赤ちゃんからお年寄りまで全ての方に頼っていただける耳鼻咽喉科医を目指して
医師を志したのはなぜですか。
祖父も父親も医師だったことが大きく影響したと思います。物心ついた頃には医師を志していました。祖父は皮膚科、父親は整形外科ですが医学部に入ってからたくさんの科があることを知りました。自分が一生やる仕事なので自分に合った科が良いと思い耳鼻咽喉科を選びました。選んだ理由は耳、鼻、のど、くびであれば赤ちゃんからお年寄りまで診療できて、診断から手術まで一貫して行えるからです。勤務医時代は手術の上手な先生に憧れて手術の腕を磨くことに没頭しました。開業したことで手術は制限されますが、患者さんとの距離は近くなり自分に合っていると感じています。町のお医者さんとして自分にしかできないことをもっともっと突き詰めていきたいと思います。
診療の際に心がけていることを教えてください。
耳鼻咽喉科は耳の中、鼻の中、のどの奥などを診察するため患者さんに見せることが困難でした。例えば中耳炎だと医師が耳の中を診察して「中耳炎ですね。」と診断し、患者さんは医師の言葉を信じるしかなかったと思います。しかし最近は細いファイバースコープを使用してモニターにうつすことができるため、患者さんにも見ていただくことで病気に対する理解がより深まります。中耳炎を繰り返すお子さんの親御さんは、見慣れてくるとモニターにうつった鼓膜で中耳炎かどうかが判断できるようになる方もいらっしゃいます。当院ではそのようにより分かりやすく説明し、十分に納得していただいた上で診療を進めることを心がけています。また、耳鼻咽喉科の診療は処置が多く、お子さんなどは耳の処置や鼻の処置で泣いてしまうことも多々あります。診療する上で処置は必要ですが、なるべく痛みを軽減し通院することが苦痛にならないようにも心がけています。
クリニックの特徴を教えてください。
開業医(=町のお医者さん)の役目はコモンディジーズに対応することです。コモンディジーズとはありふれた病気のことで具体的には耳鼻咽喉科だと花粉症、アレルギー性鼻炎、かぜ症状、扁桃炎、中耳炎、蓄膿(副鼻腔炎)、めまい、いびき、睡眠時無呼吸などです。コモンディジーズに対応するのは当然ですが、当院ではもう少し高いレベルの疾患にも対応できるようにエコーやCTなどを導入しています。これは総合病院で働いていた勤務医時代にエコーやCTのために紹介されてくる患者さんがたくさんいらっしゃったからです。紹介状を持って大きな病院に行き、何時間も待ってこれらの検査をするのは患者さんにとってかなりの負担だと感じていました。そのため患者さんになるべく負担がかからないようなクリニックを目指し、医療機器などを選定しました。もちろん総合病院に紹介させていただくこともありますが、なるべく当院で完結するように心がけています。今後も勉強を怠ることなく、新しい医療機器も積極的に導入し、常に進化するクリニックを目指します。
最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。
うした耳鼻咽喉科クリニックはワンフロアまるごとクリニックモールになっている牛田みらいクリニックモール内にあります。整形外科、総合内科、皮膚科、神経内科が同フロアに揃っており色々な科を受診される方には大変便利です。駐車場は150台完備されており、遠方からご来院いただく患者さんも少なくありません。また同ビル一階にはフレスタがあり、お買い物もできますので時間短縮にもなるかと思います。牛田周辺にお住まいの方はもちろんですが、遠方からご来院いただいた方にも満足していただける耳鼻咽喉科クリニックを目指しています。耳掃除だけなどの受診でも構いませんので機会がありましたら気軽に受診してください。