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なぜラジオ体操は体に良いの?効果を高めるコツも紹介

なぜラジオ体操は体に良いの?効果を高めるコツも紹介

2023.01.05

ラジオ体操は日本において昔から親しまれているエクササイズです。今も実施されているのは、健康にとってよい効果が期待できるからだと思います。

今回は体の専門家としての私の知見を活かして、ラジオ体操が体によい理由を紹介します。さらに効果を高めるコツも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

ラジオ体操が体によい理由

ラジオ体操が体によい理由は、体をまんべんなく動かしたり、自律神経を整えられたりするからです。また肥満傾向の人にとっては、エネルギーを消費できる点も、よいといえると考えています。体によい理由を説明するので、まずはメリットをチェックしてみてくださいね。

骨や関節、筋肉をまんべんなく動かすから

ラジオ体操は体にあるさまざまな関節や筋肉をまんべんなく動かす運動です。大きく関節を動かすため、運動をする機会が少ない人が、適度な負荷を体にかけられる点も特徴です。普段使うことの少ない筋肉も使って体を動かせるため、バランスのとれた健康的な体づくりにもつながります。

自律神経が整うから

日頃からパソコンに向かう機会が多い人は、心身の緊張で疲れている人も多いのではないでしょうか。心身の緊張が続くと、自律神経が乱れることも多いため注意しましょう。

ラジオ体操で大きく呼吸をしたり、適度に汗を書いたりすると自律神経のバランスが整う効果が期待できます。仕事による心身の緊張もほぐれ、体の調子も整うと思います。

エネルギーを消費できるから

ラジオ体操をすると、日常動作よりもエネルギーを消費できる点も魅力です。運動不足で肥満傾向の人にとっては、ラジオ体操を行うことでエネルギーを消費できて健康によいと思います。

運動のエネルギー消費量を測る場合、運動活動量(メッツ)と呼ばれる指標で判断します。ラジオ体操第一は4.0メッツで、他の日常生活動作の数値は次のとおりです。

  • 皿洗い:1.8
  • モップがけ:2.5
  • 掃除機をかける:3.3
  • 調理や食事の準備:3.5
  • 散歩:3.5
  • 階段を登る:4.0

参考:改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』|国立健康・栄養研究所

同じ時間の長さで活動する場合は、メッツが高い方がより多くのエネルギーが消費されます。つまりラジオ体操は、階段を登ることと同程度のエネルギーを消費できるのです。適度な運動でエネルギーを消費したい場合は、ラジオ体操を行ってみてはいかがでしょうか。

ラジオ体操の効果を高めるコツ

ラジオ体操の効果を高めるためには、呼吸や部位を意識するとよいと思います。効果を高めるコツを紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。

「呼吸」を意識する

ラジオ体操をする際は、動きに合わせて息を吸ったり、吐いたりすることを意識するとより効果的です。仕事や家事で忙しい毎日を送っている人は、気づかないうちに呼吸が浅くなっていることも。

ラジオ体操でしっかりと呼吸をして新鮮な酸素を体内に取り入れましょう。また、しっかりと呼吸をすると、呼吸筋と呼ばれる筋肉が使われるため代謝アップによるエネルギー消費も期待できます。

「効かせる部位」を意識

ラジオ体操の際にどこに効かせるのかを意識すると、運動効果アップが期待できます。効かせる部位を意識すると効果が上がることを、「意識性の原則」と呼びます。筋トレの効果を高めたい場合は、意識性の原則を取り入れることが重要といわれているのです。意識性の原則は、ラジオ体操にも活かせると思います。

たとえば、腕を高く上げる際は肩の動きを意識したり、体を反らす際は胸周辺の筋肉のストレッチを意識したりするとよいでしょう。

習慣にする

ラジオ体操に限らず運動の効果を期待する場合は、習慣にして地道に続けることが大切です。ラジオ体操第一は、1回3分ほどの手短にできる運動です。1日のうちで3分だけ時間を確保して、ぜひ継続して実践してみてください。

健康維持のためにラジオ体操を続けてみよう

ラジオ体操は適度に体を動かす方法として、どんな人にもオススメできる運動です。今回は、効果を高める方法についても解説しましたので、ぜひ参考にしてください。3分間という短い時間でできるため、できれば継続して取り組んで健康維持に役立ててはいかがでしょうか。

この記事のライター

ふくもと接骨院 院長 福本 幸平

私は小学生の頃、スポーツでケガをしてしまい接骨院に通っていました。 そこで先生の丁寧で適切な施術により早期治癒することができました。 その後もリハビリをしていただきケガをする前よりパフォーマンスが向上しケガの再発などの不安もなく試合に挑むことができました。そのことがきっかけでこの道を目指すことになりました。今では実務経験のおかげでさまざまな手技・治療方法を取得し、急性期・慢性期どのような症状にも対応できます。患者さんの抱える悩みはそれぞれ異なります。 症状に合わせ治療することで早期回復し、患者さんの本当の健康に導き笑顔になっていただける院にするため日々成長していきます。 お悩みなどあれば、いつでもご相談ください。

公式HP「ふくもと接骨院


経歴
平成26年 IGL医療専門学校 柔道整復師科 卒業
平成26年 ふるいち鍼灸整骨院 就職
平成27年 キネシオテーピング指導員の資格取得
令和5年2月7日 ふくもと接骨院開院予定

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