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ゴロゴロとれる、大量のジャガイモを収穫!!

ゴロゴロとれる、大量のジャガイモを収穫!!

2023.03.29

ジャガイモはたくさん収穫ができ、管理もあまり手間がかからず、なおかつ保存性があるので、野菜作りを始めた当初から作付けしています。収穫の様子を、くわしく書いていきます。

11月はじめには、このように青々としげっていたジャガイモの葉ですが、12月初旬の収穫時になると、こんなに枯れてしまっていました。霜に当たってしまったのが原因です。

地上部が枯れてしまっても、地下のジャガイモに影響はありませんが、土の中まで凍みるような気温の低下と寒さで、ジャガイモが痛んでしまいます。
「できるだけ早く収穫したい」と、家族5人総出で収穫しました。

全部で262個の種芋を植えたので、収穫は、かなりの重労働です。もちろん、機械は使わず(そんな高価なもの、持ってない…)、全て手作業で掘っていきます。

土を掘る

まず、ジャガイモを収穫しやすくするために、畝の両サイドから剣先スコップを入れ、土を上に持ち上げます。そうすることによって、株を引っ張ればジャガイモが上がってきやすくなります。
夫が掘ると、いとも簡単にそうに見えるのですが、実際はとても難しい!!スコップも土も重たいので、なかなか思うように深くまで差し込むことができません。失敗して、芋を真っ二つに切ってしまうこともあります。

慣れない姿勢で、普段は使わない筋肉を使って掘るので、翌日には筋肉痛になります!収穫はとても楽しい瞬間なのですが、張り切り過ぎに注意なのです。無理なく自分のペースでやるほうがよいです。

ジャガイモの収穫

上手にジャガイモを持ち上げることができれば、あとは枯れた茎を引っ張るだけ。子どもたちの出番です。サツマイモの時に比べて、丸くて傷もつきにくいので、楽しく収穫することができます。
ジャガイモの畝は野菜を作付けして数年が経過し、土づくりに堆肥や籾殻・ヌカ等を投入し、土づくりが進んでいるおかげで、土が柔らかかったです。土の中にいる何億・何兆存在する微生物たちの力のたまものです。

根っこにくっついて、市販のものに比べると大きなジャガイモがゴロゴロと現れました!!横にはかわいい小イモがひっついています。さらに、軍手で土を優しく掘ってみると、残ったジャガイモがまだまだとれます。

一個が約40円前後の種芋から、ジャガイモが5~6個も収穫できました。
中には手のひらサイズほどの大きさのジャガイモもあります。

ジャガイモの箱詰め

さて、畝には掘り出したイモが並んでいます。収穫に飽きてきた子どもたちがウロウロと歩き出して、つい、転がっているイモを踏んでしまいました(涙)。さらにバランスを崩し、隣にあるイモまで踏んでいきます。次々に皮がむけてゆく・・・。

被害が大きくなる前に、収穫カゴに入れていきます。本来であれば、日陰で半日~1日干して、表面を乾かしたいのですが、今日はそんな時間もないので、ジャガイモの収穫に飽きた子どもたちに、その作業を任せます。

畑からジャガイモを運ぶ作業がまた重労働。地面が平でない畑で、しゃがんで立って、しゃがんで・・・を繰り返すので、腰が痛くなりそうに。農家さんは毎日、本当に大変だと思います。自然に体が鍛えられそうです。

どっさりとカゴに入れて、計量してみると、11kgもありました。このカゴを何箱も運ぶので、さすがに夫も翌日は、筋肉痛になってました。

カゴに入れる時に、傷が入っていたり、虫食いがあれば別にしておきます。同じカゴに入れてしまうと、すぐに腐ってカビが生えてしまい、他の健康なイモまでやられてしまうので、注意して分けます。
きれいなイモは市場への出荷用、小さすぎたり、傷があるものは自家消費用です。

しかし、料理する立場からすれば、小さかったり、傷ものやボコボコの形のイモは料理しづらいので、きれいな形のイモを使いたいなと思うこともあります。忙しいときは、きれいなイモの皮をむく方が早く済むからです。

きれいな形の野菜しか店頭に並んでいないのは、消費者目線から考えると、当然のことでしょう。収穫した全てのジャガイモが店頭に出せるに越したことはないですが、それは自然相手のことなので不可能です。どんな出来の作物も、愛情をもって育てたものを、粗末に扱われたくないし、農家自身も廃棄などしたくありません。

店頭に並ぶものと多少の違いはあっても、そんなジャガイモも認めてもらえる価値感が広まれば、食品ロスももっと減るでしょうし、心の余裕をもって生きているほうが、幸せかもしれませんね。

袋詰めをして、販売する

今回収穫したジャガイモはデジマ、ニシユタカという品種です。秋作では定番の品種で、両品種とも多収なのが魅力です。

丁寧に土をはらい、袋詰めをしていきます。サツマイモよりも傷が入りにくいので、出荷の作業もスムーズにいきます。

サツマイモは市場に長く置いておいても腐りませんが(環境にもよりますが)、ジャガイモは蛍光灯に当たると、緑色に変色してしまいます。ですので、1週間に売れるだけの量を、少しずつ出荷していく必要があります。毎週どれくらい売れているのかチェックして、販売計画を立てることが大切です。

ジャガイモの保存方法と、豆知識

保存方法として、わが家では、ベランダで光に当てないよう、遮光ネットや新聞紙を使用し保存しています。光に当たると(蛍光灯の光でも)人体に有害のソラニンが形成されてしまいます。
ジャガイモが緑色になるのは、実はジャガイモは根っこの部分ではなく、茎の一部だからです。だから緑色になるのです。前回登場したサツマイモは、根の部分なので、光に当たっても緑色になることはありません。

株に土寄せをしたり、芽かきをしたり、株の生育状態を見ながら時には追肥をしたりと、多少の作業はありますが、露地栽培なので水やりの必要もなく、何より化学肥料等を使用していないので、今まで一度も害虫に悩まされたことはありません。
肥料過多で野菜がメタボ状態になっていないのか、今までは健全に育っています。家庭菜園を始めるには、もってこいの品種です。

収穫時には大人も子どもも楽しめます。プランターや肥料袋を活用して、マンションでもジャガイモは栽培できます。皆さんもジャガイモ作りに挑戦してみてはいかがですか?

次に植えるとしたら、広島ですと3月上旬ぐらいからですので、準備してみてくださいね。

この記事のライター

レモン

広島市在住の30代主婦。幼稚園から小学生までの3人の男の子のママ。夫の無農薬栽培の畑も手伝っています。 大学では環境問題を学びました。自然が大好きで、子どもの山歩きサークル歴5年。キャンプや釣りも始めたので、毎週のように子どもたちと山・川・海をハシゴする超アクティブ派!! 子育て中のママ目線の記事を書いていきたいです。

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