子供の頃から、「物事の仕組み」を解き明かすのが大好きでした。複雑なシステムがどうやって動いているのか、その理屈を理解することに純粋な面白さを感じていたんです。「なぜこうなっているんだろう?」という好奇心が、私のすべての原点です。
家が医者家系だったわけではなく、最初から医師という職業に憧れがあったわけでもありません。周囲の環境とは関係なく、将来の進路を考えたとき、医学という分野が持つ緻密な成り立ちに、純粋に「面白い、やってみたい」と惹かれたのが始まりでした。
誰かに決められた道ではなく、自らの好奇心で選んだからこそ、この仕事には今も新鮮なやりがいを感じています。その探究心を、皆さんの健康を守る力に変えていきたいと思っています。
いつかは自分で理想の医療を、という想いはありました。開業前は東京で暮らしており、生活や仕事に不自由や不満もなかったため、そのまま暮らし続ける選択肢もありました。しかし、残りのキャリアをどこで締めくくりたいかを考え始めたとき、いつかは広島にかえって開業することもぼんやりと考えていました。
取りあえず、場所を探してみようと思い探し始めました。いい場所はたくさんあったのですがしっくりくる場所が見つからず、思った場所がなければ開業はやめようとも思いました。そんな折に思いがけず、自分が生まれ育った場所にピンポイントで空き物件が見つかったのです。中学受験はせず地元の小中高校そして大学卒業まで同じ場所育った私にとって、この街は特別です。一度離れたからこそ「自分を育ててくれた場所に貢献したい」という想いとこれも何かの縁ではないかと思いこの場所で開業を決めました。
医師の仕事は、単に病気を治すことだけではなく、健康管理を通じて「その方の人生の目標や夢」をかなえるため一緒に伴走することでもあるとこの仕事をやってきて考えるようになりました。
体というシステムを整えるのは、あくまで手段であり、大切なのは、”その方がどんな毎日を送り、何を成し遂げたいか”だと思います。医学的な選択肢を提示しながらも、ご本人の価値観とすり合わせ、無理なく歩み続けられる着地点を共に見つけ出していく、そんなプロセスを大切にしています。
そんなフラットな対話の積み重ねが、患者さん一人ひとりの「実現したい未来」を支える一番の力になると信じています。
循環器専門医として研鑽を積んできた軸は、今も私の診療の土台です。一方で、10年以上携わった訪問診療では「治すこと」だけがすべてではない現場を多く経験しました。病気と共にどう生きるかという問いに向き合ってきたからこそ、ここ数年は専門領域を守りつつ、全体を診る「包括的な診療」を大切にしています。
目指しているのは、水道や電気のように、そこにあるだけで安心できる「健康のインフラ」です。専門医としての視点をベースに、現場で磨いた判断力を添えて、あなたが明日を健やかに過ごすための最適な着地点を、共に見つけていきたいと考えています。






このたび、生まれ育ったこの地で「あけぼの循環器・内科クリニック」を開院することができ、地域の皆さまにお役に立てることを心から嬉しく思っております。
当院では、風邪などの一般的な内科診療から、心不全や不整脈、狭心症などの循環器疾患に至るまで、幅広い治療に対応しています。また、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病の治療は循環器疾患の予防にとって非常に重要だと考えおり、力を入れて対応いたします。
さらに、高齢化が進む中で、通院が難しくなる患者様も増えてきています。私は循環器疾患の専門医として経験を積んできましたが、総合的に患者様を支えることの大切さを痛感し、近年は一般内科診療や在宅医療に積極的に携わってきました。この経験を生かし、地域の皆さまにとって頼りにされる存在となれるよう、身近で安心できる医療を提供していきたいと考えています。
私たちが大切にしているのは、患者様一人ひとりの生活や考えに寄り添い、適切な医療を提供することです。通院中の患者様が体調の変化により通院が難しくなった場合でも、その状況に合わせて継続的な診療を行うことを大切にしています。訪問診療や在宅医療を通じて、どこにいても安心して治療を受けられる環境を整え、地域全体の健康をサポートしていきたいと考えています。
これからも地域の皆さまと共に歩んでいけるよう、スタッフ一同、精一杯努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。