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節約しながら季節を感じさせて、気分を上げるメニューです。|広島の健康・子育て情報|ファミリードクター

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節約しながら季節を感じさせて、気分を上げるメニューです。

節約しながら季節を感じさせて、気分を上げるメニューです。

2023.06.28

今月も値上がりラッシュで、電気代も相当上がりそうです。でも『節約、節約』では気分が盛り下がりませんか? 外食を減らそうとか、アルコールを減らそうとか、いろいろな節約方法はあると思いますが、平日の河岸で愛犬の散歩中に見るお父さんやお兄さんたちの昼食は昔ながらのお弁当は少なくて、コンビニのムスビや菓子パンをかじったり、中にはカップヌードルを立ったまますすっている人までいます。

節約しながら楽しんで食事の準備ができるメニューを考えてみました。参考にしてみてください。
(材料は特記がない限り2人分です)

前回:『日々物価高を感じていませんか?』節約だけど、それを感じさせない素敵な食卓にしましょう!

POINT

  • 季節感を感じる食材で、比較的安価なものを使ってみる。
  • 使う調理器具は少なく、省けるものは省いて、手間や洗い物を減らす。
  • だしを取ったりしなくても、調味料は適当でも可。(料理の特徴だけを押さえておけば良し)

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

簡単ローストポーク

ローストビーフはちょっとハードルが高いという方は、豚肉をワインに漬けてローストポークを作ってみませんか? 日曜日に焼いておけば月曜日は切って盛り付けるだけ。

  • 豚ロース肉ブロック 400g程度(作るのにちょうど良い大きさです)
  • 塩、コショウ適宜
  • 漬ける調味料:赤ワイン 100ml、薄口しょう油 大さじ2、ニンニク、ショウガのみじん切り各小さじ1、ローリエ1枚、ローズマリー1本
  • ソース用:無塩バター20g、塩、コショウ適宜
  • 付け合わせ
    ブロッコリー1/2個
  • 調味料:酢みそ大さじ1、粒マスタード小さじ1
  1. 豚肉は塩、コショウをすり込んでタコ糸で形をまとめておく。
  2. 保存用ポリ袋に漬ける用の調味料を入れ、豚肉を入れて冷蔵庫で3時間位漬けておきます。
  3. 豚肉を取り出して、150℃のオーブンで約40分~50分焼きます。(自動ならローストビーフ調理で)
  4. 小鍋に、2で漬けていた調味料を漉して火にかけ、半分くらいまで煮詰めて無塩バター20gを加えて塩、コショウで味を調整してソースにします。
  5. ブリッコリーは小房に分けて、電子レンジで1分半くらい加熱して、酢みそと粒マスタードで和える。
豚肉のロースはきめが細かく柔らかい部分なので、薄切りなら炒め物やしゃぶしゃぶ用に向いています。
豚肉の栄養成分では、ビタミンB群が多く、ビタミンB1は糖質の代謝を促しエネルギー生産を活発にします。また、豚肉は牛肉とは異なり、寄生虫の心配があるのでしっかり中まで火を通す必要があります。

ラタトゥイユ

夏野菜を小さく切ってトマトで煮込むだけ、冷めてもおいしいので残りはお弁当にも利用できます。

  • トマト 中1個
  • ナス 1本
  • ズッキーニ 1本
  • パプリカ 1個
  • ニンニク 1かけ(つぶしておく)
  • ベーコン 1枚
  • オリーブ 油大さじ1
  • トマトの角切り 1/3パック(缶詰めでも良い)
  • 塩、コショウ各適宜
  1. すべての野菜を2cm角くらいに切っておき、ベーコンは1㎝幅に切っておきます。

  2. 浅めの鍋かフライパンにオリーブ油を引き、ニンニクとベーコンを炒め、1の野菜を加えて炒めます。
  3. トマトの角切り缶と水1/2カップを加えて煮込み、塩、コショウで調味して5~6分煮込みます。
トマトの栄養成分と言えばリコピンですが、これは強力な方酸化作用があり、がんや老化防止にも効果があるとされています。他にもビタミンⅭやカリウム、クエン酸など食欲増進にも効果的です。またうま味成分のグルタミン酸も豊富で煮込み料理では味の調整に効果的に働きます。

ヨーグルトサラダ

サラダの中にフルーツを加えるだけで、味に変化ができて薄味でも気になりません。

  • ジャガイモ 1個
  • キュウリ 1/2本
  • 水菜 1/4把
  • アボカド 1/2個
  • グレープフルーツ 1/3個(実のみ)(甘夏柑やリンゴなどでもおいしい)
  • ドレッシング:無糖のプレーンヨーグルト 50ml、マヨネーズ 大さじ2、粒マスタード 小さじ1
  1. ジャガイモは皮をむいて硬めに茹でて1㎝幅の輪切りにしておきます。
  2. キュウリは5㎜厚さの小口切り、水菜は3cm長さに切り、アボカドは縦半分に切り、皮をむいて5㎜幅に切っておきます。
  3. グレープフルーツは皮をむいて身を取り出しておきます。
  4. ドレッシングの材料を泡だて器で混ぜ合わせておき、1~3の材料を盛り合わせて和えます。
ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させて作る発酵乳です。牛乳よりさらに吸収が良い食品です。腸内菌はいろいろあるので腸内細菌をどのくらい増やすかはわかりませんが、少なくても便秘や下痢を改善し腸の働きを整えるには効果的です。

火曜日の献立

うな玉丼

ウナギの高騰には驚きます。昔、夕食の支度が遅くなりそうな時、5人家族で2尾のウナギで間に合わせたことがありました。今はとても考えられません。卵をプラスして少ないウナギを上手に使います。

  • ウナギのかば焼き 1/2尾
  • 卵 2個
  • 三つ葉 1/2束
  • 調味料:だし汁 1/2カップ、みりん、しょう油 各大さじ1
  • ご飯 (1人分150g程度)
  • 山椒の粉 少々
  1. ウナギのかば焼きは1~2cm幅に切っておきます。
  2. 三つ葉は洗って、3cmのざく切りにしておきます。
  3. フライパンか浅めの鍋にだし汁とみりん、しょう油を煮立て、1のウナギを間隔をあけてパラっと並べる。
  4. 3に、三つ葉を散らして直ぐに、溶きほぐした卵を流し入れて蓋をして半熟状態になるまで煮ます。
  5. 器にご飯を盛り、煮汁と一緒に盛り付け山椒の粉をふります。
カレーライスや丼物など主食がメインの時は、器が大きくなるのでついご飯を盛り込み過ぎになります。普段から食べる量を一定にして、盛り込み過ぎないようにしましょう。

ウリなます

7月位までのほんの少しの間、八百屋の店先で見る白瓜は今が旬です。これを粕漬にしたものが奈良漬けです。

  • 白ウリ 1/2本
  • 塩少々
  • 調味料:酢大さじ1、砂糖小さじ2,塩少々、水小さじ1(あればだし汁)
  1. 白ウリは皮をむいて種を取ったら縦半分に切り、2~3㎜厚さの小口切りにする。これを塩少々でもみ、しんなりしたら水で塩気をよく洗い流します。
  2. ボウルに調味料を入れて白ウリを和えてまぜ、器に盛り付けます。
最近は酢と砂糖(又はみりん)、塩だけの甘酢で酢の物を作ることも少なくなって、家庭ではもっぱらドレッシングが大活躍のようです。酢の物をおいしく作るためのコツは、材料をそろえて切り口当たりを良くすることと、材料がなじむように塩もみをしたり、酢洗いをするなどの下ごしらえをすることです。

ナスとミョウガの味噌汁

味噌汁は季節の野菜を入れて、季節ごとの定番を作ってみてはどうですか?

  • ナス 1/2本
  • ミョウガ 1個
  • 油揚げ 1/3 枚
  • だし汁 2カップ
  • みそ 大さじ1と1/2
  1. ナスは太さによって、縦半分に切るか、そのまま5㎜幅の輪切りにする。ミョウガも小口切りか、縦に2~3㎜幅に切っておく。ナスとミョウガは5分ほど水にさらしておく。油揚げは、熱湯を回しかけて油抜きをし、縦半分に切って1㎝幅に切っておきます。
  2. 鍋にだし汁2カップを入れて、火にかけ、煮立ったら水を切ったナスと油揚げを加えて弱火にして2~3分煮て、鍋の中のだし汁で溶きのばした味噌を加えます。
  3. 再び煮立ったら、ミョウガを加えて火を止めて出来上がりです。
味噌汁の風味が行われないように、みそを入れたらあまりクタクタ煮過ぎないようにしましょう。だし汁は水2カップに、指先でつまんだくらいの煮干し(10g弱)の頭とはらわたを取った煮干しを最低30分以上つけて起き、中火の弱でゆっくり加熱して10分ほど煮たら火を止めて、漉す。もちろん市販のだしパックを使ったり、だしの素を使っても良いですが、塩分が含まれているので入れ過ぎに気を付けましょう。

新ショウガの甘酢漬け

5月6月は新ショウガが出回ります。水分が多いので早めに使い切りましょう。

  • 新ショウガ 100g
  • 調味料:酢 50ml、砂糖 大さじ2、塩 小さじ1/3
  1. ショウガの茎の部分は切り落とし、皮は包丁の背か、スポーンでこそげ取ります。
  2. 繊維に沿って薄切りにし、たっぷりの湯で1分ほど茹でてザルに広げて粗熱を取ります。
  3. 鍋に調味料を入れて火にかけ、2のショウガを入れたら火を止めます。
  4. 熱いまま調味料ごと、瓶に入れて冷まします。
薄ピンクで少しピリッとした甘酸っぱい甘酢漬けです。毎年新ショウガの季節には何度か作っています。保存袋に入れて密閉したままだと冷蔵保存すれば半年ぐらいおいしく食べられます。

水曜日の献立

鶏手羽元の酢煮

暑くなってきたら少し酸っぱい味もすっきりします。少し多めに作ってお弁当にもいかがですか?

  • 鶏手羽元 10本
  • キクラゲ(生) 2枚
  • ゴマ油 大さじ1
  • 調味料:酒・みりん・しょう油各大さじ3、酢大さじ2
  • しし唐辛子 6個
  • パプリカ(赤・黄) 適宜
  1. 鶏手羽元はきれいに洗って、水けをふいておきます。
  2. しし唐辛子は少し切れ目を入れ、パプリカは種を取ったら縦半分に切って、オーブントースターで焼いておきます。
  3. 生のきくらげは洗ったら、5㎜幅くらいの千切りにしておきます。
  4. 鍋にゴマ油を入れて、手羽元を転がしながらこんがり焼きつけます。
  5. 茶色くなってきたら、調味料を加え、キクラゲを振り入れてアルミ箔で落し蓋をし、弱火にして汁けがなくなるまで煮込みます。
  6. 煮汁が無くなったら、火を止めて盛り付けます。
  7. 器に盛り付けたらしし唐辛子、パプリカを適当な大きさに切って盛り付けます。
鶏の手羽は腕から羽までの部分で、手羽元と手羽先に分けられます。手羽先の部分はあまり身がなくて、脂肪やゼラチン質が多い。手羽元は骨もあるが、身も比較的しっかりある部分です。煮物や揚げ物に向きます。

エリンギとシーフードのバター炒め

エリンギは別名白アワビタケ、カオリヒラタケ、ミヤマシメジと呼ばれ、ヨーロッパ、特にイタリアでは人気のきのこです。

  • エリンギ 2本
  • 冷凍シーフード 1/2袋
  • ズッキーニ 1/2本
  • 油 小さじ1
  • 調味料:バター 10g、薄口しょう油 小さじ1 ブラックペッパー、塩各少々
  1. エリンギは食べやすい大きさに切っておきます。
  2. ズッキーニは丸いものや細長いもの、それぞれ食べやすい大きさに切ります。
  3. シーフードは洗って、水を切っておきます。(塩気の強いものがあるので)
  4. フライパンに油を熱してシーフードを炒め、色が変わってきたらエリンギとズッキーニを加えてバターと醤油、ブラックペッパーを加えて味をみて塩少々で調整する。
冷凍のシーフードは商品によって冷凍の仕方が違います。冷凍のまま使ったほうが良いものもありますので、使用方法や塩分量などを確認して使ってください。

小松菜のきな粉和え

冬に買ったきな粉がそのまま残っているという事はありませんか?飲み物に入れたり料理に入れたりして使ってしまいましょう。

  • 小松菜 1/2把
  • だししょう油 少々
  • きな粉 大さじ2
  1. 小松菜を茎の方から熱湯に入れて、色が鮮やかになってきたら取り出して冷水にとります。
  2. 3cm長さに切って、だししょう油少々で和えます。
  3. 全体にきな粉を振りかけて器に盛ります。
きな粉は大豆を煎って粉にしたものです。消化が良く、香りも良いのでお餅だけでなくもっと使ってみたいと思います。

木曜日の献立

アジの山椒煮

アジは青魚の中でも一番くせがなく、焼いても煮ても、揚げても、もちろん新鮮なら生でも食べられます。

  • アジ 2尾
  • 調味料:酒 100ml、しょう油 みりん さとう 各大さじ2、山椒の実 大さじ1
  • カブ 1個
  1. アジはゼイゴを除き、内臓を取りのぞいて、ペーパータオルで拭いておく。
  2. カブは皮を厚めにむいて、縦に6等分位に切って少し歯応えを残すくらいに茹でておく。

  3. 鍋に水100mlと調味料を煮立てて、アジを入れる。この際、盛り付ける時表になる方を上向きに並べる。
  4. 再度煮立ってきたら、弱火にして落し蓋をして汁気が少なくなるまで煮る。
  5. 山椒の実と一緒に盛り付け、茹でたカブを添える。
日本料理ではよく『落とし蓋をして』という言葉が出てきます。落とし蓋は木製の持ちてのついたものがあります。最近ではシリコンでできたものもあります。私は鍋に合わせてアルミ箔で代用したりしますが、木製のものは程よい重さと浮力が大事な役目をします。落し蓋をすると煮汁が少なくても対流を起こしやすくしますし、材料が動きにくくて荷崩れしにくくなります。

水菜と油揚げのサラダ

青菜は殆どが冬が旬です。特にミズナは真冬にしか食べたことがありませんでしたが、最近ではサラダ用に年中見かけるような気がします。

  • 水菜 100g(株によって大きさがかなり違うので刻んで両手に一杯分)
  • 油揚げ 寿司揚げなら1枚(長四角の揚げなら1/3枚)
  • フレンチドレッシング(市販のものでもよい、胡麻ドレッシングなどでもおいしい)
  1. 水菜は洗って根元の部分を切り落とし、3㎝位にきりそろえ、冷水にさらしたらざるに取っておきます。
  2. 油揚げはフライパンに入れて両面がパリッとなるまで焼いて、余分な油をペーパータオルに挟んで取って、みそ汁に入れるような大きさに切っておく。
  3. ボウルに1と2を入れて、ドレッシングでざっくりと油揚げがつぶれない程度に混ぜて器に盛り付けます。
フレンチドレッシングは(酢大さじ2、砂糖小さじ1/3、塩小さじ1/2、サラダ油大さじ4)で作ってみてそこから自分好みの割合を見つけてみてください。

ジャガイモとピーマンのシャキシャキ炒め

ジャガイモを千切りにして生っぽく食感が梨のような仕上がりを『ジャガイモの梨もどき』と言います。

  • ジャガイモ 1個
  • ピーマン 2個(大きな肉厚のものなら1個)
  • 油 大さじ1/2
  • 調味料:酢 大さじ1、砂糖 小さじ1、塩少々
  1. ジャガイモは皮をむいて、千切りにして水にさらしてでんぷんを落として、ザルに上げておきます。
  2. ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、細切りにしておきます。
  3. 鍋に油を熱して、ジャガイモを炒め油が全体に回ったら、酢を加えてかき混ぜながらよく炒めてジャガイモに火が通ったらピーマンを加えて、砂糖と塩少々で味を調え器に盛り付けます。
ジャガイモは大きく分けると、ホクホクとして肉じゃがなどに美味しい丸っこいのが男爵、長っぽい形で荷崩れしにくくシチューやカレーに向くのがメークインです。料理に合わせて使い分けてみましょう。

金曜日の献立

厚揚げのエスニック風

厚揚げは豆腐の加工品ですが、豆腐100gと厚揚げ100gを比較するとエネルギーが倍あります。油で揚げてあるので味にコクがあります。煮物だけでなくもっといろいろに使ってみませんか?

  • 厚揚げ 小4個
  • パプリカ 1個
  • ピーマン大 1個
  • ナス 1本
  • 油 大さじ1
  • 調味料:カレー粉小さじ1、おろしショウガ、おろしニンニク各小さじ1、プレーンヨーグルトカップ1/3、無糖のピーナツバター大さじ1、塩、コショウ少々)
  1. 厚揚げはざるに載せて、熱湯を回しかけておき、半分に切っておきます。
  2. パプリカとピーマンはヘタと種を取り除いて一口大に切っておきます。ナスは1㎝厚さの輪切りにして、水に5分ほどさらしてアクをぬきます。
  3. フライパンに油を熱して、ナスに色がつくまで焼き付け、パプリカ、ピーマン、厚揚げを加えてざっくり混ぜながら炒め合わせます。
  4. 調味料をよく混ぜ合わせておき、3のフライパンに加えて全体に良く混ざったら、塩、コショウで味を調えます。彩良く皿に盛り付けます。
夏はスパイシーなものが食欲を刺激して良いですね。しかしインドのカレー料理は日本ほど辛くなくて、優しい辛さなのだそうだ。そして、日本のインドカレーのお店で出てくるナンもインドでは日常的に食べるのではないらしい。この料理はちなみにインドネシア風です。

大根サラダ

夏ダイコンは少し辛味が強いのが特徴です。生でも煮物にでも大活躍のダイコンですが、夏は直ぐに水気が無くなってしまうので煮物やサラダにどんどん使い切ってしまいましょう。

  • 大根 5㎝
  • トマト(小)1個
  • ちりめんじゃこ 15g(油小さじ1で炒りつけておく)
  • 調味料:だし50ml、しょう油大さじ1/2、オリーブ油大さじ1/2、酢大さじ1、塩、コショウ少々
  1. 大根はスライサーか、包丁で千切りにしておき、水に放してシャキッとさせておきます。トマトは1㎝角に切っておきます。
  2. 調味料を合わせてドレッシングを作っておきます。
  3. 器に大根とトマトを合わせて盛り付け、ドレッシングをかけてちりめんじゃこをのせます。
大根を千切りにする際に、薄く輪切りにしてから細く切るとしんなりとした千切りになり、縦に薄く切ってから繊維に沿って縦に細く切るとパリッと歯ごたえのある千切りになります。又、スライサーで切ると断面がギザギザして味が染みやすくなります。反対に包丁で切るとギザギザはできません。

新タマネギのスープ煮

そろそろ新タマネギは見かけなくなりました。小さな玉ねぎを丸ごとコンソメ味で煮てみました。

  • 新タマネギ(小)2個
  • コンソメ固形 1/2個
  • 水 カップ1と1/2
  1. タマネギの皮をむいたら、上下をまっすぐに切りそろえて座りが良いようにしておきます。
  2. ミルクパンのような小さな鍋に水とコンソメを入れて、タマネギを入れ火にかけます。
  3. タマネギが半分以上水から出ているようなら、水を足して煮立ったら、弱火にして軟らかくなるまで煮ます。
  4. 煮えたらそのまま器に盛り付けて、出来上がりです。
タマネギは世界各地で栽培されていて、日本には明治初期に入ってきたそうです。煮物、揚げ物、炒め物、サラダと使わない日の方が少ないくらい料理の出番が多いようです。

土曜日の献立

ポテトコロッケ

冷凍や市販のコロッケなどいろいろ出回っていますが、手作りのコロッケにはかないません。おいしいです!

  • ジャガイモ 大2個
  • タマネギ 1/3個
  • 合挽ミンチ 100g
  • バター 10g
  • 調味料:塩、コショウ、ナツメグ少々
  • 小麦粉適量・卵1個・パン粉適量
  • 揚げ油適量
  • ソース:トマトケチャップ大さじ2、お好みソース(又は中濃ソース)大さじ1
  • 付け合わせ:ㇾタス適宜 ミニトマト6個 スナックエンドウ6個
  1. ジャガイモは洗って皮をむき、6等分に切って水にさらしてから、鍋に水を入れ15分程度茹でる。竹串が刺さるくらいまで軟らかくなったら水を捨てて、ゆすりながら水けを飛ばして粉吹きイモにし、熱いうちに木べらなどで潰して、少し塩コショウをしておく。
  2. タマネギはみじん切りにして、フライパンにバターを溶かしてしんなりするまで炒めたら、ひき肉を加えて炒め、塩、コショウ、ナツメグで調味しておく。
  3. 2のタマネギとひき肉をジャガイモの鍋に移して、少し粗熱が取れたら半分に分けて、2個づつ、あるいは3個づつに分けて円か小判型にまとめて少し寝かせておく。
  4. 成型したものを、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にしっかりまぶして、フライパンに3㎝位揚げ油を入れて、170℃に熱して、表面がカリッときつね色になるまで揚げて、油を切る。
  5. 皿にレタスと付け合わせのミニトマト、スナックエンドウを盛り付けてコロッケを載せ、お好みでソースをかけて勧める。
ジャガイモは茹でてから、火にかけて水分を飛ばし、熱いうちにつぶすとつぶしやすい。冷めてからつぶすと粘りが出てつぶしにくくなります。熱い内につぶしておくと全体にホックリと仕上がります。

小松菜と油揚げの煮もの

油揚げを買ったら早めに使い切りましょう。冷蔵庫の匂いを吸収しやすいので冷蔵庫臭くなります。

  • 小松菜 1把
  • ニンジン 3㎝
  • 油揚げ 1/3枚
  • だし汁 カップ1
  • 調味料:砂糖 小さじ1、酒 大さじ1、薄口しょう油 大さじ1と1/2
  1. 小松菜はよく洗って、根元を切り落として3㎝長さに切り、茎と葉の部分に分けておきます。
  2. ニンジンは細めの短冊に切り、油揚げは熱湯を回しかけて油抜きをしてペーパータオルで挟んで余分な油を取り、同じような大きさに切っておきます。
  3. 鍋にだし汁を煮立て、小松菜の茎とニンジン、油揚げを入れて調味料を加えて小松菜の茎とニンジンに火が通ったようなら葉の部分を加えて1~2分煮て火を止める。少し味がなじんでから器に盛り付けます。
小松菜は冬が旬ですが、今や一年中丈が長いのや短いのや、いろいろな品種が出回っています。カロテンやビタミンⅭ、カルシウムが豊富に含まれています。青菜の中でも小松菜はアクが少ないので下茹でがいりません。

キャベツのサラダ

早春から初夏に出回るキャベツは巻きがゆるくて、葉が軟らかいので生食向きです。

  • キャベツの葉 2枚
  • キュウリ 1/2本
  • ハム 1~2枚
  • 調味料:市販の和風ドレッシングやポン酢しょうゆなど少々で軽く味をつける。
  1. キャベツは芯の部分を切り取り、1.5㎝幅のざく切りにします。
  2. ハムは1.5㎝幅の色紙に切り、キュウリは少し厚めの小口切りにしておきます。
  3. キャベツは耐熱容器に入れて、2分弱電子レンジにかけて冷ましておきます。
  4. ボールにキャベツ、キュウリ、ハムを入れて軽く味をつけて器に盛ります。
1日の食塩摂取量の目標は男性7.5g、女性6.5gです。高血圧の人は6gが目標です。揚げ物+ソース、煮物と続くと、両方を薄味にしても1食分の食塩量は2g以内では難しくなります。3品ある場合はどれか1品は殆ど食塩が入らないような味付けにしないと難しくなります。塩分量は食塩そのものを指すのではないことを意識して食べてください。

値上げ値上げと節約が気になったので、今回もできるだけ安く仕上げられるように献立を考えてみました。さっぱり食べるというより節約に偏ったメニューになってしまいましたので、次回こそあまり火を使わないで済む、夏向きの簡単メニューにしたいと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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