新しい技術を勇気を持って取り入れながら、人と人との温かみのあるつながりを大切にした診療を。
医師を志したのはなぜですか?
-
父方の祖母が関節リウマチを患っておりました。昔は良い治療法がなかったため、手足の変形で苦しんでいるのを目の当たりにしてきました。同じような苦しみのある方の力になりたいという思いから、医師の中でも特に整形外科を目指しました。
また、私自身がスポーツ観戦(プロ野球やJリーグ)も、プレー(学生時代に剣道とバレーボールをプレー)するのも好きなので、スポーツを頑張っている選手の方々に、選手の気持ちになって関わり、スポーツ障害やケガを少しでも軽減したい気持ちもありました。特にスポーツクラブ活動に頑張る学生の方々の力になりたいと考えています。
ここで開業した理由を教えてください。
-
安佐南区のこの地域は私の生まれ故郷であり、いつかは帰ってきたいという思いがありました。そこへ、私にとってちょうど良い物件をご紹介いただき、開業することとなりました。 この地域は私の両親と同世代が多く、1960年代の高度成長期に人が住むようになった街です。山裾に建つ団地ならではの階段や坂道が多い場所で生活される地元の方々が、ひざや腰の痛みで普段の生活に不自由が生じた場合に、身近なところで治療やリハビリが受けられる、そんなクリニックを目指しています。地域の人、広島の人の健康寿命を少しでも伸ばせるようにしていきたいです。
また、近隣に大学や高校が多くありますので、部活を頑張る学生の方々にも来院しやすいのではないかと思います。
診察でのこだわりはありますか?
-
専門はひざ関節の外科ですが、それだけにこだわらず、幅広いニーズに応えられるようにしています。病気に対する相談だけでなく、生活していく上での悩みなどいろいろな話にも親身になって対応していきたいと考えています。
当院では理学療法士が5名おり、4階には広いリハビリ室を備えています。診察・治療だけではなく、リハビリを通じて体の使い方や筋肉のどこを鍛えて、どこを緩めればよいかを指導させていただき、普段の生活が少しでも快適で健康的になるように努めております。
最後に読者の皆様へのメッセージをお願いいたします。
-
整形外科は手や足・腰といった運動器の病気やケガ・スポーツ障害を診察・治療します。運動器のケガや病気は薬や注射で一時的には治りますが、「また痛くなるのでは」という不安もあるでしょう。しかし、リハビリを通じた運動療法、筋肉の付け方や体の動かし方、姿勢など根本的な部分を変えることにより、改善につなげていくことができるかもしれません。
当院は整形外科とスポーツジムの中間のような存在として、みなさんの健康をサポートしていきたと考えております。この地域にはこのような施設がまだまだ少ないように思いますので、地元の方やスポーツを頑張る学生の方のお力になれれば幸いです。
また、整形外科という専門分野にこだわらず、より多くの方のお悩みを聞いていきたいと思います。どんなことでも、まずはご相談ください。