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広島の歴史と昭和レトロに触れる…オタフク 「Wood Eggお好み焼館」の工場・ミュージアム見学に参加してみた!|広島の健康・子育て情報|ファミリードクター

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広島の歴史と昭和レトロに触れる…オタフク 「Wood Eggお好み焼館」の工場・ミュージアム見学に参加してみた!

広島の歴史と昭和レトロに触れる…オタフク 「Wood Eggお好み焼館」の工場・ミュージアム見学に参加してみた!

2024.02.02

広島のソウルフードお好み焼き。みなさん、お好きですよね?
筆者は関西出身でありながら広島在住が長くなるにしたがって、今ではすっかり広島風お好み焼きのファンに。
特にオタフクソースはわが家のキッチンでは常にソースやたれ類の中でピカピカの一軍選手。お好み焼き以外にもカレーや野菜炒めの隠し味に、マヨネーズと混ぜてドレッシングにと大活躍です。
今日はそんな広島人が愛してやまないオタフクソースの製造過程やお好み焼きの歴史を学べる「Wood Egg お好み焼館」をご紹介します。
館内の「おこのミュージアム」は戦後復興期の広島の様子を再現しており、昭和レトロでなつかしい雰囲気。
フォトスポットもたくさんあり、ファミリーで出かけても楽しいですよ。

ホームページから「工場&おこのミュージアム見学」の予約をいれ、集合場所であるオタフク本社「Wood Egg お好み焼館」へ出向きました。
到着してまず、本社外観の「Wood Egg」にビックリ。
木製のドームはまるで巨大な鳥かごか、巨神兵のよう。

エントランスは広々として高級感がありますね。
こちらで参加者の出席確認とその後の見学の流れを簡単に説明していただきました。
この日は平日なので参加者は大人の方ばかりだな…と思っていると一組だけ、小学生のお子さんを連れたファミリーが。日本をご旅行中のシンガポール人のご両親とその息子さんでした。

エントランスフロアの一角には、お多福人形のコレクションがあります。ひとくちにお多福人形といっても、材質から表情までさまざま。やはりお多福の笑顔のモチーフは心が温かくなります。
ほかにも横山大観の「おたふくの図」や、人形作家・奥田小由女(おくださゆめ)のレリーフなどの展示もあり、さながらミニ美術館のようです。

まずはオタフクソースの工場見学‼

参加者が全員そろったところで係の方に案内していただき、「Wood Egg」から徒歩約5分の工場へ。

工場の入り口に到着したとき、ちょうど敷地内の駐車スペースでは大型トレーラーに出荷する製品を積み込んでいる最中でした。

本社工場1階で見学者はスリッパに履き替え工場内部へ。
フロア階の移動は、基本的にエレベーターを使いますのでお子さんやご年配の方も安心して参加できます。ガラス窓越しに工場内の様子を見ながら、係の方が丁寧な説明をしてくださいました。

一瞬、ギョッとしました‼
廊下のつき当たりに等身大のお人形が座っています。胸には「佐々木」とネームタグが。創業者さんのお名前ですね。
工場勤務用のユニフォーム姿のマネキンを使って、徹底した衛生管理に努めている様子を教えていただきます。人形を使うことで、お子さんにもわかり易いですね。

続いて出来上がった製品を出荷する様子をガラス越しに見学。製品の入った箱を集積するのは動物キャラクターのロボットたち。お子さんも喜びそう。

「おこのミュージアム」はレトロで懐かしい風景がいっぱい‼

工場見学のあとは、ふたたび「Wood Egg」にもどり、エレベーターを使って2階の「おこのミュージアム」へ。
このフロアでは昭和30年代の広島のお好み焼き店の様子がリアルに再現されています。

昭和30年代になると、画像のように住宅の一部を改装したお好み焼き店が増加していきます。材料にも麺や豚肉が加えられ、現代のお好み焼きに近いものになっていきました。当時の燃料はガスではなく、炭や練炭。薄く生地をひき、具材をのせて半分に折りたたんで食べるスタイルが一般的だったそうです。

リアルに再現されたお好み焼き店をみて、なんだか切ないような気持に。

戦後復興期に広島を支えたお好み焼きと懸命に生きた人々のパワーに感謝です。

またパネル展示コーナーでは、オタフクソースの商品開発の歴史や社名の由来、ソースの原材料についても学ぶことができ、とても勉強になりました。

別館ショールームでは、限定商品がねらい目‼

見学の最後にはきれいなショールームで、ゆっくりお土産を探すことができます。

ご近所のスーパーとはケタ違いのオタフク商品ラインアップにテンションが上がってしまいました。
特にこちらでしか、販売されていない限定商品の数々は試してみる価値あり!
試食用にソースをつけていただくおせんべいや、ウエットティッシュなどの用意もあり、うれしいかぎりです。

お好み焼きを通して広島の歴史に触れ、未来への可能性を感じた‼

今回「Wood Eggお好み焼館」の工場と「おこのミュージアム」見学に参加して

  • 戦後の復興期を支えてきた食文化のすばらしさ

など、感心する点はたくさんあったのですが、それとともにお好み焼きを通して未来への大きな可能性も感じました。
この日、シンガポール人のご家族が見学に参加されていたように、今後ますますお好み焼きをはじめとする広島の食文化が世界中にひろがっていく予感がします。
おいしいものを食べて幸せを感じるのは万国共通。世界中にあの「お多福さん」のような笑顔が広がりますように‼

Wood Eggお好み焼館 ご案内課

所在地 〒733-0833 広島県広島市西区商工センター7丁目4-5
営業時間 平日9:00-17:00
TEL 082-277-7116
(受付時間 平日9:00〜17:00)
休館日 土日祝日、年末年始、お盆、10月1日
※休館日の詳細は直接お問い合わせください。
URL https://www.otafuku.co.jp/laboratory/woodegg/

※掲載内容は情報が最新でない場合もあります。詳細に関しては各所にお問い合わせいただきご確認いただくようお願いします。

この記事のライター

たそがれにゃんこ

広島県在住の主婦ライター。長年お子さんに英会話を教える仕事をしてきました。コロナで海外旅行に行けなくなった間に、瀬戸内の観光資源のすばらしさに目覚め、週末は地元の穴場スポットめぐりをしています。

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