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インプラント周囲には骨が必要であり、その為に骨造成を行う、と過去のコラムでもお伝えしてきました。 このインプラント周囲の骨を吸収させることなく長く維持させることはインプラントを長持ちさせるために必要不可欠であり、その為にはインプラント周囲に以下の組織が必要なのです。
簡単に申しあげると、角化歯肉がインプラントを守り、分厚い歯肉が骨を維持してくれるのです。
今回は1.角化歯肉のついて説明したします。
上図のピンク色の組織が歯茎と認識されている物で、学術的に「角化組織」と呼ばれる部分です。赤い部分は「頬っぺた」と呼ばれる粘膜であり、非常に刺激に弱い組織です。 角化歯肉は足の裏の角質と呼ばれる組織と同じで硬く刺激に強い組織です。
歯の周りに角化歯肉が存在する事は以下に示す役割があります。
埋入したインプラントを長持ちさせるためには炎症が起きにくく、歯ブラシが当てやすい歯周組織が不可欠であり、つまり角化歯肉が必要なのです。 しかし、歯を失った時点で角化歯肉は段々と吸収していく。つまり、インプラントが必要となる部分は角化歯肉が減少し少ないため、インプラント周囲に角化歯肉を増やす処置が必要になります。
その方法には2種類あります。
口蓋は食事の度に食べ物に触れるため、刺激に強い必要があり、全て角化歯肉なのです。 そこで口蓋から組織を切り取り、インプラント周囲に移植する方法です。
今回お示しするケースはインプラントではなく天然歯周囲に角化歯肉を移植したケースですが、元々ピンク色の角化歯肉は全くなく、歯の周囲は赤い粘膜しか存在していませんが、移植後はピンク色の角化歯肉が生着しております。
歯を失うと、角化歯肉は頬側から舌側に向けて吸収して無くなっていくので、まだ残っている舌側の角化歯肉を頬側にズラして増やします。
下図では、黒い線で囲まれている部分が角化歯肉になります。 歯茎の下には3ヶ月前に骨造成と同時に埋入されたインプラントが埋まっており、骨と結合したため歯茎を切ってネジを付けてかぶせ物を作ります。その際、ただ歯茎を切り取るのではなく、舌側の角化歯肉を頬側にズラすオペをしました。
インプラントで歯を作った段階で頬側にこの角化歯肉が存在していることが確認できます。
次回のコラムでは分厚い組織を作る方法について詳しくお話しさせて頂きます。
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