頭痛の原因は肩こりが理由?


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2019/08/05

肩こりからくる頭痛の解消方法について

頭痛の中でも片頭痛や緊張型頭痛は、主に日頃の乱れた姿勢や運動不足が原因で体内の血流が悪くなり、頭、首、背中、肩、腕などの筋肉が硬直することで起こります。これらの頭痛と診断された時、肩こりの症状がある人は、肩こりを治すことで頭痛が和らぐことがあります。

頭痛持ちの人は肩こりに悩む人も多い

頭痛は、脳卒中のような命の危険がある病気が原因で起こることもありますが、「日常生活で時々頭が痛むけど、すぐに治る」といった頭痛もあります。
脳に重篤な病気がないのに頭痛に悩まされている人は、子どもから高齢者にいたるまでその数はとても多く、大半は医師の診察を受けずに、市販の鎮痛薬を使って痛みをとっています。

このような頭痛は、「片頭痛」「緊張型頭痛」と呼ばれています。この2つの頭痛と診断された人たちは、肩こりの症状も同時に持っている人が多い傾向にあります。

片頭痛や緊張型頭痛の症状や特徴

片頭痛は、温度や気圧といった環境の変化や精神的ストレスから解放された時に、脳の血管が急激に拡張したときに、頭痛を発症するといわれています。

頭は「ズキン、ズキン」というように、心臓の拍動に合わせたような痛み方をします。女性であれば、月経開始前後などに片頭痛が起きる人もいますが、ホルモンバランスが影響していると考えられています。また片頭痛は、その前兆として頭が痛くなる前に、目の前がチカチカすることがあります。

緊張型頭痛は、後頭部を中心に締め付けられるような痛みを感じるのが特徴です。頭痛は30分でおさまるときもあれば、1週間近く続くこともあります。頭痛の原因は、精神的・肉体的ストレスによって体の筋肉が硬直し血流障害を起こすためと推測されています。

片頭痛も緊張型頭痛も発症の原因に「ストレス」が大きく関与しています。

ストレスには、体に物理的にかかるものと精神面にかかる2種類があります。
前者の場合、デスクワークで長時間同じ姿勢でパソコンを使っていると、だんだん姿勢がゆがんで腰や背中、首などに負担がかかってきます。
座りっぱなしだと、血流も悪くなるので、筋肉が硬直し疲れがたまりやすくなります。

精神的ストレスも同様に、仕事のプレッシャーや人間関係における悩みが、体内の血流障害を引き起こします。

このような2つのストレスは、やがて頭蓋骨周辺の筋肉の一部にも血流障害を引き起こして、頭の痛みとなると考えられています。

ストレスによる血流不足は肩こりとなって現れる

このような肉体的・精神的ストレスによって、体が硬直すると、首や肩にかけての筋肉がつっぱったり硬くなったりして、動かしづらくなり痛みを感じるようになります。このような症状を肩こりと呼んでいます。

肩こりの症状は、人によってさまざまです。首を左右に傾けると、ポキポキと音が出る人もいますし、肩や首を触ると、こぶのようなしこりを感じることもあります。

肩こりが症状となって出る病気は、片頭痛や緊張型頭痛だけではありません。「四十肩」「五十肩」と呼ばれる肩関節周囲の炎症や、肩から手の指のどこかに痛みやだるさなどが出る「頚肩腕症候群」(けいけんわんしょうこうぐん)、頚椎や椎間板が変形する「頚椎症」「椎間板ヘルニア」、そして「更年期障害」などもあります。

肩こりが出る病気の対策には共通点が多い

肩こりの症状が出る病気には、片頭痛や緊張型頭痛以外にも色々ありますが、日常生活上にその原因があることが多いので、まずは次のようなことから見直しをしてみましょう。

正しい姿勢を心がける

座った姿勢を長く続けていると、頭を支える肩や筋肉が緊張して血流不足が生じやすくなります。
楽をしようとして、背中が丸く猫背になり、顔を前に突き出すようになると、背骨が歪んで筋肉が不用意に緊張するため、痛みが出やすくなります。
同じ姿勢を長時間取り続けないように、時々立ってストレッチをする、歩くなど体をほぐすことや、立っているときも座っているときも胸を張って腰を伸ばすなど、ご自分にとっての正しい姿勢をとる心がけをしてください。

適度な運動

運動をすれば血流が改善されて筋力もついてきます。長時間のデスクワークで固まった筋肉は、運動をして血流を促進させるとほぐれやすくなります。

また運動で、精神的ストレスを和らげリフレッシュ効果を高めることもできます。

ストレスと向き合う

眠れない、イライラするなど、精神的に不安定と感じることがあれば、その原因を解消するように努めます。

運動をする、カラオケに行くなど、気分転換をする時間をとったり、周りの人に話を聞いてもらうなど、自分に合った方法でストレス解消に努めてください。

1人で抱え込まない

肩こりや頭痛対策をいろいろやってみたけど、効果が出ないこともあります。1人であれこれ考えすぎると、肩こりや頭痛が治らないことがさらにストレスになるなど、悪循環を引き起こしてしまいます。

そんな時は、無理をせずに医師の診察を受けるようにしましょう。時には思わぬ病気だったことがわかるかもしれません。迷わず、専門家に任せることで、肩こりや頭痛のストレスも軽くなります。

 コラムニスト紹介

いのうえ内科脳神経クリニック 院長  井上 健 


気軽に来院できる地域のクリニックとして、昭和45年に広島市中区舟入川口町に前理事長井上俊一郎により開業しました。平成24年8月より県立広島病院脳神経内科部長であった私がいのうえ内科脳神経クリニックとして立ち上げることとなりました。
専門は脳神経で頭痛・めまい・しびれをはじめとした症状から脳卒中・パーキンソン病・運動機能異常症等を得意としております。そして電気生理学的アプローチから脳脊髄末梢神経に関連した整形外科疾患・脳神経外科疾患の専門的診断も得意とします。
また、未病の概念を大切にしており脳卒中をはじめとした病気の発症を予防すべく高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病や、風邪・腹痛といった日常的な疾患など一般的治療も熱心に行っており、治療には西洋医学を根本としますが東洋医学を積極的に取り入れ患者さんの幸せを目標とした治療に努めたく思います。

【経歴・資格・所属学会】
※経  歴

平成2年徳島大学医学部医学科卒業
平成7年米国アイオワ大学にて神経内科臨床研究員
平成10年広島大学病院脳神経内科(助手)
平成17年川崎医科大学付属病院神経内科(講師)
平成19年県立広島病院脳神経内科部長
平成24年7月から医療法人井上内科胃腸科医院の理事長就任
同年8月から医療法人いのうえ内科脳神経クリニックの理事長就任

※資  格

日本神経学会専門医
日本内科学会認定医
日本臨床神経生理学会認定医
日本頭痛学会専門医

※所属学会

日本内科学会
日本神経学会
日本臨床神経生理学会
米国臨床神経生理学会
日本頭痛学会
日本東洋医学会
日本てんかん学会

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