イヤイヤ期ってなぜ起きるの?おすすめの対処法は


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2021/04/05

赤ちゃんや小さな子どもは本当にかわいいですが、言葉を話せないがゆえの苦労もありますよね。

その中でもママやパパを困らせることの1つが、なんにでもイヤと答えたり、気に入らないことがあるとかんしゃくを起して大泣きしたりする、いわゆる「イヤイヤ期」ではないでしょうか。

今回は、イヤイヤ期の原因や子どもの心理、一般的なイヤイヤ期はいつからいつまでなのか、親にできるベストな対処法などを紹介します。

イヤイヤ期はどうして起きる?

支援センターや保育園などで、「○○ちゃん、自我が出てきましたね」と言われた経験のある人はいないでしょうか?

生まれたばかりの赤ちゃんは、ママやパパをはじめとする周囲の人たちが、自分とは別の心や考えを持った存在だということが分かっていません。

ハイハイや伝い歩きを始めた頃も、「自分の感じていることは相手も同じように感じている」という認識なので、自分が面白そうだと思えば他の子のおもちゃを奪い取りますし、相手が痛がるとは思わずに髪の毛をつかんで引っ張ったりします。

それが1歳を過ぎて2歳頃までのあいだになると、「どうやら自分と相手は違う存在らしい」と気づき始め、自分の意志や考えを持ち始めるようになるのです。

まさに、この「自分と他の人は違う」という感覚が「自我」だといえます。

そして、今まで何も疑わずいうとおりにしていたママやパパの言葉に対し、「自分はママやパパとは違うんだ」「自分で決めてみたい」という気持ちを表現しはじめます。

その気持ちを表現するのに、小さな子が使える数少ない言葉こそが

「イヤ!」

だというわけですね。

イヤイヤ期、いつからいつまで?

現在イヤイヤ期のど真ん中という人も、まだこれからでドキドキしているという人も、

「イヤイヤ期っていつから始まるの?」
「いつ終わるの?」

と気になっているのではないでしょうか。

「イヤイヤ期」とよく並んで使われる言葉に「魔の2歳児」というものがあります。

自分の意志を持ち始めたものの、まだ十分にそれを言葉で伝えられずかんしゃくを起こしたり、何を言ってもイヤ!ばかりで進まない…という2歳時期の親の苦労を表した言葉です。

この言葉どおり、イヤイヤ期といえば2歳…という印象が強いかもしれません。

しかし、筆者が以前、2歳から小学校1年生までのお子さんがいるママ・パパ50人に行ったアンケートでは、イヤイヤが始まった時期でもっとも多いのは「1歳後半」で約35%。

また1歳前半からイヤイヤ期らしき様子があった…という子も約20%いて、実は2歳になる前からしっかり自分の意志が芽生えてくる子が多いことがわかりました。

いっぽう、イヤイヤ期が終わった時期は約半数の子で「3歳前半」と「3歳後半」。

そしてなんと3人に1人は4歳過ぎまでイヤイヤ期が続いていたという結果になりました。

とはいえ、最初から最後まで激しくイヤイヤが続くというわけではなく、年齢毎に特徴があり、ママやパパもだんだんと接し方が分かってくるようですよ。

では、どんな対応をしていたのか次で見てみましょう。

イヤイヤ期の子へ、ベストな対処法とは

ひとことで「イヤイヤ期」といっても、その時の子どもの気持ちはいろいろ。

Eさんは、当時2歳だったお子さんのイヤイヤ期を振り返り、

「服や帽子など、本当はどちらでもいいんだけどママに決められるのはイヤ!という様子だったので、無理強いせずに、ちょっと変な組み合わせだな~と思ってもそれで気が済むならそのまま保育園に行っていました(笑)」

といいます。

また、Iさんは2歳のお子さんに対し、

「”歯磨きしようね”という言い方だと、イヤ!と返ってくるので、歯磨き洗面所でする?ソファでする?歯ブラシさんが○くんに教えてって言ってるよ、などと言うと、喜んで動いてくれました」

という作戦で成功していたそうです。

YES/NOではなく、子ども自身が選べるようにするのは色々応用が効きそうですね。

Yさんのお子さんは当時3歳でしたが、ビニールプールなどの水が少し怖かったそうです。

「怖いけどプールには入ってみたい、でもまだ心の準備ができていない…という時に、入ろよと言うと必ずイヤ!と言うんですけど、じゃあまた今度にしよっかと言うと、イヤーー!ともっと泣くので、最初はどっちなのよって思ってました。でも、保育園の先生に、それってイヤ=今はまだイヤ…ってことなんでしょうね、と言われて、はっとしました」

など、どんな時にも効く魔法のような対処法はありませんが、この子はどんな気持ちで「イヤ!」と言っているのかな?という部分を意識してみると、比較的うまく対処できるようですね。

おわりに

イヤイヤ期に付き合う親はたいへんですが、子どもが自分という存在を認識し、1つの人格を持つ人間だという意識が作られている証拠でもあります。

いつかは終わるものでもあるので、気長に見守っていけたらいいですね。

 コラムニスト紹介

認定子育てアドバイザー/育児教育ライター  高谷みえこ 


私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。

娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。

親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。

しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。

まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。

より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。

現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。

かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。

【経歴・資格・所属学会】
英文科大学卒業後、大手旅行代理店で企画・海外旅行添乗などを担当。
結婚・出産で退職後、フリーランスライターとして活動開始。
育児のかたわら、ライターと兼業で幅広い業界で働く。
2018年に独立。出版社育児メディアやライフスタイルメディアを中心に連載を多数持ち、育児ポータルサイト悩み相談コーナーの回答も担当。
NPO法人日本子育てアドバイザー協会「認定子育てアドバイザー」。

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