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ジャガイモの植え付けと、誰でも簡単にできる「ジャガイモ栽培袋」を使ってみました!!

ジャガイモの植え付けと、誰でも簡単にできる「ジャガイモ栽培袋」を使ってみました!!

2023.06.19

3月、畑のすみっこで、ふきのとうが静かに顔を出していました。梅の花もきれいに色づき、少しずつ春の気配を感じます。
畑作業は相変わらず忙しく、あっという間にジャガイモの植え付け時期になりました。

今回は、畑を耕してジャガイモを植えていく様子と、家庭でも簡単に挑戦できるジャガイモ栽培について紹介していきます。

畑を耕してマルチを張る

我が家のジャガイモ栽培では、植え付け前には、有機質肥料の一種である「カルシウム資材」と、連作障害対策の「ヌカ」を散布する程度で、堆肥や肥料を大量に使用していません。

ジャガイモを栽培し始めて4年ほど経過した畑では、微生物たちの働きが活発になり、ある程度は土づくりが進みました。
田んぼの土を運んで作った畑なので、畑を始めたばかりのころは、乾燥した日が続けば土が固くなっていました。しかし、今では簡単にスコップが差し込めるようになりました。ゆっくり、じっくりと土を育てていくことが、野菜作りには欠かせません。

ジャガイモは肥料を使用しなくても栽培できる作物です。今回もカルシウム資材、ヌカを散布したあと、耕運機で耕し、表面をレーキで平にします。その後、マルチを張るために溝を掘って、マルチを張っていきます。ピンと張らないと、マルチの効果が最大限に発揮できないので、一番神経を使う作業だと思っています。

今回は、種芋を植え付ける前に、少量のヌカを入れて土とヌカをかき混ぜてから植えてみました。連作障害にはヌカがいいという情報をもとに、この度初めてやってみました。連作障害については、3章で触れています。

これはマルチを張り終えた後の畝です。全部で400個程度植える畝が完成しました。

半分に切ったジャガイモを植えていく

種芋一つが80グラム以上あるものは、半分に切って使用します。この写真は、ジャガイモを半分に切って、腐敗を防止するために「珪酸塩白土」と呼ばれる土をつけたところです。
春植えのジャガイモは、種芋を半分にして植えられるので経済的です。種芋を買う量が、半分で済みますからね。
秋植えは、我が家では8月下旬から9月上旬に植え付けをするので、土の中で腐る恐れがあり、切って植えることができません。

マルチの穴に、ジャガイモの種芋を植えていく様子です。栽培を始めた当初は、何も考えずに種芋を植えていました。しかし、「種芋から出ている芽の向きを南側にする」とか、「種芋の切り口を上にして植えたらいい」とか、たくさんの情報が書籍やインターネットで書かれてありました。ですので、この度は、種芋を半分に切って、切り口を上にし、芽の向きも南側にして植えてみることにしました。

植える環境や、人によってアドバイスもさまざまです。情報が正しいかどうか、自分の畑に合うかどうかは、やってみないと分かりません。毎回、研究と実験をくり返しながら、自分流のやり方を見つけていくのです。

ジャガイモの連作障害について

同じ科(ナス科・ウリ科とか)の作物を続けて栽培すると、必要とする栄養が決まっているので、同じものを何回も同じ場所で作り続けると何かしらの障害が作物に出るそうです。農薬や化学肥料を使用しない我が家の畑では、ジャガイモを植える場所は毎回同じなので、何かしら影響が出てくる可能性もあります。
今後どのような影響が出てくるかは分かりませんが、連作していても質の良いジャガイモを栽培できるように頑張っていきます。

家庭でできるジャガイモ栽培袋

家庭でもできるジャガイモの栽培袋を、ホームセンターやスーパーなどでも最近ちらほら目にするようになりました。有名なポテトチップスメーカーも、ジャガイモの栽培袋の販売を開始したとニュースでも話題になっていました。

栽培袋の中にはたっぷりの土が入っていて、種芋を植えるだけでジャガイモを育てることができるので、とても手軽です。

マンション住まいの方や、庭に栽培スペースがあまりない人でも気軽に挑戦できるので、家庭菜園の第一歩としておすすめです。私のように、「毎日水をやるのがめんどう」でも大丈夫です。あまり水をあげていなくても問題ないので、本当に手間がかかりません。

まず、袋を切って、指定の線まで折り曲げます。次に、排水用の穴を開けます。キリがなかったので、長男が、手作りの木のヤリでプスプスと刺してくれました。大人たちが畑作業をしている間に、子どもはいつの間にか役に立つ木工細工を作っていたのです!

種芋を土の中に入れます。「2個しか入れないの?もっと景気よくたくさん入れたい!!」という気持ちを抑えます。きっと大きく成長するので、2個が限界なのでしょう。(この種芋は極小サイズなので二個入れましたが、卵ぐらいの大きさのものであれば1個で十分です。)

はい!!これで完成です!!ものすごく簡単ですよね?

これだけで、しばらく植えておけばニョキニョキと緑色の芽が出てきます。袋の大きさよりもっと大きい茎と葉に成長しますよ。2個の種芋が、一体いくつのジャガイモに化けてくれるのか、今から楽しみです!

プランターに植えるわけではないので場所も取らないし、植えるのも、管理も簡単です。家庭菜園をやったことがなければ、まず、ジャガイモの袋栽培から始めてみませんか?

この記事のライター

レモン

広島市在住の30代主婦。幼稚園から小学生までの3人の男の子のママ。夫の無農薬栽培の畑も手伝っています。 大学では環境問題を学びました。自然が大好きで、子どもの山歩きサークル歴5年。キャンプや釣りも始めたので、毎週のように子どもたちと山・川・海をハシゴする超アクティブ派!! 子育て中のママ目線の記事を書いていきたいです。

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