広島の子育て世代に向けた、医療・健康・暮らしにまつわる情報を発信

広島市中区のここみクリニック:亀谷 貴浩院長

からだも、こころも、調子悪いなと感じたら気軽に相談できる場所に

かかりつけ医として、心身の健康を長くサポートしていきたい。 「心と身体はつながっているので、片方だけを診ても改善しないことがあります。両側面からのケアで心身の健康を支え、人生に寄り添うかかりつけ医として長くおつきあいができれば幸いです。」

医師を志したきっかけは?

生まれ育ったのは、広島市西区古江。旧山陽道沿いの歴史を持つ地域には近隣に古い神社や酒蔵などがあり、海や山などの自然も近く、のびのびと育ちました。中学・高校では硬式テニスに打ち込む、比較的普通の少年だったと思います。 医師の家に生まれたわけではないのですが、高校時代の同級生に医学部進学希望者が多かったことに影響を受け、つられるように(笑)医学部を目指すようになりました。

小学生時はドッジボールクラブ、中学・高校生時は自転車競技部に所属

プライバシーを大切にした診療室

明るい処置室

内科・心療内科を専門にしようと思ったのはなぜですか?

進学した兵庫医科大学が精神科医の森村茂樹先生が中心となって設立した大学だったこともあり、精神科関連の医療については特に深く学ぶことができました。数値の変化で病気を診る一般的な医療のパターンが当てはまらないところが難しい面ですが、そこを試行錯誤する過程が自分には向いているように感じられました。 また広く患者さんを診ることのできる町のお医者さんになりたいと考えていたので、卒業後は総合診療科で経験を積みました。欧米では一般的な、普段から何でも診て相談に乗ってくれるジェネラリスト(総合医)による医療「プライマリ・ケア」です。日本でも昔は地域のお医者さんがまず診て、専門医や総合病院につないでくれていましたが、近年は診療科目が細分化したこともあり、どこを訪ねたら良いかわからないこともあります。そうした方々のファーストタッチの窓口になりたくて、子どもから高齢者まで、脳から臓器まで、頭から足先まで、幅広い症例に対面してきました。 さらに、いきなり精神科に相談するのは抵抗があるという患者様にも「内科・心療内科」なら戸を叩きやすいのではないかとの思いがあります。ストレスから胃潰瘍や潰瘍性大腸炎を発症するなど、心と身体の不調が関係するケースも多いので、内科と心療内科の両側面からアプローチできることも「ここみクリニック」の強みです。

「人と人として向き合うことを大切にしています。」

やりがいを感じるのは、どのような時ですか?

特に心療内科においてですが、当初は資料や文献を調べて、こういう患者様にはこういう対応…と読みかじったままの治療を行ってみても、なかなか改善しないことがありましたが、やがてお一人お一人の性格や抱えている背景が異なるのだから、マニュアルは通用しないとわかりました。それからは自分なりに患者様に向き合い、聞き取り方、接し方、対応を試行錯誤して経験を重ねていきました。 その結果、心の不調で苦しんでいた患者様が社会生活に戻り喜んでいただけることは、何よりも大きなやりがいにつながっています。先日も昔の患者様がその後結婚して生まれた子どもを連れて遊びに来て、「先生のおかげです。ありがとうございました」と笑顔を見せてくださり本当に嬉しく思いました。

歯科、美容整形外科などが入居するクリニックビルで、1Fではドクターズコスメを販売。 ここみクリニックは7・8F。ビル左手の階段横の入り口にエレベーターがあります。

八丁堀という都心に開業をした理由は?

私は心療内科を立ち上げるのなら、仕事でストレスを抱えている人が多い都心にこそニーズが高いのではないかと考えていました。仕事帰りはもちろん、買い物ついでにも立ち寄れれば、検診や予防接種などに対応する「かかりつけ医」としても長くおつきあいしやすいからです。 また近年、都心は地価や家賃が高いため、若い医師は郊外で開業するケースが増えています。そのため今の都心には昔から開業しているベテランの医師が多く、10年、20年先には医療の空洞地帯になってしまうという危惧がありました。 そこで私が縁を得ることができた中区八丁堀の角地に、友人の若い医師たちにも声をかけてクリニックビルを立ち上げました。私はまだ30代ですので、順調にいけばこの先少なくとも30年はこの場所で、かかりつけ医として患者様の人生に寄り添っていくことができると考えています。

クリニックの特長など、知っていただきたいことがありますか?

病院というと真っ白で、その空間の雰囲気で緊張してしまうという方もおられるので、柔らかなグレーをベースに自然素材の木を活かした内装を選びました。 超音波、血液検査、心電図など、一通りの検査体制を備えているので、「こんなことで受診してもいいのかな」というようなことも、気軽に相談してみてください。定期検診や予防接種なども受け付けており、心と身体両方の不調に対応します。 また、近隣で閉院した坪井眼科様の「眼精疲労治療」をセラピストの皆様を含めて引き継ぎ、8Fのセラピールームで施術を行います。こちらの利用だけでもお気軽に受診していただけます。

  • 木のぬくもりあふれる院内
  • 優しい色合いでまとめた待合室

最後に「ここみクリニック」への思いとメッセージをお願いします

“心”と“身体”を診るという意味を込めて「ここみクリニック」と名付けました。ロゴマークは、私の名前の亀とハートをモチーフに、末永く寄り添うという思いも込めてデザインしています。 核家族化が進み、近隣とのつながりが薄れた近年は、本当にしんどい時に助けを求める手段が減っています。心の不調を抱える人が増えているにもかかわらず、受け皿の不足から緊急性の高い方へのサポートが行き届かない問題解決の一助になりたいという思いが、開業を決意した理由の一つです。悩んでいる方やそのご家族のご相談窓口になり、社会復帰のお手伝いをさせていただきます。ご予約を承りますが、飛び込みへの対応も致しますので、一人で悩まず、お話をしに来てみてほしいのです。 傷や病巣を診るというより、“人”を診る心療内科では、人対人としての関係性も大切。だから私とも合う合わないがあることは承知していますので、とりあえずお試しでも一度お話をする機会があればと願っています。

趣味はゴルフや釣り、マラソンなどです。

病院紹介 ここみクリニック

ここみクリニック

診療内容

内科・心療内科・精神科

アクセス

〒730-0013 広島市中区八丁堀11-12 KMMビル7F/8F Tel:
  • ここみクリニックは、広島電鉄本線「八丁堀駅」より徒歩約2分「讃岐屋 八丁堀」隣のKMMビル7・8Fにございます。
  • ここみクリニックには、駐車場はございませんので近隣のパーキングをご利用ください。

院長  亀谷貴浩 

2023年10月に広島市中区八丁堀に内科・心療内科の「ここみクリニック」を開業いたします。
ストレス社会の今、家庭医療専門医として内科的な診療だけでなく、精神面にも寄り添う医療を提供させてていただきます。
また、予防医学や健康増進活動にも取り組んでまいります。内科全般に加え、精神面での不調をきたした際には些細なことでも構いませんので気軽にご相談ください。

長寿を意味する亀のロゴマークを目印に、こころもからだも健康で、より充実した社会生活をおくれるようサポートさせていただきます。

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