったこんにゃくは鍋に入れて火にかけ、中火で空炒りをして水けを飛ばします。
  3. 2.の鍋にごま油を加えて、一口大に切った鶏肉と千切りにしたショウガを加えて炒りつけ、鶏肉の色が白っぽくなってきたら調味料を加えて弱火にし、ふたをして煮ます。
  4. 4~5分して煮汁が少なくなってきたら、混ぜながら煮て火を止めたらふたをして5分位そのまま置いて、冷めたら器に取り、ネギを天盛りします。

こんにゃくは水酸化カルシウム(石灰水)を入れてこんにゃく芋の成分(マンナン)を固めているため、この石灰臭を抜くため、一度茹で捨てたり、塩もみをするという手間がかかりますが、最近では茹でなくても良いと書いてあるものもあります。

キャベツのサラダ

キャベツの価格が高騰しています。付け合わせではもったいないので、お料理の主役にします。

  • キャベツ 1/4玉
  • ゆで卵 1個
  • ちりめん山椒(市販のもの)大さじ1
  • 調味料:ごま油大さじ1/2、めんつゆ大さじ1弱
  1. キャベツは1枚ずつはがして、芯の部分を切り取って薄く千切りにし、他は一口大に切り耐熱のボウルに入れて電子レンジで3分位加熱します。
  2. 1.の粗熱がとれたら、調味料を混ぜて和えます。
  3. 深めの容器にキャベツを盛り、ゆで卵とちりめん山椒を盛り付けて混ぜながらいただきます。

ちりめん山椒を100均のお店で見つけました。少し味が濃くて、冷蔵庫で干乾びそうだったので使いました。冷蔵庫に、少しずつ残っているものはありませんか?案外お料理が一品できるかもしれませんよ。

水曜日の献立

豚肉の生姜焼き

ショウガとしょう油の味は食欲をそそります。肉が苦手な人以外は簡単で美味しい、誰でもご飯がたくさん食べたくなるメニューです。

  • 生姜焼き用豚肉 6枚
  • 小麦粉 適宜
  • サラダ油 適宜
  • 調味料:めんつゆ大さじ1と1/2、酒・みりん各大さじ1、すりおろしショウガ大さじ1
  • キャベツ 2枚
  • ミニトマト 6個
  1. 豚肉は赤身と脂身の間にある筋を包丁の先で切っておきます。そのまま焼くと豚肉が丸まってしまいます。
  2. 筋切りをした豚肉は、調味料を入れたボウルに入れて混ぜておきます。
  3. フライパンにサラダ油を熱したら中火で、2.の豚肉に小麦粉をまぶしながら焼いていきます。
  4. うっすら焦げ目がついたら、裏返して両面を焼きます。
  5. 千切りにして、水に放してシャキッとさせたキャベツと、ミニトマトを添えて盛り付けます。

生姜焼き用がなければ、ロース肉の薄切りをそのまま油で炒め、強火で調味料を絡めて仕上げます。弱火にしすぎると、却って硬い生姜煮のようになってしまいます。肉の水分を閉じ込めるように短時間で焼き上げましょう。

小松菜の煮浸し

青菜の中でも比較的安いのが小松菜です。お浸し、和え物、汁の実、煮物、炒め物とアクも少ないので下処理も要らず重宝する野菜です。

  • 小松菜 1/2把
  • 油揚げ 1/2枚
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:めんつゆ大さじ1、酒大さじ1/2、みりん小さじ1
  1. 小松菜は長さ4~5㎝に切ります。油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、縦半分に切って5~6㎜幅に切っておきます。
  2. 鍋にごま油を熱して、中火で小松菜と油揚げを入れてゆっくり炒めて、調味料を加えます。
  3. 調味料を入れたら、火を弱めて小松菜がしんなりするまで煮ます。

豚肉の生姜焼きもしょうゆ味なので、ご飯をあまりたくさん食べないという方は小松菜はコショウや唐辛子で炒め物にすると、あっさり仕上げられます。

ポテトサラダ

ポテトサラダを作りたいけど、ちょっと面倒だと思われることはありませんか?皮のまま電子レンジで加熱してしまいましょう!

  • じゃが芋 2個
  • きゅうり 1本
  • パプリカ 1/2個(黄色又は赤)なくても良い
  • ハム 2枚
  • 調味料:ドレッシング(酢小さじ1、サラダ油小さじ2、塩・コショウ各少々)、マヨネーズ適宜
  • ゆで卵 1個
  1. じゃが芋は洗って皮のままポリ袋に入れ、1個当たり4分を目安に電子レンジで加熱します。竹串がすっと刺さればOK。
  2. 熱いうちに皮をむき、5㎜位の厚さのいちょう切りにしてドレッシングで和えておきます。
  3. きゅうりは小口切りにして塩もみし、洗って絞っておきます。
  4. ハムは短冊、パプリカは太めの千切りにして、じゃが芋、きゅうりと一緒にマヨネーズで和えます。
  5. ゆで卵は黄身と白身を分けて、茶こしなどの網で裏ごしし、サラダの上にふりかけて飾ります。

男爵イモはホクホクして崩れやすく、メークインは形が残りやすいので、お好みで選びましょう。じゃが芋の芽や緑色の部分にはソラニンという毒性成分が含まれるため、しっかり取り除いてください。

木曜日の献立

白菜とシーフードのシチュー

市販のルーを使われる方が多いと思いますが、シチューのルーはかなり脂肪が多いです。小麦粉で簡単にできます。あっさりしたシチューもおいしいです。

  • 白菜 1/4株
  • 冷凍のシーフードミックス 1/2袋
  • ローリエ 1枚
  • 調味料:バター20g、小麦粉大さじ3、牛乳300㏄、白ワイン50㏄、固形スープ1個、塩・コショウ適宜
  1. シーフードは洗って白ワイン(分量外)をふりかけておきます。
  2. 白菜は芯の部分を縦半分に切り、3㎝幅位に切ります。
  3. 鍋に1カップ半の水を入れて火にかけ、白菜、固形スープ、ローリエを入れます。
  4. フライパンにバターを入れて、弱火で溶ける前位になったら小麦粉を加え、木べらで混ぜながら焦がさないように、トロリとするまで牛乳を加えます。
  5. 白菜が煮えてきたら、シーフードを加え、ホワイトソースと残りの牛乳、白ワインを加え、塩・コショウで味を調整します。

白菜は芯の部分が甘くておいしく、煮物に向いています。内側の葉先は軟らかく、サラダに最適です。冷凍のシーフードミックスは塩味が強いことがあるので、しっかり洗ってから使いましょう。

さつま芋のレーズンサラダ

最近はさつま芋の種類も多くて、ねっとりと甘い芋が増えているように思います。酸っぱいヨーグルトと合わせると意外においしいです。

  • さつま芋 1本(細いもの)
  • レーズン 大さじ1程度
  • 調味料:プレーンヨーグルト大さじ2、マヨネーズ小さじ2
  1. さつま芋は良く洗って、ヘタの部分を切り落とし、8㎜厚さの輪切りにします。
  2. さつま芋は10分ほど水に浸けてあく抜きし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで3分位加熱します。
  3. レーズンはヨーグルトに浸けて軟らかくしておきます。
  4. さつま芋が冷めたら、レーズン入りのヨーグルトとマヨネーズを混ぜてさつま芋を和えます。

さつま芋は切ったらすぐに水に浸けてあく抜きをしましょう。あくの成分は皮に多いので、皮を厚めにむくと良いです。さつま芋は寒さに弱いので、冷蔵庫には保存しないでください。長く保存したい時は新聞紙などに包み、風通しが良く日の当たらない所で保存しましょう。収穫時期は9月~11月頃です。

小松菜のワサビ和え

小松菜は煮ても、炒めても、和え物にもと万能です。しかもほうれん草などよりずっと安価です。いろいろな野菜料理に工夫して使いましょう。

  • 小松菜 1/2把
  • 調味料:めんつゆ小さじ1、練ワサビ小さじ1/2
  1. 小松菜は根元を切り落とし、3~4㎝に切りサッと水にくぐらせてそのまま耐熱ボウルに入れて、ラップをし、100gで1分程度を目安に電子レンジで加熱します。
  2. 小松菜が冷めたら、調味料で和えます。(ワサビの量は好みで加減してください)

小松菜はカルシウム、鉄、カロテンが豊富です。いろいろな種類のものがありますが、緑色の濃い、葉が厚く茎がしっかりしたものを選びましょう。

金曜日の献立

ツナの炊き込みご飯

ツナの缶詰めを入れただけの炊き込み飯ですが、缶の煮汁ごと入れてだしの代わりにします。

  • 米 2合
  • 鮪水煮缶(小)70g
  • ショウガ1かけ分(細い千切りにする)
  • 調味料:めんつゆ大さじ3、酒大さじ2
  • 焼きのり 1/4枚
  1. 米2合は洗って、電気釜の中に入れます。
  2. 調味料と水煮の汁の分量を引いた水加減をして、30分置いてから調味料と鮪水煮缶の汁を電気釜の中へ入れます。

  3. 2.の中へ鮪水煮とショウガを入れて、炊飯します。
  4. 炊きあがったら、全体を混ぜてから茶碗によそってのりをふって勧めます。

米は洗って分量の水(米の重量の1.5倍)に30分以上吸水させます。調味料は先に入れてしまうと吸水を邪魔してしまうので、調味料は炊く直前に入れます。

豆腐ハンバーグ

豆腐ハンバーグは肉っぽくなく、やわらかくて和風の味つけがなじむので、病院給食ではしばしばメニューに登場しました。

  • 合挽肉 150g
  • もめん豆腐 100g
  • 卵 1個
  • パン粉 1/4カップ
  • 青ネギ 1本
  • 調味料:塩・コショウ少々、めんつゆ大さじ1
  • ごま油 適宜
  • クレソン(緑の野菜なら他でも可)
  1. 豆腐はペーパータオルに包んで、電子レンジで2分ほど加熱して水分を飛ばします。
  2. 青ネギはみじん切りにしておきます。
  3. ボウルにしっかり水分を絞った豆腐と合挽肉、卵、パン粉、青ネギを練り混ぜて、塩・コショウで味をつけ4個の小判型に丸めます。
  4. フライパンにごま油を熱して、中火で3.のハンバーグを並べて焼きます。両面に焼き色がついたら、ふたをして弱火にして火を通します。
  5. 最後にめんつゆを回しかけて味をつけます。
  6. クレソンと共に皿に盛り付けます。

仕上げに大根おろしとめんつゆを添えてもおいしいです。合挽肉は鶏の挽肉に変えてもあっさり食べられます。豆腐の水きりは加熱しすぎると、パサパサになってハンバーグがまとまらなくなってしまうので注意しましょう。まとまりにくい場合は片栗粉を大さじ1加えると良いです。

ワカメの炒めもの

生ワカメは2月から6月が旬です。茶色の生ワカメは火を通すと鮮やかな緑色になります。

  • 生ワカメ 100g
  • サラダ油 適宜
  • 調味料:めんつゆ・みりん各少々
  1. 生ワカメでない場合は水で戻して使います。ワカメは食べやすい大きさに切っておきます。
  2. フライパンに油を熱して、ワカメを炒めます。
  3. 調味料を入れたら、水けがなくなるまで混ぜながら炒めます。

ショウガの千切りを加えたり、カニかまぼこなどをまぜてもおいしくできます。

大根のゆず和え

大根もいつもの倍近い値段です。1本買ったら、煮物から和え物まで余すことなく使いましょう。

  • 大根 5㎝位(大きさにより適宜)
  • ゆずの皮 適宜
  • 調味料:酢大さじ1、砂糖大さじ1/2、塩少々
  1. 大根は皮をむいて、太いものなら縦半分に、細いものはそのままスライサーで薄く切ります。
  2. 分量以外の塩を振ってもみ、しんなりしたら水洗いしておきます。
  3. ゆずの皮を千切りにして、調味料の甘酢と一緒に合えます。

かぶで作るとおいしいですが、かぶもかなり高いので大根を使いました。どの野菜も高いので、しなびないうちにしっかり使いましょう。大根は新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室に保存すると長持ちします。

なめたけの味噌汁

なめたけは袋に入ったものなら、使いやすいので汁の実や大根おろしで和えてもおいしいです。

  • なめたけ(なめこ)1/2袋
  • 豆腐 50g(ハンバーグで余ったもの)
  • 調味料:いりこひとつまみ(10匹くらい)、味噌大さじ2
  • 青ネギ 少々
  1. 鍋に水2カップを入れて、頭とはらわたを取ったいりこを浸けておきます。
  2. 1.のいりこは30分以上つけ置いて、ゆっくり中火の弱で火を通し、10分ほどしたら煮干しを漉します。
  3. サッと洗ったなめたけを入れて、沸きあがったら味噌を加えます。
  4. 1~2㎝角に切った豆腐を加えて、再び湧き上がったら火を止めます。
  5. 汁椀によそって、青ネギを散らします。

味噌汁は味噌にだしが入ったものや、だしパック、顆粒だしなど市販のものがいろいろあります。時には野菜や豆腐、油揚げなどをたくさん入れて味噌汁を作ってみましょう。ほっこりした気分になります。

土曜日の献立

カキフライ

ひと冬に一度はカキフライが食べたくなります。牡蠣は海のミルクと言われるほど、ビタミンやミネラルが豊富です。できれば中くらいのものがフライ向きです。

  • カキのむき身 10個
  • 酒少々
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  • 衣:小麦粉大さじ2~3、卵1個、パン粉1カップ弱
  • 揚げ油 適宜
  • サラダ菜 2枚
  • トマト 1個
  • ソース:マヨネーズ大さじ1、ヨーグルト大さじ1
  1. カキはざるに入れて2~3%の食塩水に入れて振り洗いをします。さらに食塩水の中でひだの部分を振りながら1個ずつ洗います。ざるに上げて水けを切り、酒をふりかけておきます。
  2. まな板の上にペーパータオルを敷き、カキを並べて、上からペーパータオルで軽く押さえるようにして水分を吸い取ります。
  3. カキに塩・コショウをして、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。両方の手を使って軽く持ちながらつけていきます。
  4. 170℃の油で、ひとつずつカキを滑らせるように入れていきます。
  5. 油の中に菜箸を入れて、優しく混ぜるようにして均一に揚がるようにします。
  6. 入れてから1分~1分半ほどして、カキが浮き上がり音が静かになったら油から引き揚げます。
  7. 油を切り、付け合わせと共に盛り付け、好みのソースやレモンを添えていただきます。

フライを作る時は水けをしっかりとっておくことが大事です。水けが多いと衣がたくさんついて分厚くなりますし、水が跳ねたりします。あまり温度が低いとサクサクに仕上がりません。

長ひじきの煮物

ひじきも近海物は少なく、袋の裏を見ると韓国産のものが多いです。朝市で瀬戸内海のものを見つけたので買ってきました。

  • 長ひじき(乾燥)15g
  • ちくわ 1本
  • にんじん 4㎝
  • 豆腐 100g(なくても良い)
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:砂糖大さじ1/2、みりん小さじ1、めんつゆ大さじ2
  1. ひじきは水洗いしたら、熱湯で2~3分茹でてざるに上げ、食べやすい長さに切っておきます。
  2. にんじんは短冊、ちくわは5㎜幅の輪切りにします。
  3. 鍋にごま油を熱し、ひじきを炒めたら、にんじん、ちくわ、豆腐も加えて炒めます。
  4. 水1カップを加え、調味料も入れて中火で煮ます。
  5. 10分ほど煮たら、全体を混ぜ合わせ、ふたをして火を止め、冷めるまで余熱で味を含ませます。

ひじきは芽ひじきでも良いですが、ぼそぼそして食べにくいので豆腐を加えた方が食べやすくなります。また、熱湯で茹でることで海藻臭いにおいがなくなります。

小松菜のごま和え

買いやすくて扱いやすい小松菜の出番が多くなりました。残さず使いましょう。

  • 小松菜 1/2把
  • 調味料:めんつゆ小さじ1、すりごま大さじ1、いりごま小さじ1
  1. 小松菜は3㎝位に切って、電子レンジで加熱します。
  2. 小松菜の粗熱が取れたら、めんつゆとすりごまで和えて器に盛り付けます。
  3. いりごまを天盛りして出来上がりです。

小松菜のようにアクの少ない野菜は、電子レンジで加熱すると栄養を逃がさず加熱できます。しかし、野菜の持つ水分で加熱するため、水分の少ない野菜はみずみずしいという訳にはいかないので、洗って水分を残したままで電子レンジにかける方が良いです。

今回は物価高の折から、安くて簡単で材料は使い切ることを考えてメニューを考えました。それでも手作りだからこその、美味しさがあります。料理の本などと比べると多少雑な作り方をしていますが、あまり面倒では続きません。次回も簡単にできるけど、手近な材料で目一杯春が感じられるお料理を作ってみたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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