肺がんは進行が早く、死につながる怖いイメージがありますが、他のがんと同じく早期発見できれば根治可能です。
肺がんの初期症状はまったくありません。病気がかなり進行してくると、咳、血痰、呼吸困難などの呼吸器症状がみられることがありますが、病気が進行しても呼吸器症状がまったくみられない場合もあります。肺がんは肝臓、骨、脳、副腎に転移しやすく、例えば骨に転移した部位の痛みで医療機関を受診し、肺がんが発見されることも多数例、経験しています。
基本は胸部レントゲンですが、高危険群である喫煙者や喫煙経験者では喀痰細胞診を併用することが推奨されています。
しかし、胸部レントゲンと喀痰細胞診による肺がん検診により発見された肺がん患者の5年生存率は30〜50%とほかの臓器のがんとくらべて低いことが報告されています。当クリニックでは通常CTに比べ被ばく線量を約1/4に軽減した「低線量肺がんCT検診」を実施することにより胸部レントゲンでは検出不能な微小肺がんを早期に発見できるよう取り組んでいます。
タバコを吸う方は吸わない方に比べ肺がんになるリスクが高く男性では4.4倍、女性では2.8倍ですが、受動喫煙、大気汚染、遺伝的要素などが原因で、最近では特にタバコを吸わない女性の肺腺がん患者さんが増加しています。現在肺がんは男性のがん死因の第1位、女性では大腸がんに続き第2位ですが、早期発見、治療により肺がんが完治する確率を高めることができます。
自分は大丈夫と過信しないで、定期的に専門医で検診を受けましょう。
また喫煙者の方は禁煙できるよう禁煙外来を受診し治療するようにしましょう。
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