以前の記事では、レーズンを使って天然酵母を起こし、カンパーニュを焼いてみました。
そこでもちょっと予告させていただいていましたが、今回は、フライパンを使って簡単に作れるパンをご紹介します。
またオーブンは使用しますが、短時間で完成しサンドイッチも楽々作れるパンも紹介。
自家製のパン作りに興味があるけど、オーブンは持っていないという方はちぎりパン、オーブンはあるけど時間をかけずに簡単にパンを焼きたいという方にはピタパンをおすすめします!
簡単で食べやすい!ちぎりパンを焼いてみましょう♪

ちぎりパンと言えば、今や定番中の定番。
コンビニやスーパーなどでもよく見かけますよね。
小さく、ころんとかわいい見た目ながら、中にはクリームやあんこ、ジャムがぎっしりと詰まっており、食べ応えもあります。
4つくらい入った食べきりサイズや袋止めシールが付いた商品もあり便利ですよね。
そんなちぎりパンは、自宅でも簡単に作れます。
具材を入れないプレーンタイプなら、ジャムなどお好みのものを塗って食べられます。
今回ご紹介するレシピは砂糖控えめなので、食事パンとしても活用できますよ。
材料
- 強力粉 300g
- 砂糖 10g
- 塩 5g
- ドライイースト 3g(小さじ1杯)
- 水 200㏄
- バター 20g
作り方

- ボールに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れます。(この時、砂糖と塩は少し離し、ドライイーストは砂糖の上から入れてください)
- 水を人肌程度に温めます。
- 人肌程度に温めた水をドライイーストと砂糖の上から注ぎ入れます。
- ゴムベラ等で全体をざっくりと混ぜます。

- 手を使って生地をある程度まとめ、ボールの上に布きんなどをかけて乾燥しないようにし、30分程度生地を休ませます。
- 冷蔵庫からバターを出し、常温で放置します。
- 30分置いた生地に、バターを加えボールの中で少しこねます。(生地の端を中心に折りたたみながらバターが馴染むまでこねます)
- 生地をまとめて、30分生地を休ませます。
- 生地表面が滑らかになっていることを確認し、生地の端を持ち上げ中心に折りたたみながらもう一度生地をまとめ、30分生地を休ませます。
- 約2倍に膨らんだら、ボールから取り出します。

- 生地を軽く広げてガスを抜き、スケッパー等で8等分にします。(16等分でもOK)
- 一つずつ、表面が張るように丸め、とじ目を下にします。

- フライパンにクッキングペーパーを敷きます。
- 丸めておいた生地を間隔を空けて並べます。
- フライパンの蓋をして約1時間置き、1次発酵させます。
- 約2倍に膨らんだら、弱火で15分焼きます。

- 15分後、フライパンと同じくらいの大きさの平皿を用意し、逆さにしてフライパンにかぶせひっくり返します。(※やけどに注意してくださいね)
- パンを皿に移したら、先にクッキングペーパーをフライパンに戻します。
- 焼き目を上にしたパンもフライパンに戻します。
- 弱火で約10分焼きます。

焼き上がりました!
今回はバターを使ったので、バターのいい香りがします。
焼きたてを少しちぎってみましたが、中までふんわりと焼けていますね。
今回は、いちごジャムをつけて頂きました。
いろんな具材を入れて楽しめる♪ピタパンならサンドイッチも楽々!

次は、ピタパンの作り方を紹介します。
ピタパンは、生地の中に空洞が出来、パンが袋状になるので中に好きな具材を詰めれば、簡単にサンドイッチを作ることができます。
オーブンなら10分程度で焼けるので、ぜひ試してみて下さいね。
材料
- 強力粉 300g
- ドライイースト 3g
- 塩 5g
- 砂糖 10g
- 水 200㏄
- オリーブオイル 15g
作り方

- ボールに強力粉、砂糖、塩、ドライイースト、オリーブオイルを入れます。(塩と砂糖は離し、砂糖の上からドライイーストを入れて下さい)
- 人肌程度に水を温め、ドライイーストと砂糖の上から注ぎ入れます。
- ゴムベラ等で生地を混ぜます。
- ある程度まとまったら、ボールに布きんなどをかけて乾燥しないようにし、約30分生地を休ませます。
- 生地の端を伸ばし中心に折りたたむようにゴムベラ等でこね、もう30分休ませます。

- 生地をボールから取り出し、軽く押さえてガスを抜きます。
- スケッパーを使い、6等分にします。
- 丸めてとじ目を下にし、約15分生地を休ませます。(ラップなどで覆い、乾燥を防いで下さい)
- 綿棒を使い、厚さ5㎜程度に薄く伸ばします。
- オーブンを250℃で余熱します。

- 余熱が終わったら、天板にクッキングペーパーを敷きます。
- 薄く伸ばした生地を置いて、10分程度焼きます。(様子を見ながら時間は加減して下さい)
- 生地が膨らみ、焼きあがったら取り出して冷まします。
- 半分に切り、袋状になった生地の中に具材を入れてピタサンドを作ります。
お家にあるものでササっと具材も♪ピタサンドを作ろう♪♪
<野菜と玉子のピタサンド>
材料
作り方
- きゅうりを薄切りにし、塩もみしておきます。
- じゃがいもと玉ねぎも薄切りにしてソテーし、塩コショウで味付けます。
- スクランブルエッグを作ります。
- ピタパンの中に、野菜とスクランブルエッグを入れます。
- お好みでケチャップやオリーブオイル、塩コショウなどで味付けます。
<クリームシチューのピタサンド>

材料
- クリームシチュー(カレーやハヤシライスのルーでもOKです)
- ピタパン
作り方
- ピタパンの中にシチューを入れます。
- お好みでチーズなどをかけても良いでしょう。
<大葉香る、野菜の豆板醬炒めのピタサンド>

材料
- ナス
- ピーマン
- 玉ねぎ
- にんにく
- 大葉
- ごま油
- 豆板醬
- 味噌
- みりん
- 中華だしの素
作り方
- ナス、ピーマン、玉ねぎをサイコロ状にカットします。
- にんにく、大葉(半分)をみじん切りにします。
- 熱したフライパンにごま油を入れ、にんにくと①を炒めます。
- 野菜がしんなりとしてきたら、中華だし、豆板醬、味噌、みりんで味付けします。
- 大葉を加え混ぜます。
- 保存容器に入れて、熱を冷まします。
- ピタパンを用意します。
- 飾りの大葉を細切りにします。
- ピタパンの中に野菜炒めを入れ、大葉を飾って完成です。
子どもと一緒に作っても楽しいパン
ちぎりパンを丸めたり、ピタパンを綿棒で伸ばしたりする作業は、簡単ですしちょっと楽しいので、子どもと一緒にやると喜んでくれる子もいるかもしれません。
ちぎりパンを丸める時、大きさに多少バラつきがあっても、フライパンの中で一緒に膨らむので問題ありません。
またピタパンも、ちょっと大きいサイズや小さいサイズもある方が、家族によって量を調節出来るので便利かも。
ピタサンドは、言うなれば手巻き寿司の気軽さで楽しめます。
好きな具材をいろいろ入れて、我が家オリジナルのピタサンドを作ってみられてはいかがでしょうか?
超特急で作りたい時はドライイーストを活用!
前回は、時間をかけて自家製酵母を起こすところからのパン作りを紹介しました。
手間暇かけて作るパンも味わい深く美味しいのですが、思い立ったときにすぐ作りたい!という場合もありますよね。
そんな時は、ドライイーストを使用するといいと思います。
家庭でパンを焼けば、保存料などの添加物は含まれていませんし、ドライイーストを使ったとしても安心素材のパンを作れます。
また、市販の天然酵母というのもあり、一から酵母を起こすよりも手軽にパンを焼くことができます。
その時々の状況などに応じて、天然酵母やドライイーストを使い分け、パンづくりを楽しめたら素敵ですね。