花粉症かもしれません。


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2020/02/19

花粉症はアレルギー性疾患の一つで 「季節性アレルギー性鼻炎」「季節性アレルギー性結膜炎」などの総称です。

春になるとくしゃみ、鼻汁、鼻閉、目のかゆみなどの症状が続くようになる。その症状は花粉症かもしれません。

花粉症について

花粉症の原因となる花粉はスギ・ヒノキ・ブタクサ・ヨモギ・カモガヤなど、1年を通してさまざまありますが、一般的に花粉症はスギ花粉とヒノキ花粉を指すことが多いです。地域性もありますが、広島では2〜4月に症状の出る方はスギ花粉症、3〜5月に症状の出る方はヒノキ花粉症の可能性が高いでしょう。

検査は鼻汁を検査に出す鼻汁中好酸球や採血がありますが、毎年春に鼻炎症状(くしゃみ・鼻閉・鼻汁)や目のかゆみが出る方は、スギ花粉症もしくはヒノキ花粉症で間違いないので必ずしも検査する必要はありません。

花粉症の治療について

治療は基本的に飲み薬(+点鼻薬)(+目薬)になります。飲み薬は眠気が出にくく、1日1回ですむビラノアやデザレックスが主流になってきています。デザレックスやビラノアで効果が不十分であればザイザルやルパフィンなどを使用しますが、副作用で眠気が出る可能性は高くなります。また、飲み薬に抵抗のある方(他にたくさん薬を飲んでいらっしゃる方など)には貼り薬のアレサガテープもあります。他にも色々な種類がありますので、自分に合った薬を見つける事が大切です。

薬だけでコントロールが不十分な方は注射を併用することができます。注射は大きく分けて3種類です。

注射の種類

  1. ステロイド注射
  2. ノイロトロピン皮下注射
  3. ゾレアなど

(1)ステロイド注射は副作用が大きいためおすすめしません。

当院では(2)ノイロトロピン皮下注射を行っています。週1〜2回の注射で飲み薬の補助治療として使用しています。安全性の高い薬剤で副作用はほとんどありません。最近はアレルギー反応を抑制する(3)ゾレアも話題になっていますが、治療費が高額です。当院では採用していません。

薬や注射でもコントロールできない方は手術も考えましょう。

花粉症での手術

手術には大きく2種類あります。①鼻の粘膜をレーザーで焼灼する治療です。局所麻酔で行い、日帰りでできます。所要時間は30分程度です。基本的に花粉症状の出ている間はできませんので花粉症状が出るまでに行いましょう。アレルギー性鼻炎全般に適応があり3割負担の方で約9千円です。効果は1〜2年持続すると言われていますが個人差があります。当院では完全予約制で行っています。➁内視鏡下鼻副鼻腔手術は全身麻酔で行うため総合病院で行うことがほとんどです。局所麻酔で行う施設もありますが、個人的には全身麻酔をお勧めします。

また、スギ花粉症は完治する可能性のある治療があります。舌下免疫療法と言い、以前は注射でしたが最近は舌下錠が主流になっています。アレルギー反応を抑えるのではなく、完治する可能性がありますが、3年間毎日飲む必要があります。治療開始時期が6月~11月に限られています。

最後に

一概に花粉症といっても症状や程度に個人差があり自分に合った治療を見つけることが大切です。困っていらっしゃる方は近くの耳鼻咽喉科クリニックを受診してみましょう。

 コラムニスト紹介

うした耳鼻咽喉科クリニック 院長  片桐 佳明 


地域の皆様に信頼していただけるクリニックを目指し平成30年10月に開院しました。
当院では患者さんの苦痛・不安をよく聞いて、病状や治療方法を丁寧に説明し、治療を進めていくことを大切にしています。
また、必要であれば近隣もしくはご希望の総合病院などにご紹介させていただきます。
めまい、いびき、睡眠時無呼吸、耳、鼻、のどに関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

【経歴・資格・所属学会】
※経歴
平成18年3月
東京医科大学医学部医学科卒業
平成18年4月
県立広島病院
平成25年7月
広島大学医学部附属病院
平成27年6月
JA尾道総合病院
平成30年4月
堀病院
平成30年10月
うした耳鼻咽喉科クリニック開院

※資格
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会 専門医
身体障害者福祉法指定医師
日本めまい平衡医学会 めまい相談医

※所属学会
日本耳鼻咽喉科学会
日本めまい平衡医学会

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