地域の子どもたちが大きく元気に育つように見守る“こどもと家族のクリニック”を目指して
- まずは医師になろうと思われた経緯をお聞かせください。子どもの頃から身近に医療に接し、医師という職業はやりがいのある職業だと漠然と考えていました。ありきたりな言葉ですがやはり人の役に立つ、みんなから喜ばれる、人から頼られるようなことをしたいと思っておりました。小児科医という職業になりたいと強く思うようになったのは大学の頃だと記憶しています。大学病院実習中、当時は完治が困難でいわゆる不治の病と言われるものがたくさんありました。目の前にしている元気な子どもたちが命を落としてしまったり、重い後遺症を残してしまう光景を目にして何とか役に立てないか、サポート出来ないかと考えるようになり、小児科という道を選んだように思います。
- 開業にこの街を選んだ理由は何でしょうか?1966年から廿日市市本町に、私の父がこの町で小児科医院をはじめました。これまで地域医療に取り組んで参りましたので、出来ればそれを引き継ぎたいと思い、私、真一郎が2015年から引き継いで行っております。私自身が生まれ育ってきた場所でもありますし、愛着がある場所でもあります。広島市など大都市に比べればまだまだかもしれませんが、交通の便や買い物なども比較的住みよい場所でもありますよ。
- 先生が診療の際に心がけていることは何ですか?急性期の疾患や、長く病気とつきあっていく疾患など患者さんの立場は様々です。それぞれ考え方や思い、悩みはひとそれぞれです。出来るだけ患者さん、そのご両親、ご家族のお話を聞くことを私自身、心がけております。時間帯によってはなかなかじっくり話が出来ない場合はありますが、そのときは時間を設けますのでお気軽に言って下さい。話をするだけでも楽になったり、何かの役に立つこともあると思いますし、ストレスの解消にもなるかもしれません。もちろん、話だけでなく患者さんの訴えや、症状などに真摯に向き合って、私の出来るだけの最善の方法を探って参りますので、ご不明なことがあればいつでも言っていただきたいと思います。
- 最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。お子様を中心として、兄弟、ご両親、ご家族を出来るだけ長くサポートして参りたいと思います。些細な疑問やご心配なことがあればお気軽におっしゃって下さい。一緒に考えてまいりましょう。